(Roy Burrowes (Roy Burrowsの表記もあり), 1930, 2/18 in Kingston (Jamaica) - 1998, 12/2, in London)
【在籍期間: ’62 - ’63】
トレードマークはアフロ。
在籍期間こそ1年足らずだが、この62年~63年は55年体制の最盛期でもあり、『Midnight in Paris』、『Featuring Paul Gonzalves』、『Afro Bossa』などクセのあるアルバムに参加している。
特筆すべきなのは63年のパリコンに参加していることだ。
もっとも、このヨーロッパツアーのあと、バロウズはオケを退団する。
いまひとつ水が合わなかったのか、トランペット・セクションの濃度に耐え切れなくなったのか。
確かに、残された音源を聴く限り、バロウズの演奏には他のエリントニアンに匹敵するような個性は感じられず、
このオケにバロウズがいなければならない必然性はない。
「一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している─デューク・エリントンという妖怪が」…
…大西順子、川辺ヒロシも聴きこんだ(はず)『In The Uncommon Market』にも参加。
ジャケットこそオカルティックだが、これは隠れた名盤。
退団後はオケに戻ることはなかった。
その後はサン・ラやアーチー・シェップなどとも共演し、セクション・メンバー、サイドマンとしてグローバルに活躍した。
『These are my roots』(1965, Atlantic)
Roy Burrowes / Clifford Jordan / Charles Davis