体色は♂♀ともに複眼と胸部は黄緑色で腹部第3節に銀白色部がある。♂の腹部第2節から3節には水色の斑紋がある.腹部は黒褐色の地に側面には各節に淡色の斑紋がある.脚は腿節が赤褐色.
平地から丘陵地の開放的な池沼や河川の淀みなど.
成熟♂は日中,池沼の上を飛んで縄張り飛翔する.黄昏飛翔性が強く,朝夕の黄昏時には摂食飛翔を行う.産卵は雌雄が連結した状態で行われ,浮葉植物などに産卵する.また♀単独で産卵も行う.
北海道・本州・四国・九州,琉球列島;朝鮮半島,台湾,中国.
四国中央市,新居浜市,西条市,越智郡上島町,今治市,松山市,東温市,上浮穴郡久万高原町,伊予郡砥部町,伊予郡松前町,伊予市,喜多郡内子町,大洲市,八幡浜市,西宇和郡伊方町,西予市,宇和島市,北宇和郡鬼北町,北宇和郡松野町,南宇和郡愛南町.
ため池などでよく見られる普通種.まれに同属のクロスジギンヤンマとの間に雑種が生まれ(スジボソギンヤンマ),県内で2005年に武智により得られた個体はギンヤンマのように解放的なため池を飛んでいた.
ギンヤンマ幼虫
松山市 2013年7月7日 武智礼央撮影