ライティングの際に、算用数字(0, 1, 2, 3, ... )を使うか、英単語の数字(zero, one, two, three, ...)を使うか、迷うことはないでしょうか。「スペルを間違えたら嫌だから算用数字(またはアラビア数字)を書く」「テストでは数字は英単語でかけとあるので英単語で書く」などの場合もあると思います。使い分けがある程度決まっています。数字のルールを確認しましょう。
1桁の数字
0から9までの1桁の数字は、文章中では数字を使わず、アルファベットで表記します。
例:
I have two pens.
ペンを2本もっています。
I bought eight comic books.
漫画を8冊買いました。
文頭の数字
文頭にくる場合はアルファベットの数字を書きます(スペルアウト)。 さらに、2桁の数字をアルファベットで書く場合にはハイフン( - )で結びます。
例:
One boy and two girls were talking.
1人の男の子と女の子2人が話していた。
Forty-six days before the election, I started living there.
選挙の46日前に、そこに住み始めた。
Seventy-three students went to neighboring county schools.
73人の生徒が隣国の学校に進学した。
Three hundred and twenty-five dollars were stolen.
325ドルが盗まれた。
2桁以上の数字
10以上の数字は文章中では算用数字で表記します。 小数点を含む数字も算用数字で表現します。
例:
I need 10 copies of the documents.
書類のコピーが10部必要だ。
I studied for 2.5 hours.
2時間半勉強した。
Google has 4.3 billion users worldwide.
グーグルを使うユーザーは世界に43億人いる。
記号が付いた数字
計量単位記号(g, km, ml)やパーセント記号(%)がついている場合は算用数字です。
例:
5 g coffee powder (5グラムのコーヒーの粉)
5 km electric fence (5キロメートルの電気柵)
8 ml of water (水8ミリリットル)
Iron 8% (鉄分8パーセント)
数字のルールはわかりやすさのためのルールです。
例えば、文頭を算用数字で始めてみると…
* More than 100,000 people play street pianos. 95 cisites aroud the world and over 20 million people have enjoyed the sounds.
となり、ピリオド( . )が数字の小数点と同じものであるために、どこが文頭なのかが分かりにくくなってしまいます。これを防ぐためには、
More than 100,000 people play street pianos. Ninety-five cisites aroud the world and over 20 million people have enjoyed the sounds.
のように、数字をアルファベットで書いてスペルアウトするか
More than 100,000 people play street pianos. So far, 95 cisites aroud the world and over 20 million people have enjoyed the sounds.
のように、数字で始まらないように英文を工夫する必要があります。
数字のルールを説明しました。桁数と文頭かどうか、が算用数字(0, 1, 2, 3, ... )を使うか、英単語の数字(zero, one, two, three, ...)を使うか、を主に決めています。これはわかりやすさのためのルールです。読み手にわかりやすいように数字の表現にも気を配って英語を書けるようになれば、一段階レベルアップできると思います。