最優先の防災対策として、家具の転倒防止と食料・水の備蓄がありますが、家庭の状況によっては、他にも最優先事項が考えられます。
病院が再開するまで、また、交通機関が回復して病院に通えるようになるまで、何週間もかかるかもしれません。さらに、生産や流通が不足して、薬が手に入らない期間が何か月も続くかもしれません。
担当医に依頼して、1,2ヶ月分の備蓄をしておくことは必要かと思えます。
乳幼児や妊婦が必要とする食料や用品など(所沢市防災ガイド p.13)の備蓄を十分にしておきます。
子ども達だけで留守番をしている時に大地震が起きたとします。お仕事や買い物などで都心に出かけている保護者は3日間は帰宅できません。近隣に出かけている保護者も、無理して大急ぎで帰宅することは大変危険です。
保護者が離れた場所にいても、子ども達が無事で保護されるシステム「子ども防災」を作っておくことが望まれます。
介護者が必要とする食料や用品など(所沢市防災ガイド p.13)の備蓄を十分にしておくことが望まれます。また、被災時の共助について、近隣の人たちに、平時に相談をしておくことも必要かもしれません。
1週間程度の交通・流通が無く、電気、ガス、上下水の供給が途絶えることも想定が必要です。通院が不可能、訪問サービスなし、という状況も想定が必要かもしれません。
また、介護者が外出中に被災した場合の準備も必要かもしれません。子ども防災と同様な問題が想定されます。
電熱器(電気ストーブ、電気コンロ、魚の水槽のヒーターなど)は、震災時に、転倒・落下したり、可燃物が電熱器の上に落下したりして、火災の原因となる場合があります。したがって、感震ブレーカーの設置が強く望まれます。
感震ブレーカー:地震(例えば、震度5以上)を検知したら電源ブレーカーを遮断する装置
2024. 8. 8