スマブラ拳のこいくち操作マニュアルを見ると分かる通り、
地上でスティックを横方向にはじいたときに出るのがダッシュであり、
ダッシュ時にスティックを横に倒しっぱなしにしたときに出るのが走行である。
ただネトスマ界隈ではこれらの動作に対する一般的な呼称が異なり、
公式でいうダッシュのことをステップ、
公式でいう走行のことはダッシュと呼ばれている。
ちなみに海外ではダッシュはDash、走行はRunであり、公式に準拠してると言える。
何故このような呼称が定着してしまったかは定かではないが、
筆者としては「ダッシュ→走行」よりも「ステップ→ダッシュ」の方が馴染み深いため、
当サイトでは「ステップ→ダッシュ」という非公式の呼称の方で統一させていただく。
ステップは移動距離が短いが、振り向きでキャンセルが可能である。
それを利用して、
引きステップから横スマッシュを出したり、
ステップ反転から上強を出したりと、
ダッシュよりもステップの方が単純に派生できる動作が多い。
ダッシュの方がステップより優れているところは
ステップよりも長距離を素早く移動できることくらいであり、
ダッシュ時にしか出せなくて対戦でも有用な行動としては
スライドと、おっとっとキャンセルくらいのものであり、
基本的にはステップの方が高性能。
(スライドについては基本動作・応用編を参照)
ただしステップは距離の微調整ができないという欠点もある。
▲アピールキャンセルとおっとっとキャンセルで崖端に静止したところ
ステップやダッシュからステージ端で静止したいとき、それぞれで方法が異なる。
ステップで崖端に突進すると、崖端で引っかかることなく落ちてしまう。
そのため、ステップから崖端に止まりたいときはアピールキャンセルというテクニックが必要になる。
ダッシュで崖端に突進した場合は、スティックをニュートラルに戻しておけば、おっとっと状態になって静止する。
この動作をおっとっとキャンセルと呼ぶ。
ステップで崖から落ちるよりも少し前にアピールを入力する。
そしてアピールモーション中の慣性で崖端にぶつかると、
おっとっと状態になってアピールがキャンセルされる。
アピールに声や効果音が入るキャラの場合、
成功したときに音だけ出るので分かりやすい。
フォックスやファルコンなどの初速が速いキャラだったり、
ルイージのように滑りやすいキャラほどやりやすい。
テクニックとしては有用なのだが
失敗したときにアピールが暴発するリスクは結構なものなので、
実戦投入するには技術と勇気が必要。
ダッシュ状態で崖端で止まりたい場合は、
崖にぶつかる前にスティックをニュートラルに戻しておくだけで良い。
勝手におっとっと状態になって止まってくれる。
おっとっとキャンセルはアピールキャンセルと比べて難易度が低く、
コントローラの操作も自然なのでダッシュ状態の方が崖端で止まるのは簡単。
ステップは全体フレームが約20F(キャラによって微妙に異なる)なので
移動後に立ち状態になることはそれほど難しくない。
ダッシュから止まりたい場合、
ブレーキ動作だけで約20Fかかってしまう(キャラによって微妙に異なる)ので
素早く止まりたいときは
ガード解除(最短14F)や
つかみ(15F)を出した方が早い。
ネス、ヨッシー、フォックスは
ぺちや絶リフで静止した方がはるかに早い。