日本語訳では似たような意味になってしまう動詞の使い分けについてまとめています。
目次
emptyは、中身がない・誰もいない(完全に空っぽ)状態
not crowdedは、人はいるが混雑していない(ゆったりしている)状態
vacantは、 席・部屋・建物などが使用されていない(利用可能)な状態 を表します。
例:
The train was empty even on weekends.
その電車は週末ですら人がいない(ガラガラだ)。
I found the fridge empty after I got home.
帰宅後に、冷蔵庫が空っぽだと気付いた。
The amusement park is usually very busy, but it is not crowded because it’s too hot today.
その遊園地は普段は混んでいるが、今日は暑すぎて空いている。
The train was not crowded, so I was able to sit on a seat.
電車は空いていたので、席に座れた。
vacantは席・部屋・建物に限定的に使います。空き地や空き家の場合には vacant lot / vacant house と表現できます。
例:
There were only two vacant seats on the train.
電車で空いている席は2つだけだった。
The hotel has many vacant rooms in the off-season.
オフシーズンには、そのホテルには空いている部屋がたくさんある。
I tried to rent an apartment, but no vacant ones were available in my area.
アパートを借りようとしたが、私の地域には空いている部屋がなかった。
match の使い方
matchは物が「相性が良い」「ピタリと一致する」という意味で使われます。matchの文では人は対象外です。「(衣服が)他の~と合う」を表現するにはmatchが頻繁に使われます。
例:
That black jacket matches the white pants.
その黒のジャケットは白のパンツと合っている。
The shirt and skirt match perfectly.
シャツとスカートは完璧に合っている。
Black and white match perfectly in design.
デザインにおいて、黒と白は合う。
My room has a lot of brown. So the wooden chair matches my room.
私の部屋には茶色がたくさんある。なので、木の椅子は部屋に合う。
My father gave me the key before he died. The key matched the lock on the basement door.
死ぬ前に父が私に鍵をくれた。その鍵は地下室の扉の鍵と合った。
Her fingerprints matched the marks at the crime scene.
彼女の指紋は事件現場の痕跡と一致した。
I was trying to open the box. I found an old key. Finally, the key matched the hole in the box.
箱を開けようとしていた。古い鍵を見つけた。そしてついに、その鍵は箱の穴と一致した。
go well with の使い方
go well wth も「相性が良い」というmatchの意味とほぼ同じで使うことができます。matchとは異なり、ピタリ一致ではなく調和するという意味が強いです。そのため「(食べ物が)~と合う」を表現するにはgo well withが頻繁に使われます。
例:
That black jacket goes well with the white pants.
黒のジャケットが白のパンツに合っている。
Black goes well with everything.
黒は全てに合う。
Bread goes well with meat.
パンは肉に合う。
fit の使い方
fitは「(サイズが)合う」という意味で使われます。
例:
The jacket fits me.
ジャケットは私のサイズに合っている。
The pants don't fit me.
パンツが私のサイズに合っていない。
suit の使い方
suitも「合う」という意味で使われます。しかし、サイズが合う場合はfitなのに対して、イメージや好みに合う場合がsuitです。
例:
The jacket suits me.
ジャケットは私に似合っている。
The pants don't suit me.
パンツが私に似合っていない。
You look different today. The hairstyle suits you.
今日はいつもと違うね。その髪型似合ってるよ。
I am active. Red suits my personality.
私は活発だ。赤色は私の性格と合っている。
The blue shirt suits you.
青のシャツが君に似合っているね。
suitはファッション以外にも、「条件に合う」という意味でも使われます。
例:
I want to learn more about math. This book suits my purpose.
数学をもっと勉強したいと思う。この本は私の目的に合っている。
I’m looking for a new car. I think this car suits my needs.
新しい車を探している。この車は私のニーズに合っていると思う。
Japanese food and Western food suit my taste.
日本料理と中華料理は私の好みに合う。
Sushi suits my taste. But horse sashimi does not suit my taste.
寿司は口に合う。しかし、馬刺しは口に合わない。
seeもmeetも「会う」と訳されることがあります。しかし、2つの動詞は使う場面が違います。この違いを使い分けましょう。
seeとmeetの違い
初めて会ったらmeet、再会したらseeを使います。初対面の人に使うmeetは、改まった表現です。
例:
Nice to meet you.
お会いできて嬉しいです(初めまして)。
Nice to see you again.
またお会いできて嬉しいです。(※会うのは二度目以降)。
meetのみ使える場面
約束して会おうとする場合には、二度目であろうとmeetが使われます。
例:
Where should we meet?
どこで会おうか?
Where do you want to meet?
どこで会いたい?
What time should we meet?
何時に会おうか?
seeのみ使える場面
2度目に会う場合にはseeが使われます。
例:
I’m going to see my friend at the station.
