水力学は水の流れや性質について数学的・科学的に勉強する学問です。水の流れは大きく管水路と開水路の2つに大別されます。管水路は上水道の配水管、開水路は河川や下水道の配水管が主として挙げられます。
河川工学は河川で生じた水に関する現象を理解する学問です。水力学的な側面だけでなく、地域や時代などの社会学的側面も考える必要があり、多方面における学問の知識を要します。
海岸工学は潮汐・高潮・津波・波浪などによって発生する波を理解する学問です。波は波長や波高によって様々に分類されるのですが、これら波によって発生する海岸侵食も範囲となっています。
目次
1編 水力学
1章 水の性質
2章 静水の力学
3章 流れの基礎理論
4章 オリフィス、水門、堰
5章 管水路の流れ
6章 開水路の流れ
7章 流体力学の基礎方程式
2編 河川工学
1章 河川と人類
2章 河川の地形学
3章 河川の水文学
4章 河川の水力学
5章 土砂と河床変動
6章 川と治水
7章 川と利水
8章 川と環境
3編 海岸工学
1章 海岸と人類
2章 規則波の基本的性質
3章 規則波の水位変動
4章 長周期波
5章 不規則波の統計的性質
6章 波力と構造物
7章 漂砂
8章 海岸保全