[第15回UE4ぷちコン]振り返り:企画(2/3)

第15回UE4ぷちコン参加の振り返り記事です。

概要

    • 街のトラブル案を出したらシティビルドっぽくて建築も入れたくなった

    • 使う街アセットを決めたらロボの姿も決まってきた

前回まで

前回

「組み合わせで性能が変わる合体ロボで

街を様々なトラブルから守るゲーム」

という所まで決まりました。

そして以下の問題が顕在化しました。

    • どういうトラブルが起きるのか

    • ロボはどういう性能なのか

    • ロボの顔、腕、足はどう作るのか

    • 街をどう作るのか

これらに対処していく過程をご紹介いたします。

建設を入れるまで

敵が来ればビームで撃退、火事があればウルトラな水流、

という具合に、起きるトラブルが決まれば

ロボの機能も定まっていくだろうと期待できました。

そこで、

「街で起こりそうなトラブル」

を思いつく限り書いていこうと思いました。

この辺のやり方は

佐々木さんが以前ご紹介されていた『広告コピーってこう書くんだ!』の影響を受けていると思います。

ありがとうございます。

とにかく数を出すというのは最近も話題になっておりました。

とにかく数を出すという事で、ロボによる対処は

思いつけば添えるぐらいの気持ちでやりました。

まず発想の出発点として地震、台風、火事、火山があり、

竜巻、侵略者、落岩、荒地、大気汚染、渋滞、交通事故、救急、洪水、老朽化、撤去、引越、迷子、犯罪…

…この辺で、

「シティビルドものでよく見る奴らやないか」

と気づいてきました。

そうすると

土地を整える、道路を引く、建設する、といった作業も候補に入ってきます。

トラブルというよりタスクですね。

トラブルが起きるまでやる事が無いというのは

(現実では素晴らしい事ですが)退屈だし、

自分で建築した建物には多少の愛着がわくでしょうから、

トラブルへの対応もより身が入る事になりそうです。

これだ!

…でも「都市建設をやりたい」というよりは

「ロボットを操縦して活躍したい」わけです。

そのあたりの折衷というか平衡点として、

「常に建設はできるけども、トラブル対処が主題」

という感じが着地点なのかな…と思いつつ、

そろそろ他の問題に目を向けてみる事にしました。

ここまで読んでくださっている方なら

「要するに行き詰ったんだな」

と看破されている事でしょう。

街をどう用意するか

さすがに自分で街をレイアウトできる気はしなかったので、

アセットのデモマップを流用するか

自動生成するかの二択でした。

でも建築を入れるなら、動的に生成せざるを得ない。

都市自動生成、やってみたかったンだよな…!

目をキラキラさせながら

都市生成アルゴリズムを調べてみたり、

シティビルドものゲームの動画を眺めるなどしました。

なるほど、

わからん…

資料そのものは読み切れないほどあるし、

読めばわからなくもないのだろうけど、

逆に色々ありすぎてどうしたらいいのかわからん…

っていうか生成もそうだけど

そもそもモデルデータどうしよう…

というところで、手持ちのアセットを眺めてみると

Epic Games様の毎月の無料配布等で

それなりの数の街アセットを既に持っていました。

それらのデモマップも眺めつつ、

「ロボはLow Polyにならざるを得ないだろうし、街もLow Poly系だよな」

と思っている所で、

Synty Studio様のSimple Townが目にとまりました。

見るだけでアガりますね。

そしてデモマップを眺めまわしていると

案外シンプルな構造である事もわかりました。

ググって出てきた都市生成アルゴリズムは中々腰を据える必要がありそうでしたが、

これぐらいなら、なんかやれそうな気がします。

まず道路を引いて、囲まれた領域を区画にして、区画の中に家を詰め込めば…

いや区画をまず先に置いて、周りに道路でもいいかな…

とにかく、グリッドベースで碁盤目状の街なら

それなりの手間で作れそうな気がしてきました。

今回はこのアセットで行こう、と決めました。

街が決まったのでロボも決まる

街のリファレンスが決まったので、

ロボがどう活躍するかの妄想もより具体的になってきました。

足がいっぱいついてる奴が、

このビルの上をガチャガチャ歩いていく感じで…

ビルに乗っても違和感ない程度のサイズにしなくてはいけません。

足の数で形態が決まる

ガチャガチャ歩く、という所で

足に割り振るロボを増やすと足が単純に増えていく、

というのは単純すぎるかなという疑念も

このあたりで湧いてきました。

上の画像を見ると、車がいっぱい配置されていますね。

ロボが車形態になってもいいんじゃないか、と気が付きました。

「足が多い方が速くなる、移動面で有利」

というのは納得してもらえそうなので、

形態自体が変わるのは良さそうです。

足一本はホッピングで、二本と三本は歩行で、四本は車。

じゃあ五本以降はどうしよう。

そもそも、まだ何体合体にするかも決まっていない。

じゃあ足は全部車輪という事にして、

一輪車からどんどん増やすのもありか…

という所で、三輪車の存在に気が付きました。

また、やっぱり歩行は浪漫なので入れたい。

そうすると…

ホッピング → 歩行 → 車 → ?

こう考えると、もう飛ぶしかない。

というわけで、足4つの時はヘリやドローン的に飛ばす案が出ました。

となると5つはロケットになるとか6つはなんか空間を歪めてワープとか

どんどん飛躍していくのですが、

足の数と腕の数は連動する事も考慮しなくてはいけません。

入力機器の制約で腕の数が決まる

腕を任意数つけられるとしても

一度に全部の機能を行使したいわけではないはずです。

そもそもどうやってロボを操縦するのか。

例えばゲームパッドで操作するとしてどうする。

ツインスティックシューター式だとすると、

トリガーやバンパーボタンで4つは使い分けができそうです。

キーボード操作にも対応するなら…

WASDで移動、マウスの左・中・右クリックでしょうか。

中クリックはできないのもあるから、左右同時押しかな。

となると、腕の数は高々3つという事になります。

これは多いのか少ないのか、まだわかりません。

でも目安にはなりそうです。

顔1 + 腕4 + 足0 = 腕が多すぎるのでナシ?

顔1 + 腕3 + 足1 = ホッピング

顔1 + 腕2 + 足2 = 歩行

顔1 + 腕1 + 足3 = トライク

顔1 + 腕0 + 足4 = ヘリ

まだまだ未確定な部分が多いですが、

そこそこバリエーションがありつつ期間内に作れそうな着地点として

この辺りが塩梅は良さそうな感じはしてきました。

ここまでのまとめ

長くなってきましたので、いったん区切ります。

今回は以下の事が決まりました。

    • ロボは街を作りつつ守る

    • 腕はたぶん3本まで

    • 足はたぶん4本までで、数で移動方法が『かわる』

    • Simple Townアセットを使う

決まってない事もまだまだあります。

    • 火事やら地震やらネタは出たが、結局何が起きるのか

    • ロボはどういう機能でそれに対応するのか

次回の記事では、

なんとか上記をまとめてみたいと思います。

また、以下の項目は企画段階から

技術検討の段階に入りました。

    • ロボの各形態のモデルはどう用意するのか

    • ロボの各形態の移動実装はどうするのか

    • 街の動的生成アルゴリズムはどうするか

これらはまた、

ロボと街でそれぞれ個別の記事として作成したいと思います。

以上