コンテンツでは、無料で使えるサービスを初級者、中級者、上級者に分けて紹介しています。
それぞれがどのようなレベルの学習者を想定しているのかについて説明します。
文法:中学で習う内容がうろ覚えだったりあまり身についていない。
語彙:中学で習う身の回りの英単語のうち、忘れてしまったりうろ覚えだったりするものが多くある。
できること:自己紹介や質問など、1文を言うのがやっと。簡単な英文を読んだり書いたりができる。英検3級になんとか合格できるくらいまでのレベルの学習者。
文法:中学で習う内容が大部分は理解しているが、いざ使う場面になると自信があまりなかったり間違えたりする。
語彙:中学で習う身の回りの英単語のうちの大半を覚えている。
できること:基本的な表現を使って身近な話題についての質問に答えることができる。身の回りの話題について、辛抱強くある程度の長さの英文を読んだり書いたりができる。英検準2級に合格できるくらいまでのレベルの学習者。
文法:中学で習う内容は自信を持って使える。高校の内容も使うことができる。
語彙:中学高校で習う身の回りの英単語はスラスラ読んだり言ったりできる。
できること:科学や社会の話題について簡単な質問に答えることができる。身の回りの話題だけでなく科学や社会の話題などのある程度の長さの英文を辛抱強く読んだり、論理的な文章を書いたりができる。英検2級に合格できるくらいのレベルの学習者以上を想定。
CEFRはCommon European Framework of Reference for Languagesの頭文字をとったもので、ヨーロッパ言語共通参照枠と呼ばれるものです。学習者の外国語の習得状況を示す際に用いられるレベル区分のことです。世界中で共通してこのレベル区分が用いられています。
おおまかにいうと、Aが学習を始めたばかりのレベル、Bが自立して学習し上達しつつあるレベル、Cが熟達したレベル、という区分になっています。同じAレベルでも、A1よりもA2の方が学習が進んでいる状態になります。
CEFRの各レベルの概要
A1:学習を始めたばかりの者
A2:学習を継続中の者
B1:習得しつつある者
B2:実務に対応できる者
C1:優れた言語運用能力を有する者
C2:母語話者と遜色のない熟練者
日本人の英語力は中学生卒業時でCEFR A1レベル、高校生卒業時でCEFR A2レベル程度であることが調査から分かっています。日本人の平均はA2レベル程度なので、本コンテンツでは中級者をA2に想定して、以下のように区分にしています。
初級者:CEFR A1レベル
中級者:CEFR A2レベル
上級者:CEFR B1レベル以上
英検などの各種英語試験のレベル区分にも使われています。英検3級合格がA1、準2級合格がA2、2級合格がB1レベルです。英検とCEFRとの対応の詳細はこちら。