エステシティ内には、ケガの治療をしてもらえる外科、整形外科医院がありません。平時でしたら駆け込むこともできる埼玉西協同病院や防衛医大は、被災時には二次救急病院や拠点病院となるため、直接行っても重症でなければ見てもらえません。
最も近い整形外科クリニックは東所沢にありますが、被災直後は大渋滞で車は使えないので、徒歩でケガ人を運搬する必要があります。ようやくたどり着いても、地元の患者で大混雑であったり、最悪のケースは、休診であることも考えられます。
(病院は平時に調べて、把握しておいてください)
被災時に地区の救護活動を行う施設として、市内各地区の町づくりセンター内に「仮設救護所」が設置されます。しかし、エステシティが所属する富岡地区の救護所は、上地図の赤矢印の場所(新所沢と入曽の中間)にあり、エステ自治会館からの距離は約5.5kmです。けが人の搬送は大変な行動となります。
※ 実際には異なる地区(並木地区)の救護所に行くことが現実的と思えますが、それでも約2.5kmあります。
加えて、
・ 救護所には多数のけが人が運び込まれて、大混雑が予想されます。
・ 救護所の開設には、医者の確保などに時間がかかるので、被災直後に訪れても、まだ開設されていない場合があります。
・ 救護所の開設条件は震度が6弱以上であり、震度5以下では開設されない。
2025.8.24