駅で友達と会う予定だよ。
I went to Hokkaido to see my grandparents.
祖父母に会うために、北海道に行った。
医者に診てもらう時はseeを使います。meetは使えません。
例:
You should see a doctor.
医者に診てもらったほうがいいよ。
give up は活動をやめる、捨てることを表します。一方、give up onは何かに対し希望を失うことです。
例:
She gave up dreaming of becoming a singer.
歌手になる夢を諦めた(夢を追うのを止めた)。
She gave up her dreams of becoming an artist when she started working full-time.
彼女はフルタイムで働くようになって、アーティストになる夢をあきらめた。
He gave up the expensive meat after he found it rotten.
彼は腐っているのを発見して高価な肉を捨てた。
After many failures, she gave up on her dreams of becoming an artist.
何度も失敗した後、彼女は芸術家になる夢をあきらめた(夢を叶えられないと思った)。
Don’t give up on your dreams, no matter how hard it gets.
どんなに辛くても夢を諦めてはいけない。
He gave up on his toys after searching for them.
彼はおもちゃを探した末にあきらめた(おもちゃを見つけるのは無理だと思った)。
give up onは何かに対して気持ち的に諦めることなので以下のように言えます。そのため、この場合give upでは不自然です。
例:
I gave up on my job, but I still work at my job to earn money.
私は自分の仕事に見切りをつけているが、お金を稼ぐためにまだ仕事をしている。
goは「行く」、visit は「訪問する、訪れる」と覚えることが多いです。なぜでしょうか。
場所に「行く」と言う時の基本は、goを使う
迷ったら短い方の表現を使う法則です。visitとわざわざ長い単語を使う必要はありません。
例:
I will go to Tokyo tomorrow.
明日東京に行きます。
I go to a bookstore every weekend.
毎週末、本屋さんに行きます。
visitだけ使える場面
visitは人に対して使うことができます。goは人に対して使えません。「祖父母へ行く」は不自然な日本語でも、「祖父母を訪問する」「祖父母を訪れる」とは言えますね。visitの和訳が「訪問する」という堅苦しい日本語になっているのは人を目的語に取ることが出来るためです。
例:
I visit my grandparents in Kyoto every summer.
毎年夏に京都の祖父母を訪問します。
John is visiting me this afternoon.
ジョンが午後私のところにくる。
観光名所を訪れる場合にも、visitを優先的に使います。
例:
Japanese high school students usually visit Shuri Castle.
日本の高校生はたいてい首里城を訪れます。
Visit Tokyo Skytree, and enjoy the view of Mt. Fuji.
東京スカイツリーに来て富士山の景色を楽しんでください。
goだけ使える場面
映画を見に行く、〜しに行く、の意味ではgoのみが使えます。
例:
I go to a movie only once a year.
一年に一回しか映画を見に行かない。
I go shopping almost every day.
私はほぼ毎日買い物へ行く。
alignはゴールや価値観などの方向性が同じであることを表します。matchは類似点などが多くて相性が良いことや、ピッタリ合うことを表します。
例:
Our goals align with theirs.
私たちの目標は彼らの目標と一致しています(※方向性が同じ)。
She alignd the books on the shelf.
彼女は棚に本を並べて揃えた(※物理的な方向性)。
Our goals match theirs.
私たちの目標は彼らの目標と一致しています(※ピッタリ同じ)。
The color of the curtains matches the sofa.
カーテンの色はソファと合っている(※相性が良い)。
endもfinishも終了を意味します。しかし、2つの動詞は使う場面が違います。この違いを使い分けましょう。
endとfinishの違い
大雑把に言うと、物事が「終わる」場合にはend、努力や苦労の末に物事を「終える」場合にはfinishを使う傾向があります。
例:
Our relationship ended.
私たちの関係は終わった。
He finished breakfast in three minutes.
彼は朝食を3分で終えた。
endのみ使える場面
終わってそれ以上続くことがなかったり、終わった後の状態に大きな意味があるとendが使われます。
例:
The war ended.
戦争が終わった。
He ended his life on December 22nd, 2022.
彼は2022年12月22日、その生涯を終えた。
English has many words that end in “e”.
英語には「e」で終わる単語が多くある。
The delta forms where the river ends.
三角州(デルタ)は川の終わる場所でできる。
finishのみ使える場面
目標を達成した場合や、努力を続けていることを完了した場合にはfinishが使われます。
例:
I finished writing an essay.
エッセイを書き終えた。
We can finish the job by Wednesday next week.
来週の水曜日までにこの仕事を終えられます。
He finished school two years ago.
彼は2年前に学校を卒業した。
ingを直後に置けるのはfinishのみです。endはing形を直後に取れません(end up ~ingなら可能)。
例:
I finished eating lunch.
