バスに乗った時のこと

皆さん、こんにちは。ネパールで電光掲示板(次の停車場所を知らせてくれるもの)のあるバスに乗ったことはありますか?

事務局、つい最近、電光掲示板のあるバスに遭遇しました。(その時の話しをちょっとネタに書きたいと思います。)

朝、事務局がいつもマイクロを乗り降りしているところで待っていた時のことです。

カラシ(車掌)のお兄さんが「スンタラ。(ネパールの場所の名前)」と大きな声でお客を呼んでいます。

事務局のいつも乗るマイクロの行き先もスンタラです。でも・・・いつもと車が違います。いつもは小さなマイクロなのに、今日は大きなバスです。(変なところに行ったら嫌だし、やめておこう。と内心思います。)

事務局に気づいたカラシのお兄さん。「どこ行くの?」と声を掛けてくれます。

「プラノバスパーク。」と、事務局は答えます。

「行くよ。乗って。」と声を掛けてくれるカラシのお兄さん。

「15ルピー?」と、事務局は確認します。

「そうだよ。乗って。」とカラシのお兄さん。(あ、高くないんだと思い、乗ることにしました。※距離にもよりますが、マイクロやバスは15ルピーか20ルピーです。)

中に乗り込むとやっぱり大きいバスです。いつもはぎゅうぎゅう詰めの車内も今日は違います。みんな座っています。大きなバスなので、車内も揺れません。いつもなら、道が凸凹だとガッタン、ゴットンという具合です。

大きなバスなので、遠回りも覚悟していたのですが、いつもと同じルートです。(※事務局の自宅の方からプラノバスパーク(ネパールの場所の名前)に行くには狭い道を通って行きます。)

狭い道なのに運転が上手なドライバーなんだなと見ていると、前がなかなか進まなくても、クラクションをほとんど押さない。穏やかな人なんだなと感心して見ていました。(何を見ていたかって??運転さばきですよ。顔とか腕ではありません。笑)

その時です。事務局の目に電光掲示板が入ったのです。しかも、壊れていません。いつも、聞き慣れている地名ですが、ネパールの文字でこう書くんだな、と見ていると・・。

今度は、車内アナウンスが聞こえてきます。日本で「次は○○(バス停の名前)」と言っているような感じです。

日本では当たり前。それはもちろんわかっています。でも、ネパールでは考えられない。だって、いつもはカラシ(車掌)のお兄さんが声を張り上げて停車するところを教えているんですよ。

こんなバスがもっと増えてくれれば、交通事情も労働者もついでにお客にも良いのかも知れません。

お金があって、人脈があって、権力がある人がネパールをもっともっと住みやすくなるように変えてくれないかな?と思うこの頃です。