首都圏大地震が起きた場合のエステシティの最大想定震度は 5強~6弱です。
震度とゆれの状況はこちらで見られますが、エステシティの住宅は、大半が昭和56年の新耐震基準の家であることから、家屋の倒壊はほぼ無い(所沢市防災ガイド p.11)、と考えられます。ただし、家の中は大混乱になります。
エステシティの被災特徴と、それを踏まえた最優先の防災対策を以下に示します。
1.ケガをすると大変
震度6弱の地震では、固定されていない家具が転倒し、棚からの落下物やガラスの破片などが床に散乱します。それらによってケガをした場合、対応できる医療機関がエステシティの近隣にありませんし、救急車を呼んでも多分来てくれません。
【災害対策】ケガの原因を踏まえて、家具の転倒防止とガラスの飛散防止が最優先です。
2.食糧・水の公的備蓄は少ない
エステシティ内の公的食料備蓄は大変少なく、水の備蓄はありません。また、首都圏が広範囲に被災すると、救援物資の到着や商品流通の回復に長時間かかると考えられます。
【災害対策】「水・食料」や「生活必需品」は、1週間分、もしくはそれ以上の備蓄が望まれます。
3.家屋の倒壊はほぼ無い
家具の固定や安全部屋の確保などを行なっておけば、自宅は安全です。したがって、エステ地区は在宅避難が基本です。所沢市も、避難所(中富小学校)への避難者は少ないと想定しており、避難所には少数の災害弱者のための食料・備品しか用意されていません。
在宅避難:「避難」というより、「自宅に留まる」こと。
「避難所に行けばなんとかなるだろう」と考えるのは大変危険です。避難所での炊き出しや支援物資をあてにせず、自己責任で、在宅避難を前提とした災害対策を進めてください。
避難所に関する詳細はこちら
乳幼児や子どもがいる、通院している、都心で勤務している、など、各家庭の状況に応じて、他にも最優先すべき災害対策があります。
自分や家族が一人で在宅していて、家具の下敷きや骨折などをした場合は、ご近所の救助が必要です。
エステシティでは、被災直後、自治会の班で集合し、集合して来ない世帯の安否を手分けして確認することで、「必ず助けに来てくれる」 安否確認システム の構築を行っています。
毎年11月に、そのための練習として、安否確認訓練を行います。被災時の行動を確認するために、自治会に加入の有無にかかわらずご参加ください。
第2優先の災害対策として、家族との連絡方法の確保や、消火器、災害用トイレの準備も重要です。第3優先以降はこちら。
※ 本資料は、主に、所沢市防災ガイド(平成31年版) に基づいて記載がされています。防災一般に関する詳しい説明は、所沢市防災ガイドを参照ください。
※ 本資料の内容に関しては、読者自身の責任で最終判断をするようにしてください。(注意事項)
※ 本ホームページの内容は、災害に強く在宅避難を基本としたエステシティを対象とした説明がなされていますので、家屋の倒壊や広域火災などで避難が必要となる、他地域の方には不適当な説明があります。
ご意見、ご質問は、自主防災会 esutebousai@gmail.com まで
2024. 8. 8