60. コヤマトンボ

Macromia amphigena amphigena Selys, 1871

【形態】

  • 体色は黒地に黄色の条斑がある.♂♀ともに胸部には金属緑色の帯をもつ.オオヤマトンボに似るが顔面の黄色条は1本.

【生息環境】

  • 平地から山地の周囲に樹林のある河川.ため池で見つかることもある.

【生態】

  • 成熟♂は河川の岸に沿って縄張りを飛翔する.産卵は♀単独で行われ間歇的に打水産卵を行う.

【分布】

  • 本州・四国・九州.

【県内分布記録】

  • 四国中央市,新居浜市,西条市,今治市,松山市,東温市,上浮穴郡久万高原町,伊予郡松前町,伊予市,喜多郡内子町,大洲市,西予市,宇和島市,北宇和郡鬼北町,北宇和郡松野町,南宇和郡愛南町.

【備考】

  • 本属の幼虫は脚が長く,クモのような形をしている.幼虫は河川の中流域でよく見られる.

【引用文献】


愛媛県の分布図



発生消長図



成虫





幼虫