お昼を食べ終えた。
I finished playing video games in two hours.
2時間でゲームを終えた。
take place の使い方
事前に計画されたイベントや行事が予定通り行われることを示すために使われます。
例:
The concert will take place here next Sunday.
コンサートは次の日曜日にここで行われる。
Auditions for voice actors take place in the building.
声優のオーディションは建物内で行われる。
The live concert takes place in four hours.
ライブコンサートは4時間後に行われる。
The meeting took place on April 10th.
4月10日に会議が行われた。
occur の使い方
occur の使われる場面は以下の2つです。(1) 自然災害など大きな出来事が起こること、(2) 頭の中に何かが思い浮かぶ
occur の主語は具体的な出来事であることが多いです。
例:
The earthquake occurred
地震が発生した。
A number of natural disasters occur in Japan.
日本では多くの自然災害が発生している。
One of these problems occurred at Christmas.
問題のうちのひとつはクリスマスに起きた。
The accident occurred last night when he turned on the machine.
事故は昨夜、彼が機械のスイッチを入れたときに起きた。
Then, a good idea occurred to me.
その時、良い考えが浮かんだ。
It occurred to me that he might hate me.
彼は私を憎んでいるかもしれないとふと思った。
happen の使い方
漠然と何かが起こることを表します。happenの主語は "~thing" や代名詞(it、 this)であることが多いです。
例:
What happened?
何が起こったの?
Something has happened to him. He stopped running.
彼に何かが起こった。彼は走るのをやめてしまった。
I love you even if anything happens.
何が起きても君を愛している。
Such a thing happens a lot in Japan.
そんなことは日本ではよくあることだ。
This can’t happen in Japan.
これは日本ではありえない。
身体・心理的に傷つくのがhurt、身体的に大きな怪我を負うのがinjureです。hurtよりinjureの方が深刻な怪我を表します。自分を傷つけることも、他者を傷つけることも表現できます。
例:
I hurt my finger when I was climbing a fence.
フェンスを登っている時、指を痛めた。
He hurt my feelings.
彼が私の気持ちを傷つけた。
She hurt her leg. So, she can’t run now.
足を怪我した。今は走れない。
She injured her leg, so she can’t walk anymore.
彼女は足に怪我を負い、もう歩くことができない。
His feeling was deeply hurt.
彼の気持ちがひどく傷ついた
She was badly injured.
ひどいけがをした
Because of his injured leg, he couldn’t play soccer.
負傷した足が原因で、彼はサッカーができなかった(hurtは使えない)。
戦争や争いの場面で武器が人を傷つけるときにはwoundを使うこともできる。
例:
The bomb wounded eight persons.
爆弾が8人を傷つけた(爆弾で8人が負傷した)。
The soldier was wounded by the landmine.
兵士は地雷で負傷した。
A lot of people were badly wounded in the war.
多くの人々が戦争でひどい傷を負った。
汚れを除去するのがclean、邪魔なものを除去するのがclearです。
例:
clean the table
テーブルをきれいにする
clean the windows
窓ふきをする
clean your shoes before coming inside
中に入る前に靴をきれいにする
clear the table before dinner
夕食前にテーブルの上を片づける
clear the snow from the roof
屋根の雪をおろす
clear the road of debris
道路のがれきを取り除く
search for は特定のものを探す時やネット検索での場面で使う。一方、look for はさほど深刻ではないもの、または探す対象が明確でないときに使う。
状況による使い分け
例:
I am looking for someone to take care of my child. ( I want to find someone who help me )
私の子の面倒を見てくれる人を探しています。※日常での話では look for が頻繁に使われる。
I am looking for a part-time job.
バイトを探しています。※日常でのカジュアルな話題である。
I am searching for someone lost in the forest. (he/she lost in the forest )
森で迷子になった人を探しています。※深刻な状況ではsearch for が使われる。
I am searching for answers on the Internet.
ネットで解答を検索しているところです。※検索する場合には search for がよく使われる。
探す対象による使い分け
例:
What are you looking for?
何を探していますか?※探す対象は不明。探す対象が明確ではない場合には look forが好まれる。
I am looking for a new job.
新しい仕事を探している。※特定の仕事ではなく、漠然と仕事を探している。
I am looking for a place to live.
住む場所を探している。※どこに住むかはまだ漠然としている状況である。
I am searching for my car key. I lost it in the shopping mall.
車の鍵を探しています。ショッピングモールで無くしたのです。※特定のものを探している。
Police are searching for the murderer.
警察は殺人事件の犯人を捜索している。※深刻な状況かつ特定の人物を探している。
これらの表現は、参加の仕方や参加する先が異なります。
join: 活動や団体のメンバーになること
例:
I want to join the soccer team.
