interview_7_2001

This interview was published on a Japanese site in conjunction with the release of Nobu's CD of his own compositions, on July 27, 2011.

A trimmer Nobu? :-) :-)

A Japanese article dated July 28, of an interview of Nobuyuki Tsujii, with (I think) recent photos (see one above) http://www.zakzak.co.jp/people/news/20110728/peo1107280938000-n1.htm

Some key points (based on unreliable google translation):

- The music for "Still we live" originated from when he was on tour in the U.S., when he thought about the victims of the tsunami

- Nobu has been on a diet! He said that the food in the U.S. is high calorie - not good for his diet. But he loves the paella in Spain and the risotto in Italy (they are both made with rice).

- "Whisper of the river" is the most popular encore

- He said he was surprised to be invited to play at the Carnegie, and he knows that the audience in New York is tough.

-The interview took place at the Tokyo City Opera Music Hall

If those photos are recent, then Nobu does seem to have lost a little weight :-) :-)

Text of the original article:

【辻井伸行】挑戦し続ける鍵盤アーティスト!映画音楽、グルメにカーネギー…

3月11日。佐渡裕指揮、英BBCフィルハーモニックとの日本ツアーの後半戦を控え、横浜のホールに向かっていた。

「車から降りた途 端、揺れに襲われました。そのときは頭がコンサートのことでいっぱいだったので、ピアノが動いてしまうほどの余震の中、リハを行いましたが、公演は中止と なり、あとから大変な事態だと知りました。僕は何ができるか。ピアノ演奏を通して勇気を与えることしかできない。いまも避難所で大変な思いをしているみな さんに、あきらめないで生きてほしいという思いでいっぱいです」

4月の北米ツアーでは、行く先々で「日本は大丈夫ですか」と心配され、 アンコール曲として鎮魂や復興への思いを即興的にスケッチしたオリジナル曲「それでも、生きてゆく」が生まれた。曲との共通性を強く感じた同名のフジテレ ビ系木曜ドラマで現在、テーマ曲として流れている。

映画音楽にも初挑戦した。8月27日公開の「神様のカルテ」(深川栄洋監督)で、厳しい地方医療で奮闘する青年内科医の物語だ。台本を読み込んで、長野県松本市のロケ現場を訪ねたという。

「主人公を演じる櫻井翔さんや監督とお話ししてやさしさやぬくもりを感じました。風や小鳥が鳴く声、蕎麦もすごくおいしかったです(笑)」

曲作りの感性豊かな表現は、活発な行動力に裏打ちされている。

「歩くこと、食べること、それに飲むことも大好きです。ワイン、シャンパン…ツアー中は困りますが、何もないときだったら1本は。スペインのマジョルカ島 で食べたパエリアや、テレビ撮影で訪れたイタリア・ベネチアのリゾットはおいしかった。マジョルカ島ではショパンの住んでいた家を訪ね、風や空気が心地よ かったです。アメリカはカロリーが高くて…いま、ダイエット中なんです」

何気ない光景も、敏感なセンサーで濾過され美しいメロディーに変換される。たとえば、リサイタルのアンコールで人気の高い「川のせせらぎ」という小品がある。富士フイルムのCMソングにも起用された曲だ。

「あれはどこの川ですか?と、よく聞かれるんですが、『神田川です』と答えるとみなさんびっくりする。父と川沿いを散歩していて、せせらぎがささやくように聞こえた。父は『そんなふうに聞こえたかな』と首をかしげてましたが」

幼い頃から、とにかく人前で弾くのが大好き。

「お客さんがいるほど燃えます。5歳のとき旅行先のサイパンで、自動演奏のピアノがショッピングセンターにあって、私がどうしても弾きたいと、きかなかっ た。特別に解除してもらって、弾いていると、みなさんが集まってきました。快感を覚え、絶対に世界的なピアニストになるぞ、って思いました(笑)」

2009年、米ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初優勝を飾り、一躍世界の脚光を浴びた。

だが、コンクールの名声だけで生き残れるほど甘くないのが世界の檜舞台。今年11月10日、ニューヨークのカーネギーホールで、ポリーニやキーシンら超一 流のピアニストたちが出演するシリーズ「Keyboard VirtuososII(鍵盤の達人2)」への出演が決まった。

「カーネ ギーはピアニストにとって夢の夢ですから、びっくりしました。コンクールから2年。成長した部分を見てもらいたい気持ちもあるし、またひとつのスタートラ インに立ったとも思っています。ニューヨークは厳しい聴衆が多く、喜んでくれる聴衆ばかりではないことも覚悟していますが、まだ20代で新人。プレッ シャーを乗り越えたいです」

立て板に水-の話し方で、東京・初台のオペラシティでのインタビューは弾んだ。楽屋にあるアップライトピア ノの前でポーズを取ってもらうと、自然に指が動き出した。しなやかなタッチから驚くほど大きく、透明感あふれる音があふれ、思わずのけぞった。鍵盤が身体 と一体になっているのだと感じた。(ペン・中本裕己 カメラ・大山実)

■つじい・のぶゆき 1988年9月13日、東京生まれ、22歳。上野学園音楽大学演奏家コースを今年3月卒業。

全盲で生まれてから天才少年ピアニストと呼ばれるまでの子育て術は母、辻井いつ子さんが綴った『今日の風、なに色?』(アスコム刊)に詳しい。98年、 10歳のとき三枝成彰スペシャルコンサートで大阪センチュリー響と共演しデビュー。2009年6月、4年に一度の米ヴァン・クライバーン国際ピアノコン クールで優勝して以来、ロシア、ヨーロッパ、アメリカ、中南米など各国で演奏会を重ねる。

07年10月、エイベックス・クラシックから CDデビュー。27日発売の最新アルバム「神様のカルテ~辻井伸行自作集」には映画のテーマ曲のほか、「それでも、生きてゆく」やビートたけしをイメージ した「音の絵」など15曲を収録。ピアノソロにオーケストラアレンジを加えた2枚組も同時発売された。

2011.07.28