日常用具の支給

日常生活用具の給付・貸与

日常生活の利便を図るために日常生活用具の給付を行なっています。

1)対象者

身体障害者手帳(視覚障害)取得者

及び、難病患者

2)費用の自己負担

・希望する用具の価格が基準額以内なら、価格の1割が自己負担です。

・価格が基準額を超える場合は基準額との差額は自己負担になります。

・所得によって自己負担の上限があります

3)窓口:市町村役場の障害福祉担当

4)視覚障害者向けの種類と基準額の例

表5 視覚障害者向けの日常生活用具の種類と基準額の例


種類 対象者 基準額 耐用年数

火災警報器 障害等級2級以上 15,950円 8

(火災発生の感知及び避難が著しく困難な障害者のみの世帯)

自動消火器 障害等級2級以上 29,520円 8

(火災発生の感知及び避難が著しく困難な障害者のみの世帯)

電磁調理器 視覚障害2級以上 42,180円 6

(盲人のみの世帯及びこれに準ずる世帯)

歩行時間延長信号機用小型送信機 視覚障害2級以上 12,000円 10

盲人用体温計

視覚障害2級以上(盲人のみの世帯及びこれに準ずる世帯) 9,000円 5

盲人用体重計 視覚障害2級以上 18,000円 5

情報・通信支援用具 視覚障害2級以上 102,860円 6

点字ディスプレイ 383,500円 6

視覚障害及び聴覚障害の重度重複障害者(原則視覚障害2級以上かつ、聴覚障害2級)

点字器(標準用・金属製)視覚障害 10,400円 5.7

点字器(携帯型) 7,200円 5.7

点字タイプライター

視覚障害2級以上(就労もしくは就学しているか又は見込まれる方) 63,100円 5

ポータブルレコーダー録音再生 92,370円 6

視覚障害2級以上

同上 再生のみ 48,000円

活字文書読上げ装置 115,000円 6

視覚障害2級以上

拡大読書器 203,660円 8

視覚障害者

物品識別装置 41,040円 6

視覚障害2級以上

盲人用時計 触読式10,300円 音声式13,680円 10

視覚障害2級以上

視覚障害者用図書(点字図書、大活字図書、DAISY図書) 原本の定価を差し引いた額

視覚障害者


注意

・購入前に申請が必要となります。購入後となると支給対象外となります。

・用具にはそれぞれ耐用年数が決められていて故障や修理の時の対応の目安として下さい。

・指定されている用具や基準額はひとつの例なので、正確なことはそれぞれの市町村窓口で確認が必要です。

(5)種類の説明

・情報・通信支援用具

パソコンの障害者用ソフトと周辺機器のことで、1回に複数の品物をまとめて購入でき、基準額は購入合計金額の上限となる。点字ディスプレイや点字プリンターを含むと基準額(*)は300,000円となる

・視覚障害者用ポータブルレコーダー

本などを録音したCD(デイジー図書という)を聞いたりCDに録音したりするための器械で、今後、録音図書はテープに代わってCDが多くなる

・視覚障害者用拡大読書器

上向きに置いた印刷物や用紙をビデオカメラで写しテレビに拡大して映し出す装置。テレビ台とカメラが一体の据え置き型と、テレビ台はなく小型カメラをテレビにつなぐものや、カメラと小型液晶画面が一体になった可搬型がある。品物によっては画面を見ながら署名や簡単な文を書くこともできる

・視覚障害者用活字文書読上げ装置

文章をパソコンで特殊な記号に変えて印刷したものを読み上げる装置。

・点字図書

雑誌を除く図書を、年間に6タイトル、合計24巻まで利用できる。点字図書と普通図書の価格の差が給付対象となる

2019/11のライトハウスから