過去の多くの大地震では、人口の少ない地域が被災し、人口が多い地域が救援に駆けつけました。例えば、最近の能登半島地震や熊本地震などがそうです。また、阪神・淡路大震災も「被災地」は限定された地域でした。このような場合は、救援物資は比較的早期に、例えば3日ほどで届いていました。
しかし、都市型大地震では、逆に、人口の多い地域が広範囲に被災し、それを人口が少ない地域が救援することになります。この場合、救援物資が届くまでに大変時間がかかり、もしかしたら1週間でも届かないかもしれません。したがって、食料・水の備蓄は1週間分(以上)であることが強く推奨されています。
さらに、首都圏や南海トラフ大地震で広範囲に被災した時、生産や流通(工場や交通機関・道路)が大きなダメージを受け、回復までに1か月以上かかる可能性もあります。その結果、スーパーの棚からさまざまな物資が消え、下記写真のような状態が長期間続くことも想定されます。
したがって、食料・水だけでなく、生活必需品も含めた備蓄をしておくことを強くお勧めします。
空になったスーパーの棚
2025. 8. 26