11. グンバイトンボ

Platycnemis foliacea sasakii Asahina, 1949

【形態】

  • モノサシトンボに似るが,♂の脚(脛節)は白く扁平になりよく目立つ.

【生態】

  • 産卵は連結した状態で水面下の植物に行われるが,♀単独で産卵することもある.♂は交尾の際,中・後脚のグンバイ状に扁平になった部分を♀に誇示する.

【分布】

  • 本州・四国・九州.

【県内分布記録】

  • (南予)北宇和郡松野町.

【備考】

  • 和名の由来は,♂の扁平になった脚を軍配に見立てたことに因む.県内では2008年に初記録されたが,現在のところ生息地は1地点しか知られていない.

【引用文献】

愛媛県の分布図



発生消長図



成虫

グンバイトンボ♂

愛媛県内 2012年5月26日 平田智法撮影


グンバイトンボ♀

愛媛県内 2012年5月26日 平田智法撮影


幼虫