MAXチャージショットを受身狩りに重ねることで、
その場受身や転がり受身を同時に狩ることが可能です。
ただし素の目押し難易度はそれなりに高いため、
難易度を下げるために少し工夫をした方が良いでしょう。
チャージショット受身狩りの基本的なところについて解説していきます。
相手の受身に対してマックスチャージショットを撃ったときに、
その場回避に対して最速で当たるタイミングを0F目と考え、
0F目を基準にした場合、
手前方向の転がり受身と、奥方向の転がり受身に対し、
どのタイミングまで受身狩りが成立するかを調べた表です。
例えばマリオの場合、
その場受身にマックスチャージショットを重ねる猶予は7Fであり、
その場受身に重ならないフレームでしか手前方向の転がり受身にチャージショットが重ないことが分かります。
奥方向に関しては、
0Fよりももっと前のフレームからヒットしますが、省略しています。
本来は-1Fよりもっと早いタイミングでも奥転がり受身にはヒットします。
縦3つ数字が並ぶタイミングがあれば、
まったく同じタイミングのチャージショットで全狩りが成立するということを意味します。
このデータはお互いの距離や横方向の慣性次第で数Fほど前後します。
参考程度に考えておいてください。
フレームデータを見ていただければ分かりますが、
素の状態で全狩りが成立しているキャラはピカチュウ、ヨッシーの2キャラしかおりません。
(カービィにも全狩りが成立する記憶がありますが、
検証時の位置関係による微妙な差による違いが出たものと思われます。)
ピカチュウは猶予3Fもあるため安定しますが、
ヨッシーに関しては猶予0Fのため、
そのままのチャージショット全狩りを成功させることは難しいと言えます。
いくらか難易度を軽減させる方法があるため、
それらを併用して受身狩りを成立しやすくする必要があります。
手前転がり受身を狩る猶予を増やす
手前転がりの17~20Fくらいの位置に立って相手キャラと押し合うと、
1Fほど猶予が増える場合があります。
▲押してもらうことでサムスが少し後退し、猶予が1F増えています。
カービィに対して
手前転がりとその場受身を同時に狩るのは猶予0Fですが、
これを行うことで猶予1Fとなり、現実的な難易度になります。
またこのとき転がり受身の無敵が切れるフレームで重なっていることになり、
転がり受身の無敵が切れるフレームと
マックスチャージショットの発生フレームが
それぞれ全く同じ21Fのため、
受身と全く同じタイミングでチャージを撃てば
ちょうど転がり受身の無敵が切れた瞬間に当たる計算になるため、
位置調節さえ完璧なら、実質ただの猶予1Fの目押しになります。
飛び道具で遠くから受身のタイミングに合わせるのは難しいですが、
転がり受身の無敵が切れるあたりのフレームで重なっておくことで、
チャージショットの受身狩りを
タイミングではなく目押しで行えることに大きな意味があります。
そのためヨッシーやピカチュウなどの
その場受身を狩りつつ手前転がりを狩る猶予が
いくらか保証されているキャラに対しても有用です。
また手前転がりに対する猶予が増える特殊なケースがあり、
サムスが背中に崖を背負っている場合、
相手が受身を取った瞬間かそれよりも後にチャージショットを撃つことで
手前転がりに必ずヒットさせることが可能になります。
▲移動できないので当たります
地上でこれを使う機会は珍しいですが、台の上で全狩りを行う際には役に立ちます。
奥転がり受身を狩る猶予を増やす
▲なるべく端っこにダウンさせたいですね
奥の転がり受身の猶予を増やす方法は、
崖を背負わせて転がりの移動距離を減らしてあげることです。
つまりなるべく端の方にダウンさせれば良いということになります。
▲台上なら受身の強力なキャラでも関係なく全狩りできます
相手が台の上で受身する場合、
手前方向にも奥方向にも移動距離が制限されるため、
受身狩りの際に適当にチャージショットを撃てば
かなりの猶予で全狩りになります。
チャージショットしか間に合わない場面もそこそこあり、
そんなときに咄嗟に確定チャージが撃てると実にサムスっぽいです。
実戦で地上の受身狩りにチャージショットを使う場合、
本当にすべての受身を1つのチャージショットで狩れるケースは希です。
手前方向の転がり受身に対して猶予を増やす手段が少ないため、
手前転がりとその場受身を素の状態で同時に狩れる相手以外には
全狩りとしてのチャージショット受身狩りは不可能と考えられます。
実際に全狩りチャージショットが実践で撃てる相手は、
ピカチュウ、ヨッシー、カービィのみだと思われます。
ですが実際のところ、全狩りができない理由は
その場受身と手前転がりを同時に狩るのが難しいだけであり、
その場受身と奥転がりを同時に狩るのはとっても簡単です。
その場受身と奥転がりを狩るか
手前転がりを狩るかの2択、
として考えれば悪くない一点読みですし、
手前転がりにだけ当たるようにチャージショットを撃ったとして、
その場受身や奥転がりに対してガードさせ、
ラインが詰まったり崖を掴ませるだけでも
ある程度のリターンがあると考えられます。
チャージショットをガードした相手に対して、
さらにSJ上りメテオやダッシュA持続をガードさせて
有利な固めに派生することでリターンを狙えたりします。
MAXチャージショットの全体Fは51Fですが、
転がり受身の全体Fは40Fなので、
受身よりも11F以上早くチャージを撃つくらいの
遠目の位置から受身狩りを試みた場合は
チャージショットを使ってしまう以外のリスクは無いと考えられます。
全狩りできればそれに越したことは無いですが、
できない組み合わせや場面でもリターンが見込めるため、
私は全狩りできない相手でも
チャージショットがたまっていれば受身狩りにチャージショットを多用します。
▲奥に転がった後は手前に飛んでくる
チャージショットで受身狩りする場合、
相手が崖を背負ってることが非常に多いです。
ある程度チャージショットの受身狩りに慣れている相手の場合、
奥転がりで喰らいつつ角当てすることで
延命を試みようとすることがあります。
相手が奥に転がった場合は、
チャージショットを撃った後に
跳ね返ってきた相手にコンボするところまでが受身狩りの1セットです。
▲リンクの転がり受身の距離が長すぎるので、手前転がりを別の技で狩れる
MAXチャージショットは全体51F、
転がり受身は全体40Fなので、
受身より11F早く撃った時点でフレーム差は±0、
それよりも早く撃てば撃つほどサムスの方が先に動けるようになります。
転がり受身に対してフレーム的に有利を取りつつ、
その場受身にチャージショットを重ねるためには
かなりの距離が必要になります。
実際に作れる有利フレームはそこまで長いわけではありませんが、
転がり受身の距離が長すぎるドンキーとリンクには
手前転がりを別の技で狩ったり、
何らかの行動でリスクをかけることができます。
空中NAかソバットで低く遠く飛ばした際に、
早めのチャージショットをその場受身に重ねると
意図せず上のGIFアニメのような状況になることがあります。
リンクもドンキーも上りメテオをガードさせた後の状況が良いので、
手前転がりを完璧に狩れなくとも、それなりのリターンが見込めます。