Visual Field Score(VFS)
カウントのための
オーバーレイ
Overlays for Conversion of Goldmann Visual Field Spots
Goldmann視野プロットから変換のためのオーバーレイ
Overlays for Conversion of Goldmann Visual Field Spots
はじめに General
Goldmannプロットはイソプターを示す。これらは特定の刺激が見ることができる面積のアウトラインである。AMAの視野の障害級付にはIII4e刺激が見える面積に基づいている。
刺激が見える面積は刺激のサイズや明るさに依存する。より大きな刺激ではより大きな面積が見える。診断のためには、いくつかのイソプターを用いるのが普通である。AMAの計算には、III4eのイソプターのみが適切である。他のイソプターは無視すべきである。
もしより小さなイソプターがプロットされると、AMAの級は計算できなくなる。なぜなら、刺激が減少することによって、どの程度にでも視野喪失は大きくなる可能性があるからである。
もしより大きなイソプター(IV4eまたはV4e)がプロットされると、結果はIII4eイソプターと比較して過小評価されるからである。その違いはひとによっても異なり、それほど有意でないこともある。ある研究29では20VFSポイントの平均差はIII4eとV4eの間にあったとされる。
インストラクション Instructions
Goldmann視野をオーバーヘッドプロジェクターに用いられるアセテートのシートにコピーしなさい。
Colenbranderグリッドの型紙。経線25,65,115,155,195,225,255,285,315,345度に中心1,3,5,7,9(黒点で記す),15,25,35,45,55(黒丸●で記す) オプションとして65度(白丸○で記す)にグリッドを配置している これを二回すること。これをオーバーレイと呼ぶ。
(OHP用紙にコピーするための型紙が便利です。Colenbranderの文字が見える面を使うと消耗を防げます。)
以下のオーバーレイグリッドの作り方をPPTで解説しています。
https://drive.google.com/file/d/1uCrAYz5P-yOauTwTpX6a1P6J1AADEHWe/view?usp=sharing
1.右眼のGoldomannプロットの上に一枚のオーバーレイを載せる。
2.Dry-erase または同様のマーカーを用いて、III4eイソプターの外側をスラッシュ (〳)でマークしなさい。もし、このイソプターの中に盲点があれば、盲点の内側をマークしなさい。見えた点の数(マークされていない)が右眼のVisual Field Score(VFS)となる。小さな点(small dot)は50、黒いドット(closed dot)は50あるので簡単に計算できる。(60度を超えた)丸(open dot)が見えたときは、これらもVFSに加える。
3.もう一枚のオーバーレイを左眼のGoldmann プロットの上に載せなさい。
4.同様にIII4eイソプターの外側を今度はバックスラッシュ(〵)でマークしなさい。もし、このイソプターの中に盲点があれば、盲点の内側をマークしなさい。見えた点の数(マークされていない)が右眼のVisual Field Score(VFS)となる。
5.2枚のオーバーレイを重ねるとダブルマーク(X)になったところは、見えていない点となる、これらが両眼で見えない点となる。ひとつだけのスラッシュ(〳または〵でもう片眼では見えている)の部位は両眼で見えていないとは考えられない。両眼で見えている点を計算しなさい。
6.Functional Field Score(FFS)を得るために、その人の見えた点の加重平均を計算しなさい。
(OD+OS+3xOU)/5=______
100からこの数を引くと視野障害率を求めることができる。
7.このダイアグラムのコピーをとりなさい。もしdry-erase markerを用いれば、アセテートを拭くことで何度も使うことができる。
図12-10を参照のこと。