サッカーチームに入りたい
She joined the company last year.
彼女は昨年入社しました。
He joined our medical team.
彼は医療チームに入りました。
I will join the basketball team next semester.
私は来学期バスケットボールチームに入ります。
She joined the book club last month.
彼女は先月ブッククラブに入会しました。
participate in: 活動やイベントに参加すること
例:
I will participate in the e-sports competition.
eスポーツの大会に参加します。
I want to participate in the tournament.
大会に参加したい。
They will participate in the science fair.
彼らは科学博覧会に参加します。
She participate in the marathon last year.
彼女はマラソンに参加しました。
join in: 活動やイベントに途中から加わること
例:
One member injured his leg and couldn’t play soccer any more. Then, Takeru joined in the game and displayed a great performance.
メンバーの一人が足を負傷し、サッカーができなくなってしまったのだ。そこにタケルが加わり、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
At first, students were talking in a group and trying to solve the problem. After a while, our teacher joined in and gave us advice.
最初はグループで話し合い、問題を解決しようとしていた。しばらくすると、先生も加わってアドバイスをくれた。
Can I join in the discussion?
私も議論に加わっていいですか?
He joined in the celebration after the victory.
勝利の後の祝賀会に参加した。
take part in: participate inと同じ
例:
I will take part in the e-sports competition.
eスポーツ大会に出ます。
I want to take part in the tournament.
大会に出たいです。
Will you take part in the workshop?
ワークショップに出ますか?
He took part in the debate competition.
彼はディベート大会に出ました。
どれも提案をする動詞
フォーマルの度合いが違います。
advise: フォーマルな表現。専門的な知識や立場から指示を出す。
recommend: フォーマルでもカジュアルでも使える中くらいの表現。自分の経験から提案する。
suggest: recommendよりもカジュアルな表現。「〜したらどう?」という感じで控えめな提案です。
例:
The doctor advised her to take the medicine every day.
医者は毎日薬をのむように指示した。
The teacher advised me to work hard.
先生は頑張るようにと私にアドバイスをした。
The waiter recommended a pizza.
ウェイターはピザを勧めた。
The report recommended that the government should approve the use of the drug.
報告書は政府がその薬の使用を承認することを提言した。
My friend suggested I buy a new car.
友人は車を買ってはどうかと提案した。
I suggested he wear a mask.
私は彼にマスクを付けたほうがいいと言った。
go to は「~へ(場所)行く」の意味で、場所が目的の場合に使います。
go on は「~し(活動)に行く」の意味で、活動(訪問、旅行、デートなど)が目的の場合に使います。
例:
I went to a park.
公園へ行った。
I went to a temple for a New Year’s visit.
初詣に寺に行った。
I go to a shrine for a New Year’s visit and prayed for good fortune.
初詣で神社へ参拝に行く。
I went on a date with Mai.
マイとデートに行った
I went on a school trip to Okinawa.
沖縄へ修学旅行へ行った。
I go on a New Year’s visit to Meiji Jingu Shrine with my family.
家族と明治神宮へ初詣に行く。
go on は「~する」の意味もあります。
例:
She went on a digital detox for a week.
彼女は1週間デジタルデトックスをした。
Some people go on a fast every month as part of their religion.
人々は宗教活動の一環で毎月断食をする。
The employees went on a long strike.
従業員は長いストライキに入った。
She decided to go on a diet to lose weight.
彼女は痩せるためにダイエットを決心した。
concentrate on は勉強や作業などの活動でエネルギーを注いで意識を集中することを表します。一方、focus on はより広い意味での集中を表し、注意を向けることや注力することなどを表します。
例:
I can concentrate more on my studies if I do it alone.
一人でやった方が勉強に集中できる。
It’s hard to concentrate on my book with so much noise around.
周りがうるさいと本に集中するのが難しいです。
In this lesson, we will focus on improving writing skills.
このレッスンでは、ライティングスキルの向上に焦点を当てます。
I have to focus on my exams this month.
今月は試験に集中しないといけない。
I try to focus on my health by exercising and eating well.
適切な運動や食事によって、健康に注意するようにしています。
absorb = 吸収する・取り込む
物が液体を吸収する、組織が他の組織を取り込む、比喩的に吸収すると言うなどの場面ではabsorbを用います。
例:
These gym clothes absorb water well and dry quickly.
この体育着は水分を吸収しすぐに乾く。
My small company was absorbd by a big company.
私の小さな会社は大企業に吸収された。
He absorbd new ideas when he was studying abroad.
彼は留学で新しい発想を吸収してきた。
inhale = (生き物が)吸い込む
生き物が空気を吸い込むのはinhaleを用います。
例:
I go running early in the morning to inhale fresh air.
