69. コノシメトンボ
Sympetrum baccha matutinum Ris, 1911
Sympetrum baccha matutinum Ris, 1911
【形態】
【形態】
♂は成熟すると顔面・胸部・腹部全体が赤くなる.♀は全体が黄色から褐色で,腹部背面が褐色になる個体が多い.♂♀ともに翅端に褐色斑がある.胸部の2本の黒条はつながりコ字型二なる.
【生息環境】
【生息環境】
平地から山地の開放的な池沼,水田など.県内ではとくに中・南予地方は主に山地から記録されている.
【生態】
【生態】
成熟♂は水辺周辺の石や植物の上に静止して縄張りをもつ.産卵は連結した状態で行われ,打水産卵もしくは打泥産卵をする.♀単独でも産卵を行う.
【分布】
【分布】
北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,台湾,中国,ロシア.
【県内分布記録】
【県内分布記録】
西条市,今治市,松山市,東温市,上浮穴郡久万高原町,伊予郡砥部町,伊予市,喜多郡内子町,大洲市,西予市,宇和島市,南宇和郡愛南町.
【備考】
【備考】
和名は,小さなノシメトンボの意味.
【引用文献】
【引用文献】
愛媛県の分布図
愛媛県の分布図
発生消長図
発生消長図
成虫
成虫
幼虫
幼虫