先行入力は早めに行った入力が持続することであり、
予約は硬直が解けた瞬間に勝手に入力が行われることである。
これらは似ているが微妙に違う。
先行入力はキャンセルが可能だが、
予約は一度入ってしまうとキャンセルができない。
ただし他の予約で上書きすることは可能。
先行入力は64スマブラでは数F程度の短い時間しかないが、
予約は比較にならないほど長い時間受け付けている。
64スマブラに存在する先行入力と予約の具体例を紹介するので、
2つの違いのイメージをつかんでもらえたらと思う。
64スマブラの先行入力はこれしかない。
はじき入力には2Fだけ先行入力が利く。
これにより、
硬直が終わった直後に最速で行動したいとき、
はじき入力の行動だと2Fの目押しの猶予がつくことになる。
例えば
着地後に最速でステップをしたい場合、
先行入力が無ければ着地硬直が解けた瞬間にはじき入力をする必要があるが、
先行入力が2Fあるので
着地硬直が解ける瞬間よりも2Fだけ早く入力しても最速でステップが出てくれる。
同様に、
硬直が解けた瞬間のジャンプや空中ジャンプも
2Fまでなら早めにはじき入力しても最速で出てくれる。
ステップ反転はステップの6F目以降を反転でキャンセルする行動だが、
先行入力を使えば4F目に入力してもステップ反転が出ることになる。
ただし先行入力は、その入力が入っていない状況では入力が入らないため、
4F目で反転を入力していたとしても、
6F目の時点でスティックがニュートラルに戻っていると反転は出てくれない。
慣性台降りの際には、
Zボタンの入力より、下はじき入力の方が1F早くても出てくれる。
Zボタンと下はじき入力が同時の場合も出てくれる。
1F以上シールドを経由しなければいけないので、
同時入力の際にも先行入力が地味に1F消費されていることになる。
ステップガードが緊急回避に化けてしまうのは、
ステップから2F以上遅らせてZボタンを押さないと
先行入力のせいで緊急回避が入ってしまうから。
スマッシュ入力の2F先行入力は、
崖のぼりの後に最速でガードジャンプ2F無敵を発生させたい場合にも使われる。
▲ヒットストップ中であればギリギリ予約されない
何かの攻撃をガードするとガード硬直が発生するが、
ガード硬直中に1FでもZボタンを離してしまうと、
ガード解除が予約されてしまう。
このガード解除の予約はオートガード解除と呼ばれ、
一度予約されてしまうと絶対にキャンセルできない。
ガード解除は最短でも11Fかかってしまい、
ジャンプや緊急回避といった暴れ行動と比べて
大きな隙を晒すことになってしまうため、
相手の攻撃をガードしたときは
絶対にZボタンを離さないようにしよう。
▲勢いで攻撃ボタンを押さないように
ダウンしたとき、AやBなどの攻撃ボタンが入力されると
攻撃起き上がりが予約されてしまい、
他の方法でのダウン行動が不可能になってしまう。
これはオート暴れやオートダウン暴れなどと呼ばれる。
ダウン時にやたらめったらボタンを押さないように注意しよう。
振り向き中にAボタンかBボタンを押すと予約され、
振り向きが終わった後に最速で行動する。
AボタンとBボタンを両方入力した場合はBボタンが優先される。
AとBを同時押ししてもBボタンが予約されるし、
Bを入力した後にAを入力してもBボタンが予約されたままになる。
振り向きが終わった瞬間にスティックが入力されている場合、
スティック+ボタンの技が出る。
例えば振り向き中にAボタンを押して予約し、
振り向きが終わった瞬間にスティックを上に倒していた場合は
上スマッシュか上強が出ることになる。
このときボタン入力は予約されているので
最終的にはボタンから指を離していても上強などが出る。
ステップ反転テイルや振り向き弱パンを出すときなどは覚えておくと操作の参考になる。
▲モーション中にBを押すと連続で出る。
弱などのコンビネーション技、
DKのハンドスラップなどは
モーション中にAボタン(B技はBボタン)を押すことで
次の攻撃を予約することが可能。
ヨッシーの2段ジャンプはある程度の強さまでの吹っ飛びを耐えられるが、
吹っ飛びが弱くて喰らい硬直が発生しない場合、
ヒットストップ中に攻撃ボタンを押すと予約され、
ヒットストップが終わった瞬間に最速で攻撃技が出る。
予約の優先度に関しては振り向き攻撃と同じ。
着地キャンセルは入力から11F目まで、
受身は入力から19Fまで有効だが、
これらも予約行動と言える。