Scratchプログラミング言語

図形描画Ⅱ

新しい記事はこちらです.

Scrathプログラミング言語に於けるサインカーブやサークルの描画法を紹介したい.

図形描画Ⅰで述べたように,起動画面では,ネコはステージ(-240〜240,-180〜180)の中央,XY座標の原点に置かれる.  ペンを下ろし  ,ネコを  数歩動かす  と線が描かれる.実際の描画の際は,ネコは邪魔になるので,  隠し  ておく.

Sin 関数は  演算  の関数群(平方根の横の∇をクリック)を開き選択する.sin ( ? ) の引数?はラジアンではなく,90°,360°等の角度が使える.X軸に0°から360°の範囲を確保するために原点からX軸に沿って−150移動した点をサインカーブの出発点にした(x=−150,y=0).振幅(Y座標値)は sin (?) を100倍した値を用いた.次図は,X軸に沿って2歩ずつ変化させながら180点のy座標をプロット(1歩動かす)したものである.

20歩動かすと,階段状のサインカーブを描くことができる.

円を描くには,X座標にサイン値,Y座標にコサイン値を0°から360°にわたってプロットすればよい.下図は100倍した座標のプロットである..

一度,隠したネコを表示させるには, 隠す 表示する に変える必要がある.ネコは円を描きながら一周するが,ネコの「口」の部分に「ペン先」があることがわかる.

半径,歩み,色調を連続的に変化させると,いろいろな模様の図形を描くことができる.試してみて欲しい.

上記のプログラムを利用して描画した図形の例.ターボモードで実行すれば一瞬にして描いてくれる.

 歩みを30歩へ,,ペンの色を◯%ずつ変える,Y軸の振幅を負にして重ね書きする.

 XとYのスケール比を変えて楕円にする.小円はスケール自体を小さくする.

 線を太くして,色の濃淡を連続的に変化させた場合.

 小さいリングの歩みを大きくした場合

 小さいパイプを描くときはX軸の開始点+方向へずらす

 大きいリングから順番に描く必要がある

 半径を縮小しながら同時に色調を変える

 応用例 関数のプロット