[第13回UE4ぷちコン]振り返り:ネタ出し
概要
・「さく」を含む単語を辞書で引いて気になる単語を列挙
・「作劇」「検索」が残り、それらを深堀り
・つまみ食い事件ジェネレータ誕生
ネタ出し
単語を調べる
三省堂 Web Dictionaryで「さく」を含む単語を調べ、
そこから気になるものを抜き出した。
大作戦、策、桜、柵、削減、作図、錯綜、昨年、咲く、作為的、作物、錯誤、錯視、酢、窄、結索、ケッサク、作劇、策士、索条(ワイヤロープ)、索敵、架空索道(ロープウェー)、炸裂、炸薬、作文、削岩機、工作、検索、交錯
連想を書き出す
例えば「大作戦」なら
「スパイ、昭和感、潜入、大人数、癖の強い有能な仲間、おバカな敵、おバカな目標」
といった連想する内容を書き出していった。
そして、「作劇」の所で鬼頭雅英さんの創発的ナラティブに関する一連のツイートを思い出す。
この時、ちょうどゲームシナリオのためのミステリ事典を読んでいた頃だったので、
自動生成された環境と人物で「殺人事件ジェネレータ」が作れるかも、
という事をメモしていた(ツイートはしていなかったようだ)。
さらに連想を書き進めていき「検索」にあたった。
検索するゲームと言えば、Her StoryやTelling Liesだ。
しかし「検索」をするためには、「大量の検索対象」が必要になる。
上記の二作は素晴らしいそれがあったが、個人かつ短期間ではとても同じことはできない。
個人で量を稼ぎたかったら、自動生成するしかない。
自動生成と言えば先ほど…
というところで「作劇」と「検索」が交錯した。
キーワードから深堀する
じゃあ殺人事件ジェネレータにするか!
といっても、殺人事件が「作劇」できたとして
何を「検索」すれば真相にたどり着けるのか、という問題が起きる。
残された凶器の製造元を調べるとか
被害者の身元を調べるとかはあるが、
どれも検索というのは変だし、用意すべき背景が多すぎる。
システム的には
「自動生成された犯人の行動タイムラインをプレイヤーが暴けば勝ち」
みたいな感じになるだろう。
タイムライン?
そうか、行動の度にツイートさせればいいのか。
で、それを検索すると。SNS社会っぽいな。
でも殺人犯がツイートしまくるのはおバカすぎるだろう。
じゃあやる事もおバカにすればいい。
つまみ食いとか。
そういうことになった。
反省
単語を列挙して連想を書いて……というやり方自体は
ゲームデザイン脳にも近い事が書かれていたので
これ自体はそこまで間違った手法ではないと思うのだが、
前回の反省で違うやり方をやってみたいと言いつつ
またテキストオンリーでやってしまった。っていうか忘れてた。
テキストオンリーを否定するものではなくて、
「手の動かし方を変える事で新たな発想が得られるかもしれない」というだけなので
慣れたやり方で行き詰ったら試す、でもいいかな。
とか言ってると延々と新しい事を試さなくなりそうなので
次回は形だけでもツールを使ってみたい。
余談
免責
「アルゴリズムに従って動いてつまみ食いする」だけのなのに
「作劇」とか言ってしまうとシナリオライターの方にぶん殴られそう。
本当にすみませんでした。
でも殴りに来た人の話を聞けば作劇の何たるかがわかりそう。
(まずデマを吹聴し、訂正に来た専門家からタダで知識を引き出す悪質な手法)
最初に思い付いたけど没にしたやつ
ネタ出しメモに「ケッサク結索大作戦」という文字列があり、
どうやらロープをイイ感じに結んで何かおバカな目標を達成し、最後に大爆発するらしい。
昭和臭がすごい。
誰か作ってください。
以上