・ケイ・デイヴィス
(Katherine McDonald Wimp née Katherine McDonald, 1920, 12/5 - 2012, 1/27)
【在団期間: 1944年8月~1950年7月】
ケイ・デイヴィスは「ボーカリーズ3人娘」のうちのひとり。
写真は、左上から時計回りでジョヤ・シェリル、マリア・エリントン、ケイ・デイヴィス。
ちなみに、マリア・エリントンは名こそ「エリントン」だが、マリーとエドワードに血縁関係はない。
トーテムポールバージョン。
ケイ・デイヴィスについて、エリントンは彼女のソプラノ歌手という経歴を活かして、
「歌」を歌わせるというよりも、楽器としての歌声の使い手、と考えていたようだ。
その例としては、例えば1946年の「Transbluecency」。
『Time's A-Wastin'』(1945-1946), NAXOS
デイヴィスはもっぱらボーカリーズで、ジミー・ハミルトン、ローレンスブラウンらの管楽器とからむ。
その絡み方は時に同じメロディの和音を構成し、時に対位法のように動く。
「Mood Indigo」でもボーカリーズを担当したのはケイ・デイヴィスだった。