13. キイトトンボ

Ceriagrion melanurum Selys, 1876

【形態】

  • 太身のイトトンボ.♂♀ともに胸部は黄緑色,腹部は鮮やかな黄色をしている.♀の腹部は緑色になることもある.

【生息環境】

  • 平地から山地の挺水植物の繁茂した池沼や湿地.

【生態】

  • 成熟♂は水辺の草間を飛んで♀を探す.産卵は,連結した状態で行われるが,♀単独での産卵も見られる.

【分布】

  • 本州・四国・九州;朝鮮半島,中国.

【県内分布記録】

  • (東予)四国中央市,新居浜市,西条市,越智郡上島町,今治市,(中予)松山市,東温市,上浮穴郡久万高原町,伊予郡砥部町,伊予市,(南予)喜多郡内子町,大洲市,西宇和郡伊方町,西予市,宇和島市,北宇和郡鬼北町,北宇和郡松野町,南宇和郡愛南町.

【備考】

  • 和名は,黄色い体色に因む.県内での分布は広いが,産地はやや局所的.

【引用文献】

愛媛県の分布図



発生消長図



成虫





幼虫