Super 64でNintendo64実機を自宅の液晶ゲーミングモニターに接続した時のまとめ。
検証記事なのに環境を記載しないのアレすぎるのですが、モニターの性能はほぼレスポンス最速のものを想像していただければと思います。
Nintendo 64の実機をSD画質(480p)でHDMI出力できるアイテム。
ブラウン管が用意できない時に便利。
Nintendo64の三色ケーブルを挿すところにSuper 64を挿し込み、HDMIケーブルを液晶テレビやモニターに接続するだけで映ります。
ゲームを起動したら、Super 64の側面についているボタンを必ず押しましょう。青いランプが点灯し、Slick Modeになります。
画像が少しギザギザする代わりに、少しなめらかにゲームが動くようになります。
体感では特に画像が汚くなっている感じが分からないですが、遅延は減るのでSlick Mode推奨です。
ただし設定が保存されないので、ゲームを起動するたびにボタンを押す必要があります。
高リフレッシュレートを出せる液晶ゲーミングモニターに繋いでみましたが、720×480の60Hzで出力されました。
高リフレッシュレートのモニターを使っても特に意味がないので、逆に言えば応答速度の早いモニターでさえあれば良さそうです。ハイエンドのゲーミングモニターがなくても大丈夫です。
アスペクト比や、画面に対してどれくらいのサイズで出力するか、といった設定はどうにも変更できませんでした。特に設定しなくても自然なサイズで出力されました。液晶テレビなら多少いじれるかもしれません。
動いている画面の感じはブラウン管ともエミュレータとも違います。理由は私には分かりません。初見では違和感を覚える方も多いでしょうが、少し触れば慣れるくらいのものです。
ボタンを入力したフレームを0F目とした時、
Slick Modeだと大体3F目にキャラクターが動きます。
通常モードだと大体3F〜4F目、大体4F目にキャラクターが動きます。
Slick Modeの方が約1Fほど遅延が減っていると考えて良いでしょう。
実機をSDブラウン管に接続した時は大体2F目にキャラクターが動くので、理想環境には劣りますがSlick Modeは十分実用レベルだと思います。HDブラウン管の遅延が分かる人なら気になるかもしれませんが。
Slick Modeであれば、ブラウン管より1F劣る程度の環境で実機を遊ぶことができました。
もちろん理想環境ではありませんし、最初は少し違和感があると思いますが、普段使いのモニターで実機が遊べるので、重くて大きいブラウン管を抱え込むよりはQOLの高い生活ができるのではないでしょうか。
Slick Modeの設定が保存されないので、ゲームを起動するたびにSuper 64の側面についているボタンを押さなければいけないことだけが玉に瑕。
割と値段はしますが、性能的には良品だと思います。