ダサイン2016

皆さん、こんにちは。事務局です。皆さん、ダサイン休暇はどう過ごされましたか?

ネパール外にお住いの皆さんは年末年始を楽しみに、もうひと頑張りですね。

今年のダサイン、事務局はカトマンズ外に出ず、自宅で過ごしました。

 

9(日)の早朝、「メェ~。」と近所から大きな鳴き声が聞こえてきました。近所の家に一頭のヤギが連れて来られたようです。

息子がそれに気づき、「ママ、見てみて。ヤギがいるの。」続けて「かわいいね。」と言うのです。無邪気に言う息子に対し、「もうすぐ食べられちゃうんだよ。」とは、もちろん言えません。

 

ネパールでは宗教上、ほとんどの人が牛肉を食べません。以前、日本語を学んでいるネパールの学生に「日本人は牛を食べるって本当ですか?」と聞かれたことがあります。「食べるよ。」と一言答えると「牛はお母さんと同じくらい大事。」と教えて貰ったことがあります。

事務局は夫がネパール人なので食卓にお肉が並ぶといえば、ヤギ肉か鶏肉です。夫に「ネパールに豚肉はないの?」と聞くと、「カーストの下の方の人は食べるけど、私たちは食べないよ。」と。

豚肉は宗教上の関係はないですが、あまり流通されていないようです。(流通していないのはカトマンズだけ?村ではどうなんでしょう?ご存知の方教えてください!)

 

ダサインはネパール人にとって「お盆とお正月が同時に来たようなもの。」と言われるくらい、一年で一番の楽しみのようです。日本人がお正月におせち料理を食べるように、ネパール人はダサインにヤギ肉を食べるようです。(普段もヤギ肉食べますけどね、大量ではないです。)

ヤギ肉と一言で言っても、屋外でバーベキューのようにして楽しんでいるかと思えば、キッチンではスープにしたり、煮込んだり。

うちも例外ではなく、夫がヤギ肉をたくさん買い込んで来ました。肉処理(解体?)するのは手間がかかるので、今年は店主(?)に肉処理をして貰ったそうです。

事務局の母は料理で大忙し。事務局は野菜を切ったり、皿を洗ったり、マイペースにお手伝い。だって、あんな大量なお肉(特に内臓!)を触るのは気が引けます。母も事務局が外国人なので(戦力にならなくても)仕方がないわねと思っているようです。(こんな時は外国人で良かったと思います。ネパール人の嫁だったら、出来るのが当たり前でしょうから。)

 

また、ダサインはお小遣いを貰えるチャンスです。親戚の家に行き、子供たちは年長者にティカ(お祈りして貰って、お米とヨーグルトと赤い粉を混ぜて作った物をおでこにして貰います。何となく伝わりますか?)をして貰いお小遣いをゲット。(実際は私たち大人もティカして貰い、お金を受け取ります。でも、大人はお金よりティカをして貰うことが重要なようです。)その他にもダサインは凧を揚げたり、新しい洋服を買ったりするようです。お正月とダサインが似ていると感じるのは事務局だけでしょうか^^

 

ネパールの文化や習慣にも身を寄せつつ、ついていけない時は外国人を理由に「できない。」「理解できない。」とうまくかわしている事務局です。(日本だったらNOが言えないんですけどね。ここでは別です。どうしてでしょうか?私自身もわかりません。笑)