トンボの飼育方法

トンボは幼虫・成虫ともに肉食で、他の昆虫等の動物を食べます。ここでは餌や容器など、飼育に関する事柄を記載します。

採卵の方法

(連結)産卵を行っている個体を捕獲します。ヤンマ、イトトンボなど植物に産む個体は、タッパーの中に脱脂綿などを入れ産卵させます。それ以外のトンボ科(アカトンボの仲間、シオカラトンボ等)は、♀の腹部を水につけると産卵を始めます。

幼虫の飼育

ふ化したばかりの幼虫は小さいので、餌も小さいものを与えます。ブラインシュリンプ*が最適です。その後、ある程度大きくなった個体は、プランクトンネットでミジンコなどを採取して与えたり、終齢に近づくとミズムシなども良い餌です。また、幼虫は動くものしか食べませんが、冷凍アカムシをピンセット等でつまんで目前で動かすと捕食します。

オオキトンボ1齢幼虫と卵


オオキトンボ終齢幼虫


成虫の飼育

100均等で販売している、円柱状の洗濯ネットを加工して使用します。もしくは、折りたたみ式虫かご(下写真)を利用しても良いです。これらはプラスティック製等の虫かごと違って、翅が擦れても破けにくいのが利点です。

折りたたみ式虫かご(折りたたんだ状態)


折りたたみ式虫かご(開いた状態)