マリオと似た性能をしているが、実戦的には全くの別キャラと考えて良い。
空中上や上強で%を稼いでから上Bか下Bに繋げて上バーストさせるコンボが特徴的だが、
攻撃を当てるまでの過程が非常にしんどく、高火力を出せる場面は意外と少なく、
コンボのインパクトほど火力が出せるキャラではない。
どちらかといえば、火力不足で悩む場面が多いキャラである。
ファイアボールという飛び道具を持ってはいるが、
ファイアボールのヒットやガードから攻めの状況を作るのが難しく、
ルイージ本体の運動性能の低さもあって
立ち回りの中で有効に使える相手や場面が限られており、
マリオみたいにシステマチックな動きで詰めていくことができない。
ジャンプが高く、下に対して振る技が空中下Aしかないのだが、
移動速度がゆったりしているせいで、
差し込みを通したり相手の迎撃を潰したりするのが難しい。
端的に言って非常に立ち回りが弱く、
読みで無理やり大きいリターンの技を通していかなければならなかったりする。
技の構成はマリオと似ているが、実際に試合の中での使い方は大分違う。
また、同じモーションに見えても地味に性能が違うことがある。
明らかに違うところでは、
マリオの上Bと下Bが連続技なのに対し、
ルイージはどちらも威力が高いバースト技になっていたり、
マリオの下強はリーチが長くて復帰阻止に便利なのに対し、
ルイージの下強はリーチが短くてガードさせて有利だったり相手の差し込みを咄嗟に止めるのに使えたりする。
全体的な傾向として、
ルイージの方が足が長いので足技のリーチがちょっと長かったり、
横スマッシュをガードさせた時の有利Fがルイージの方が長かったりする。
他にも細かい違いはあるが、
とにかく実戦的にはマリオの立ち回りを流用することができないので、
まったく別のキャラと考えて動かした方が良い。
なかなか攻撃を当てるのは難しいが、
いざ攻撃が当たって空中上や上強などで%を蓄積できるところまで持っていければ
ほぼ確実にバーストに持っていけるというコンボ力は一応ある。
また、密着状態でガードに対してとれる行動が結構多く、
難易度は高いが工夫と操作力次第でガードブレイクまで持っていける状況もままある。
ルイージは摩擦係数が小さく、地上でやたらと滑る。
相手の攻撃をガードした時にめっちゃ滑るのでガードブレイクされにくかったり、
ステップ時も滑るのでちょっとだけステップ投げのリーチを水増しできたりする。
読みで無理やり何か攻撃を当てにいかなければいけないので、
ステップ上スマのリーチを水増しできるのは地味にキャラ性能と合っていると思う。
ファイアボールやドリルといった、
そこそこローリスクで使える選択肢が有効に機能する相手じゃないと、立ち回りが相当に厳しい。
地上でプレッシャーをかけて飛んでもらって落とすか、
上からドリルのプレッシャーをかけてラインを引いてもらうかのどちらかができない場合、
相手の攻撃を読んで噛み合わせるといった無理を強いられることが多い。
ただ、特定の攻撃が特定の状況で当たった時のワンチャン力は結構あるので、
立ち回りでは圧倒的に負けていても
ワンチャン通って勝てちゃうみたいなことはそれなりに多い。
ドンキーはルイージのファイアボールの処理が厳しく、
ドリルも厳しい状況が多いので、
有利かどうかはちょっと分からないが、戦えることは確か。
ファルコンはファイアボールでステップ差し込みを抑止できたり、
ドリルでけん制できたりと戦えないこともないが、
圧倒的な運動性能の差で差し込まれることが多く、
上手に立ち回れば戦えないこともないが、やはり順当に辛い。
プリンはルイージに上を取られるとかなり状況が厳しいので
ルイージのジャンプの高さを立ち回りで生かせる数少ない組み合わせ。
立ち回りも全体的にもルイージ有利とは言えないが、
かなり火力を出しやすい相手なので、
プリンとしては対ルイージを厄介と思っていることも多い。
少し状況は違うが、
ヨッシーも中央台のルイージの処理が若干難しく、
上Bや下Bで復帰時のふんばりが早々に消されるので、
対ルイージは地味にワンチャンで持っていかれたりする。
フォックスは、
ルイージのガードをドリルや弱などで固めにいったときに、
上B暴れを喰らって、上Bからのコンボで即死させられるといったリスクがあったり、
ルイージの投げやぶっぱ上スマ一発から十分死ねるので、
全体的にはフォックス有利だと思うが、
結構普通に対ルイージには負けられる組み合わせ。
戦えるとはいえ大抵のキャラ相手には激しく辛く、
同じような性能をしているマリオ相手ですら立ち回りが普通に厳しい。
ただ、立ち回り不利が当たり前なルイージにとっては、
もはや有利とか不利とかいうよりは
ワンチャン通せるかどうかという話になってくるかもしれない。
立ち回りが弱く、
攻撃を当てても火力を出せない状況も多く、
順当に考えれば相当な弱キャラ。
ただ一発当てれば倒せる技やシチュエーションもそれなりにあるので、
試合の中でそういうワンチャンを探して、
読みとかぶっぱとかなんでも良いからワンチャンを拾いにいくキャラかなと思う。
理屈で考えるとやることがあまりないのだが、
逆に言えば試合の流れで戦えるということなので、
あまり小難しいことを考えたくない方には合っているかもしれない。
これはあまり関係ないかもしれないが、
運動性能が低いせいで技性能が生きないという側面があるにもかかわらず、
何故か海外版では空中の横移動速度が日本版よりも遅くなるという下方修正まで受けちゃったりしている。
ただワンチャンのリターンの取り方は工夫の余地があるし、
ワンチャン通して勝てると結構気持ちの良いキャラでもある。
キャラ相性が厳しすぎるが、好きで使う分にはどうでもいいかな?