英単語での ie, ei の読み方を知っていますか?アルファベットの「名前読み」を既に学んでいれば簡単に読めるようになります。アルファベットの「名前読み」について知らない方は【a, e, i, o, uの読み方】を確認してみて下さい。ここでは、英単語での ie, ei の読みのルールについて説明しています。
ie は英語では「イェ」とは基本的には読みません。これはiとeをローマ字でそれぞれ「イ」「エ」と読むので、2つ連続しているから「イェ」とくっついて読むのでは?という思い込みから来ています。英語で「イェ」と読みたい場合は、yeと書くことが多いです( yenやyet など)。
身近な単語で ieを含むものを挙げてみます。ie はなんと読みますか?
例:
field (競技場、野原)
piece (1つのもの)
thief (どろぼう)
believe (信じる)
母音a, e, i, o, u が2つ連続している場合、最初のアルファベットの名前読みをすることがあります。しかし、ここでこの傾向から大幅に外れる読み方が登場します。それが ie です。通常のルールなら「アィ」と読むはずですが、これは後ろの e を読んで「イー」と発音します。これは iとe がひっくり返ったものだと思うしかありません。「イー」と読む ie は語末ではなく語中にきています(cookie, movieは例外)。
例:
field (競技場、野原)
piece (1つのもの)
thief (どろぼう)
believe (信じる)
belief (信念)
chief (組織の長)
relief (安心、軽減)
niece (兄弟姉妹の娘、めい)
yield (産出する)
achieve (達成する)
cookie (クッキー)
movie (映画)
厳密に言えば、movie, cookieのieはアクセントがなく短い音です。
eiでもieと同じく「イー」という読み方をするものがあります。母音a, e, i, o, u が2つ連続している場合、最初のアルファベットの名前読みをする、という傾向に従っています。しかし、ceiveで終わる動詞に限られ、例は以下のもの位しかありません。難しい意味の動詞なので苦手な人は覚える必要はありません。
例:
receive (受け取る)
deceive (だます)
perceive (気づく)
conceive (思いつく、子どもを身籠る)
母音a, e, i, o, u が2つ連続している場合、最初のアルファベットの名前読みをすることがあります。この傾向に従ってieを「アィ」と読む英単語もあります。その場合は、i の名前読みです。ABCソングを思い出して「アィ」とIの名前読みをしてください。この読み方をする英単語でよく見かけるものは以下の4つです。
例:
die (死ぬ)
pie (パイ)
lie (嘘をつく)
tie (ネクタイ、結ぶ)
以下の英単語もありますが、まず見ることはないので無視でも良いでしょう。
vie (競う)
try, cry, dryなどのryで終わる3文字の英単語や、fly, ally などの英単語は、語尾yが変化し、ieの綴りになります。そして、語中のieを「アィ」と読みます。
例:
tried (try「〜しようとする」の過去形)
cried (cry「泣く」の過去形)
flied (fly「飛ぶ」の過去形)
flies (fly「ハエ」の複数形)
allies (ally「同盟」の複数形)
plyで終わる難しい意味の動詞は、語尾が変化した際(y → ied)にこの読み方になります。例は以下のもの位しかありません。難しい意味の動詞なので苦手な人は無理して覚える必要はありません。
例:
supplied (supply「供給する」の過去形)
replied (reply「返事をする」の過去形)
applied (apply「応用する」の過去形)
implied (imply「ほのめかす」の過去形)
complied (comply「従う」の過去形)
pがない例外:
relied (rely「頼る」の過去形)
ieの例外
ieの例外はiとeを区切って読んでいるものがまず挙げられます。i を名前読みしてから e を「エ」と読みます。ieを「アィェ」と読んでいます。
例外その1:
science (科学)
quiet (静かな)
diet (健康)
society (社会)
client (依頼人)
anxiety (不安、心配)
variety (種類)
前半の i を「イ」と読んでから e を「エ」と読む場合もあります。「イェ」という発音になります。
例外その2:
ancient (古代の)
patient (患者)
audience (聴衆)
その他の例外:
view (景色)
alien (外国人)
eiの例外
ie, eiの例外です。覚えるしかありません。フレンドの綴りを覚えるのが難しいのは、ieの綴りが不規則だからです。
例外:
friend (友人)
their (彼らの、それらの)
foreign (外国の)
母音a, e, i, o, u が2つ連続している場合、最初のアルファベットの名前読みをすることがあります。ei は前半の e だけをアルファベットの名前読みで「イー」と読みます。ie は ei がひっくり返ったものだと考えましょう。また、この辺りから例外がやや多くなっています( friend, they など)。例外は身近な英単語に多いので、例外だけ覚えきってしまえば後はルールに従って読める事が多いです。