体色は黒地に黄色の斑紋がある.♂♀ともに胸部には金属緑色の帯をもつ.顔面の黄色条は2本.♂は腹部第10節背面が隆起する.ため池では縄張り飛翔をする.♂は腹部第7節背面の白い帯が目立つ.
平地から丘陵地の水面の開けた大きな池沼に生息する.
成熟♂は池沼の岸に沿って低く飛翔しながら縄張りをもち,複数個体が行ったり来たりする様子をよく見かける.産卵は♀単独で行われ間歇的に打水産卵を行う.
北海道・本州・四国・九州,琉球列島;朝鮮半島,台湾,中国,ロシア,フィリピン.
四国中央市,新居浜市,西条市,今治市,松山市,東温市,上浮穴郡久万高原町,伊予郡砥部町,伊予郡松前町,伊予市,喜多郡内子町,大洲市,西予市,宇和島市,北宇和郡鬼北町,北宇和郡松野町,南宇和郡愛南町.
県内のため池で見られる普通種.
オオヤマトンボ幼虫
北宇和郡鬼北町 2013年5月30日 武智礼央撮影