新鮮な空気を吸うため朝早くにランニングに行く。
I inhaled a lot of poisonous gas and became sick.
有毒なガスを大量に吸い込んで私は病気になった。
grow と raise は育てる対象が違います。
grow の使い方
growは植物を育てるという意味で使われます。
例:
We grow rice at school.
私たちは学校で米を作っています。
We grow tomatoes in our garden.
庭でトマトを育てています。
growは植物や人が自然と育つ、または、生えて育っているという意味でも使われます。
例:
The plant grows on the road.
その植物は道で育つ。
Children grow while parents don't realize it.
親が気づかないうちに子供は成長する。
raise の使い方
一方、raiseは植物や動物を育てる場合に使われます。動物を育てるならば、普通はraiseを使います。
例:
We raise pigs at school.
学校では豚を育てています。
My grandparents raise cows on the farm.
祖父母は農場で牛を飼っています。
We raise chickens in our garden.
私たちは庭で鶏を飼っています。
praise = 「言葉でほめる」
praiseは人や行為をほめたたえること(言葉で称賛する)を表します。
praiseの例:
My teacher always praiseds me.
先生はいつも私をほめてくれる。
People praise him for his research on vitamins.
人々はビタミンの研究で彼を称賛している。
My friend won first place in a competition. We praised him.
友達が大会で1位になった。私たちは彼を称えた。
celebrate = 「祝う(行為・儀式・イベント)」
celebrateは出来事・成果・特別な日を祝うこと(パーティー・儀式・行為で称える)を表します。
celebrateの例:
I celebrated my friend’s birthday.
友達の誕生日を祝った。
To celebrate achievements, the group offers a certificate and a prize.
成果を称えるために、その団体は賞状と賞品を授与している。
My friend won first place in a competition. We celebrated his success.
友達が大会で1位になった。私たちは彼の成功を祝った。
人を笑わせたり笑顔にさせたりするのがamuse、人をもてなしたりして楽しい時間を過ごさせるのがentertainです。entertainは具体的な文脈で使う表現です。
例:
Cats’ behavior amuses everyone.
猫の行動はみんなを笑わせる。
I was amused by a TV show and laughed out aloud. Then, he got angry.
テレビ番組に笑わされて、大声で笑った。その後、彼が怒った。
The circus performance entertained the children for hours.
サーカスの公演は何時間も子供たちを楽しませた。
The comedian entertained the audience with his jokes.
そのコメディアンはジョークで観客を楽しませた。
challenge = もの・相手に挑む
challengeは人が自分の限界や能力を超えて頑張ろうとすること。challengeの対象は自分自身や能力であり、スポーツなど物ではないので注意。
例:
I challenged myself to cook delicious food.
美味しい料理を作ることに挑戦した。
She challenged herself to learn how to play the piano in just one month.
1ヶ月でピアノが弾けるようになることに挑戦した。
The team challenged themselves to complete the project a week earlier than the deadline.
期限より1週間早く完成させることに挑戦した。
He challenged his limits every day by lifting heavier weights at the gym.
彼は毎日ジムで重いウェイトを持ち上げ、自分の限界に挑戦している。
challengeの対象が他者の場合、「~させるように挑む」という意味になる。
例:
He challenged us to consider a big change.
大きな変化を検討するよう彼は私たちに挑んできた(求めてきた)。
She challenged the team to finish the project ahead of schedule
彼女は、予定より早くプロジェクトを終えるようチームに挑んだ(課した)。
try = 「~しようとする」
tryは何かをやってみること。try to ~だと難しいことをやる場面で使われやすい。
例:
I tried to open the door. But, the door was too heavy.
私はドアを開けようとした。しかし、ドアが重すぎた。
I tried to bake a cake for the first time, but it didn’t turn out as expected.
初めてケーキを焼こうとしたんだけど、思ったように焼けなかった。
She is trying to solve this puzzle, even though it’s taking longer than expected.
彼女は予想以上に時間がかかっているにもかかわらず、このパズルを解こうとしている。
try ~ingはより一般的に何かをやってみる場面で使われる。
例:
It was very hot in the room. I tried opening the door.
部屋の中はとても暑かった。ドアを開けてみた。
I tried cleaniing my room before I invited my friends to my house.
友人を家に招待する前に部屋を掃除してみた。
They tried taking a new route to work.
新しいルートで通勤してみた。
フォーマルな表現はcontinue、会話などのカジュアルな表現としてkeep onが使われます。
例:
She continued her studies after a short break.
少し休憩した後、彼女は勉強を続けた。
Let’s continue the discussion tomorrow.
話し合いの続きは明日にしよう。
He kept on asking me the same question.
彼は私に同じ質問をし続けた。
Keep on practicing, and you’ll improve.
