近場(例えば、所沢など車で数十分以内の場所)からでも、震災後の帰宅には危険が伴います。
大地震の直後は道路は大渋滞となり車は使えません。したがって、車で数十分の近場にいる場合でも、徒歩で長い時間をかけて帰宅する必要があります。
車で20分程度の場所でも、徒歩では1時間近くかかってしまいます。おまけに帰路には危険がいっぱいです。特に、余震が起きた場合、ビルの窓ガラスや住宅の瓦が落下したり、ブロック塀が倒壊したり、自動販売機が転倒したり、命の危険もあります。普段は車で移動する道を歩くので、危険個所の知識がないことも問題です。
・よく行く場所なら、一度、歩いて帰宅してみて、危険個所などを把握し、安全ルートを選択しておくのが良いでしょう。
・ヘルメットは必須なので、車の中などに準備しておくこと。歩きやすい丈夫な靴や、夜間なら懐中電灯、スマホが使えない場合の紙の地図、などもあると良いと思えます。
帰路を急いだ結果、保護者がケガをしてしまっては、子どもを守ることができなくなります。「子ども防災」を実施して留守番の子どもの安全を確保し、急がず慎重に行動することが大切です。
2025. 8. 25