各種防災ガイドや、新聞、テレビ、ネットなどを見るとさまざまな災害対策が紹介されています。ここではその一部を紹介します。各家庭の事情に応じてご用意ください。
・ 調理用卓上コンロとガスボンベ
ガスは供給停止の可能性が高いので、ぜひ備えておくと良いと思います。ボンベの使用量は、1人1週間当たり約6本 と言われていますが、平時に一度試してみてください。なお、石油ストーブや、キャンプ用品を使用する場合は、不安定なので、余震時に熱湯がひっくりかえらないように注意が必要です。
・ キッチン用ラップ
食器にかぶせると食器の汚れを防げます。食器を洗わずに済むので断水時には有効です。また、応急手当として、止血後の傷口の保護にも利用できます。
・照明器具
地震/停電感知ライト:夜間の地震発生時に便利
ランタン:部屋を照らすのに便利
懐中電灯:見たい場所を明るく照らす
・バッテリー類、充電器、発電機
バッテリーとしては、容量の大きいものから、携帯用のモバイルバッテリーまでがあります。自動車のバッテリーも利用できます。ガスボンベを利用した発電機があります。
・ 乾電池
・ 携帯ラジオ
持ち運びができる携帯ラジオは災害情報を得るためには大変有効です。
所沢市では、災害情報等を提供するために「臨時災害FM放送局: 周波数 77.1MHz」を開設予定です。ただ、開設は早くて1週間から10日後、1日2回から3回、1回20分程度放送する予定とのことです。
・ドライシャンプー
・ 新聞紙、ビニールシート(燃料、防寒、敷物、雨よけ)
・ 布製ガムテープ(整理、止血、ガラスの補修)
・使い捨てカイロ
・ 雨水貯水槽、というものもあります。
・ 風呂に水を張っておくと、トイレなどに利用できますが、雑菌やカビの繁殖に注意が必要との指摘があります。
・停電が長引くと、電子マネーによる決済ができない、ATMが使えないといった事態にもなりえます。インフラ復旧までに現金が必要になるケースがあるため、小銭を中心に2万円ほど(各自判断)は手元に置いておくとよいでしょう。公衆電話にも小銭が必要となります。
・ 車の燃料は常に半分以上は補充しとくと良いでしょう。
メディアやネット上の災害対策情報を参考にする場合、エステシティの被災想定(在宅避難など)を踏まえて、優先順位をつけることが重要です。
例えば、非常用持ち出しセット(市販品:防災避難セットなどとも呼ばれる)は、避難所に落ち着くまでの数日間生き延びることを目的としています。そのため、1週間以上の在宅避難のための食料・水などの備蓄としては不十分です。したがって、「非常持ち出しセット」を購入して、ひとまず安心するのは危険です。
また、「被災体験者の意見を参考にして選んだ防災用品」というようなものも多いですが、その「被災体験者」の被災状況はエステシティの被災状況とは異なる場合が多く、準備する品の優先度は必ずしも一致しません。
エステシティの被災想定に基づいて、各自が優先度を判断することが重要です。
参考資料
・ 所沢市防災ガイド平成31年 にも、参考になる災害対策が多数書かれています。
・ 備蓄用品を調べる参考サイトもあります → 東京備蓄ナビ
・懐中電灯とラジオは最も役に立ったと言われています。懐中電灯は、停電や地震が起きたら自動的に点灯するものが良いようです。
他にも備蓄品が書かれた資料は多数あります。自分と家族の被災状況を想定して、優先順位をつけて準備しましょう。
・埼玉県:減災グッズチェックリスト
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/bousaitaisaku/jijo-leaflet.html
・ 人と防災未来センター:減災グッズを備えよう
https://www.dri.ne.jp/useful/checklist/
2025. 9. 7