練習を続ければ上達するよ。
continueはそれ単体で「~が続く」の意味で使えます。一方、keep onはこのパターンでは使えません。
例:
The TV show will continue next week.
そのテレビ番組(の内容)は来週も続く。
The snow will continue until tomorrow morning.
雪は明日の朝まで続くだろう。
serveは食べ物や飲み物を実際に出すことです。
offerは「提供する」「申し出る」などの日本語でserveと似ています。しかし、相手に「○○はいかがでしょう」と申し出ることを表します。必ずしも、出すとは限りません。
例:
The waiter served us wine. We had dinner with a glass of wine.
ウェイターが私たちにワインを出した。ワインを飲みながら夕食を食べた。
The waiter offered us wine, but we chose champagne.
ウェイターが私たちにワインを提案してくれた。しかし、私たちはシャンパンを選んだ。
give(与える)とofferの違いを比べてみてもその違いが分かりやすいです。
例:
He gave one million yen to the Japanese Red Cross.
彼は日本赤十字に100万円を寄付した(実際にお金を出した)。
He offered one million yen for the pot.
彼はその壺に100万円を出すと言った(申し出た。が、実際に払ったかどうかは分からない)。
構成要素や部分について表す時にはconsist ofを使います。一方、素材や材料について表す時にはbe made ofを使います。
例:
The team consists of engineers, designers, and marketers.
チームはエンジニア、デザイナー、マーケターで構成されています。(※be made ofは不自然)
The house consists of a kitchen, a living room, and three other rooms.
この家はキッチン、リビングルーム、その他3つの部屋から成っている。(※be made ofは不自然)
The chair consists of four legs, a seat and a backrest.
この椅子は4つの足、座面、背もたれからできている。(※be made ofは不自然)
例:
The team is made of passion and fortitude.
チームは情熱と不屈の精神でできている。(※consist ofは不自然)
The house is mainly made of wood.
この家は主に木製です。(※consist ofは不自然)
The chair is made of plastic.
椅子はプラスチック製です。(※consist ofは不自然)
構成要素が素材の場合には、両方使える例もあります。
例:
Chocolate consists of cacao, sugar, cacao butter and milk.
Chocolate is made of cacao, sugar, cacao butter and milk.
チョコレートはカカオ、砂糖、カカオバター、ミルクからできている。(※両方使える)
公共施設(博物館、美術館、水族館、科学フェアなど)での作品・資料の展示はexhibitを使います。芸術的・教育的な文脈です。
商品の陳列、広告の表示、画面上の表示、感情や態度の表れなど、より広い意味で何かを見せる場合にはdisplayを使います。日常的な文脈です。
exhibitの例:
The aquarium exhibits rare sea animals.
その水族館は珍しい海の動物を展示している。
The museum exhibits art created in the 1900s.
その博物館は1900年代のアートを展示している。
The science fair will exhibit student inventions.
科学フェアは生徒の発明品を展示する予定だ。
The museum is exhibiting Picasso’s early works.
博物館では今、ピカソの初期の作品が展示されています。
displayの例:
How to display the items can affect sales.
陳列の仕方は売り上げに影響する。
At my part-time job, I displayed sample clothes on mannequins.
アルバイトで、マネキン人形にサンプルの服を着せて展示した。
The store displayed the new shoes in the window.
その店はショーウィンドウに新作の靴を展示した。
Please display the poster near the entrance.
入り口近くにポスターを掲示してください。
She displayed great courage in the competition.
彼女は試合で勇気ある姿(勇敢さ)を示した。
The phone displays the time on the screen.
スマホはスクリーンに時間を表示します。
confused → 頭の中で「どうしていいか分からない」
困って戸惑う場合にはconfusedを使います。
例:
You’ll get confused when you try something for the first time.
何か初めてのことをする時には、戸惑うものです。
She looked confused when she didn’t understand the math problem.
その数学の問題が分からなくて、彼女は戸惑った表情をしていた。
hesitate → 行動を起こす前に「ためらう」
何かをするのにためらう場合にはhesitate を使います。
例:
Most Japanese students hesitate to ask questions, but it’s a shame.
質問するのを躊躇する日本人学生が多いですが、残念なことです。
He hesitated before answering the teacher’s question.
彼は先生の質問に答える前にためらった。
awkward → 見た目や動作が「ぎこちない」
見た目のぎこちなさ、不慣れな様子を表現するには awkwardを使います。
例:
I think I looked awkward when I started playing soccer. But now, I’m better at it.
サッカーを始めた頃はぎこちなく見えたと思います。でも今はうまくなりました。
There was an awkward silence after I made a mistake in my speech.
