(一部未完成、未確認情報)
子どもが学校や塾、習い事に行っている時に大地震が起きた場合の、学校や塾などの対応を把握し、確認をしておく必要がある。
◇ 中富小学校
震度5弱以上の地震が発生した場合、以下の対応を行う
・ 「学校ほっとメール」により安否確認依頼と在校中児童の引き取り要請
・ 保護者または代理人が引き取りに来るまでは小学校で保護する。
・ 児童が在校中の場合は、一般避難者とは活動利用区域を分ける。
疑問点など
・ 都心で勤務していて、数日間保護者が帰宅できない児童が何人くらいいるかを、小学校が想定しているか? それらの児童を数日保護する準備ができているか?(寝具、食事など)
・各児童手持ちの食料・水を消費した後、食料・水などが供給できるよう管理者との合意ができているか?
・アレルギー食への対応ができているか?
・ 代理引き取り人が児童を引き取った場合、保護者が数日帰宅できない場合には、代理人引き取り人宅で保護することになるが、合意できているか?
◇ 中央中学校
震度5弱以上の地震が発生した場合、以下の対応を行う
・ 安全が確認出来たら集団下校する。職員が引率。(要確認)
・ 保護者が数日帰宅できない場合は、子どもだけで在宅することになるので、在宅避難の体制を整えておくか、友人宅や避難所などへの移動を準備しておく。
(ケガをした場合の対応、給食・給水・インフラ復旧などの情報の入手、保護者との連絡手段、など)
◇ 高校
・ 多くの場合、家が近くて安全に下校できる生徒は下校し、そうでない学生は、交通機関が回復したり、安全に帰宅できるようになるまで高校で保護してくれる。
・ 登校途中での被災は、利用している交通機関の指示に従うことが良いとされている。
◇ 児童クラブ・ほうかご広場
・ 保護者または代理人が引き取りに来るまでは、児童クラブ・ほうかご広場で保護してくれる。
・ 上記、小学校と同様の疑問あり
◇ 幼稚園・保育園
・各幼稚園、保育園の対応を把握しておくこと。
◇ 塾や習い事
・ 多くの機関(塾や習い事運営機関など)では、防災マニュアルを作成し、保護者にも公開している。しかし、防災マニュアルが無かったり、貧弱であったりする機関もあるので、確認しておくことが必要と思える。
・ いくつかの塾では、「責任を持って避難所まで送り届ける」とあったが、どこの避難所か? 保護者が引き取りに来るまで(複数日でも)生徒を保護してくれる要員を用意しているか?
・ 住宅地の避難所と異なり、主要駅付近の避難所は、帰宅困難者など避難者が多く、混雑しているため、しっかりとした保護体制が重要である。(塾などで保護できる体制があると望ましい)
☆ 防災マニュアルが用意されていたとしても、学校や各機関が、防災意識を高く持って、必要な訓練を行っていなければ、いざというときに不手際が生じる。東日本大震災時の大川小学校の悲劇もそのような不手際によって発生した。
学校や各機関に防災意識を持ってもらうのは、誰かがやってくれるのではなく、保護者が働きかける必要がある。例えば、防災に関する意見交換会や問い合わせを行ない、意識レベルの確認を行って、より具体的な対応や訓練の実施などの申し入れをしたりする。PTA として行ってもよい。保護者が行うことは義務ではないが、事故が起こって悲しむのは保護者である。
参考資料
日経Woman「災害時に学校が守ってくれる」という考えは甘い
https://woman.nikkei.com/atcl/dual/pwr/069/73/