12. モノサシトンボ

Copera annulata (Selys, 1863)

【形態】

  • 大型のイトトンボの仲間.胸部には黒条をもつ.♂は成熟すると青白色になり,♀は緑味を帯びる.

【生息環境】

  • 平地から丘陵地の挺水植物が繁茂する池沼や河川の淀みなど.やや薄い環境を好む.

【生態】

  • 産卵は連結した状態で水面下の植物の茎などに行う.

【分布】

  • 北海道・本州・四国・九州:朝鮮半島,中国.

【県内分布記録】

  • (東予)四国中央市,新居浜市,今治市,(中予)松山市,東温市,上浮穴郡久万高原町,伊予郡砥部町,伊予市,(南予)西予市,宇和島市,北宇和郡鬼北町,北宇和郡松野町.

【備考】

  • 腹部の斑紋から”ものさし”見えることからモノサシトンボと名付けられたとされる.

【引用文献】

愛媛県内の分布図



発生消長図



成虫





幼虫