スピーチで間違えた後、気まずい沈黙があった。
startもbeginも「始める」と訳されることがあります。しかし、2つの動詞は使う場面が違います。この違いを使い分けましょう。
startのみ使える場面
機械が動く、機械を動かす場合はstart
例:
To start printing, press this button.
印刷を始めるには、このボタンを押して下さい。
He started his car after repairs.
修理の後で彼は車を動かし始めた(発進させた)。
新しいお店や組織を始める場合はstart
例:
They started a new bakery near my house.
私の家の近くに、新しいパン屋さんが出来た。(この文のtheyは漠然とお店の人を示します)
Now it’s the chance to start your own business.
今こそ、新しいビジネスを始めるチャンスです。
火をつける、火事を起こす場合はstart
例:
I learned how to start a fire on the stove.
私はストーブの火の付け方を学んだ。
When my mother was ironing her clothes, she accidentally started a fire.
私の母が服にアイロンをかけていたとき、誤って火事を起こした。
その他、日常会話で使うならstartを優先して使います。
例:
I started playing tennis when I was five years old.
5歳の時にテニスを始めた。
The class starts at 10.
授業は10時から始まります。
beginを使う場面
beginはstartよりフォーマルで硬い表現です。『〜することを始める』と表現するときには、begin toでto不定詞を続けることの方が自然です。
例:
Let’s begin the meeting.
会議を始めましょう。
I began to think that he had lied.
彼は嘘をついていたと私は思い始めた。
It began to rain.
雨が降り出した。
He began life as a loser.
彼は敗者として生涯を始めた。
to不定詞とing形を選ぶ時の注意点
begin, startはto不定詞もing形も後ろに続けることが出来ます。しかし、ing形を連続してはいけません。例えば、beginningの次にはto不定詞しか続けることは出来ません。
例:
I'm starting to become nervous.
私は緊張してきた。
I’m beginning to understand more.
私はより理解できるようになり始めている。
I was starting to play some of my favorite songs.
私はお気に入りの曲のいくつかを流し始めていた。
think(思っている)、feel(感じている)、recognize(認識している)、など、ing形にするのが不自然な意味になる動詞の場合にはto不定詞を使う方が無難です。
例:
I started to feel better.
気分が良くなってきた。
Ken started to think of studying abroad, but he stopped himself.
ケンは留学することを考え始めたが、止めてしまった。
draw は様々なものをすんなりと引く動作を表します。一方、pullはぐっと力を込めて引くという動作を表しています。
draw を使う場面
draw は様々なものを引くことができます。
表現例:
draw a line 線を引く
draw a picture 絵を描く
draw attention 注意を引く
draw blood 血を抜く
例:
He stopped drawing lines on the map.
彼は地図に線を引くことを止めた。
I tried to draw attention of the audience.
私は聴衆の注目を集めようとした。
The nurses are good at drawing blood.
看護師は採血がうまい。
pull を使う場面
pull は物理的に力を加えるものに対して使うことができます。
表現例:
pull a plug コンセントを引き抜く
pull a trigger 引き金を引く
pull a gun 銃を抜く
pull hair 髪を引っ張る
例:
I pulled a plug.
私はプラグを抜いた。
He pulled a trigger and shot.
引き金を引いて撃った。
Don’t pull my hair.
私の髪を引っ張らないで。
draw と pull の対比
draw も pull も使える場合はあります。しかし、以下では力の入れ方に違いがあります。
表現例:
draw a curtain スムーズにカーテンを引く
pull a curtain 途中で引っかかるなどしているカーテンをぐっと引く
どちらも「~を含む」という意味です。含まれる内容が異なります。
全体として含むcontain
containは「全体の中に~が中身としてある」という意味で使われます。この場合は、成分や物質が溶け合っていることがあります。
例:
Vegetables contain a lot of vitamins.
野菜にはビタミンが多く含まれる。
The dictionary contains over a million words.
その辞書には1万語以上が含まれている。
Cigarette smoke contains carcinogens.
タバコの煙には発がん物質が含まれている。
This bottle contains water.
このボトルには水が入っている。
別個の存在として含むinclude
includeは「一部分として~がある」という意味で使われます。この場合は、別の存在として何かがあります。
例:
The price includes 20% tax.
価格は20%の税を含んでいる(価格には税が含まれる)。
The price does not include bags.
価格には袋代は含まれません(料金は別です)。
The gift set includes chocolates and a mug
ギフトセットにはチョコレートとマグカップが入っています。
To go to a national or public university, students will take the Common Test for University Admissions. The tests include Japanese, math, English, information, and so on.
