海外からのゲストスピーカーとのコミュニケーションの機会(McEntee Paul先生)


       グリーン・ウィリアム氏(写真家)

          サッチャー・イレーヌ氏(講師) 

国際観光学部にて、English for the Tourism Industry(観光英語)という2年生の英語の必修クラスを2年前から担当しています。観光業界では英語でのコミュニケーション能力は重要なスキルだと言われています。そのためこのクラスでも、学生が観光の現場で活躍できるように、海外の人々とコミュニケーションをする時間を積極的に設けています。これにより、学生は生きた英語を学び、海外の人々がいかに異なった考え方をもっているかを理解するという貴重な体験ができます。

コロナ禍においても、英国からの二人のゲストスピーカーと学生とのライブ感あるコミュニケーションの機会を作りました。一人は世界中で英語を教えた経験があり現在はスウェーデンで教師をしているElaine Thatcher氏、もう一人は 世界中を旅している写真家のWilliam Green氏です。この二人のゲストはどちらも非常に国際的な視野を持っているため、学生は彼らから多くのことを学ぶことができます。2022年の春学期には、それぞれのゲストスピーカーに、彼らの旅やその経験について紹介するビデオを学生のために作成してもらいました。学生はそのビデオを見て勉強し、自分の知識を深めるためにそれぞれのゲストスピーカーに対して質問を考えました。ゲストスピーカーはそれらの質問の全てに答えるために再びビデオを録画し、それを学生が視聴してさらに学びを深めました。

このようなさまざまなテクノロジーを通じたコミュニュケーションを主体とした活動は、学生を日本以外のことについて考えさせる動機付けになり、国際的な感覚を養うことに貢献しました。


● English for the Tourism Industryを履修した 2年生の美里さんの感想

海外の観光政策についてのElaine先生の講義では、Elaine先生が現地で感じた国民性や文化的な生活様式についても学ぶことができました。これによって日本の観光業で活かせる施策に新たに気づくことができ、海外の異文化理解のきっかけになったと感じています。このように、東洋大学の観光学部の授業では観光についての多くの知見を持ったゲストスピーカーによる講話を聞くことができるので、とても有意義な学びの場だと思います。