国公立大学に行くには、学生は大学入学共通テストを受けます。そのテストには、国語、数学、英語、情報などが含まれます。
studyは勉強する、learnは学習する、と訳されることが多いです。2つの動詞はニュアンスが違います。この違いを使い分けましょう。
study:勉強する行動や動作を表す ⇔ learn:勉強して何かを身につけることを表す
studyは何が身についたかどうかにはあまり焦点がありません。一方、leaernは何を身につけたのか、習得したのか、を表すための表現です。具体的な例文を見てみましょう。
例:
I studied English for 6 years at school, but I can’t speak English.
学校で6年間英語を勉強した。けど話せない。
I learned English in America, and I can speak English now.
アメリカで英語を学んだ。今は英語を話せる。
勉強したこととは必ずしも身につけたことにはなりません。そのため。studyとlearnを同じ文脈で使うこともあります。
例:
I studied at high school, but I didn't learn anything.
私は高校で勉強した。しかし、何も身につかなかった。
治し方が違う
treat は医療的な治療をする行為を表現します。heal は気持ちや身体を癒すこと、または、自然に回復することです。cureは病を治療によって完治まで治すことです。
treatの例:
The doctor stopped treating the patient's infection.
医師は患者の感染症の治療を中止した。
The doctor treated the patients with a new medicine.
その医者は新しい薬で患者を治療した。
The doctor treated my broken arm.
医者は私の折れた腕を治療した。
I had my leg treated in the hospital.
私は病院で足の治療を受けた。
healの例:
When people are young, they heal quickly.
人は若いうちは治りが早い。
Cats heal many people with their movements.
猫はその動きで多くの人を癒す。
The character can heal other members in the game.
キャラクターはゲームの中で他のメンバーを癒すことができる。
Spending time in nature can heal your body and mind.
自然の中で過ごせば、心身ともに癒される。
Time heals everything.
時間はすべてを癒す。
cureの例:
Doctors cured the patient of his cancer.
医者は患者のガンを治した。
Malaria can be cured with medical treatment.
マラリアは治療で治る。
Doctors cured the patient’s injuries with an operation.
医者は患者の怪我を手術で治した。
Modern medicine has cured many diseases that were once fatal.
現代医学はかつて致命的だった多くの病気を治した。
treatの他の意味
treat には「ごちそうする」という意味もある。医者以外がtreatを使う場合、この意味になる事が多いです。
例:
I’m going to treat you today.
今日はおごるよ。
I’m going to treat myself today.
今日は自分にご褒美をあげるつもりだ。
Senpai treated me to a movie and lunch.
先輩が映画とランチをおごってくれた。
ride を使う場面
ride は上にまたいで乗る時に使われます。また、自分が運転手ではない場合には電車やバスに対しても使えます。
例:
ride a bike 自転車に乗る
ride a horse 馬に乗る
ride the train 電車に乗る
ride the bus to Hakone バスに乗って箱根へ行く
get in を使う場面
get in は車やタクシーなどに乗り込む際に使います。
例:
get in a taxi タクシーに乗る
Get in my car. 車に乗って!
get on を使う場面
get onは車よりもっと広い空間の公共交通機関などへ乗る場面で使います。
例:
get on a bus バスに乗る
get on a train 電車に乗る
get on a plane 飛行機に乗る
take を使う場面
take は公共交通機関(バス、電車、タクシー、飛行機など)に対して、乗るときに使えます。
例:
take a bus バスに乗る
take a taxi タクシーに乗る
take a train 電車に乗る
saveは既に危ない状態から、人・ものを助け出すことを表します。一方、protetは予防的です。危険が及ばないように守ることを表します。
例:
I saved a drowning child in a pool.
プールでおぼれている子どもを助けた。
The man saved a boy from the fire.
その男性が子どもを火事から救出した。
The police protect people from billing fraud.
警察は人々を振り込め詐欺から守っている。
Wear a life jacket to protect your life.
命を守るためにライフジャケットを身につけなさい。
The helmet protects your head.
ヘルメットは頭の頭を守ります。
plan は何かを計画していること、schedule は何かの計画が予定に決められていることを表します。planはまだ漠然とした内容の一方、scheduleは詳細な予定が定まっています。また、planは 人が主語に来ることができる (例: We plan to ….) のに対して、scheduleは受け身の形で (例: The event is scheduled ….) 使われるのが自然です。
例:
A meeting is planned for next Monday.
来週月曜日にミーティングを予定しています。
A meeting is scheduled for next Monday at 10:00 a.m.
来週の月曜日午前10時からミーティングが予定されている。
The restaurant is planned to open next month.
レストランは来月オープン予定です。
The restaurant is scheduled to open on July 2nd.
レストランは7月2日にオープンする予定です。
We plan to visit Europe next year.
来年ヨーロッパに行く予定です。
Our trip to Europe is scheduled for March 15th to 22nd.
ヨーロッパ旅行は3月15日から22日の予定です。