検証53
本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。本ページで検証するサイトの少なくとも一部については日本人に向けた勧誘が確認されています。またこのページで検証対象としているサイトは全て互いに偶然とは思われない共通性が認められ、同じテンプレートの使い回しでサイトが量産されていることが明らかである、新しいサイトが続々と立ち上げられる一方で古いサイトは何の告知もなく閉鎖されることが繰り返されているといった点からもこれらのサイトが真っ当なサイトとは到底思われません。逆に非常に危険なサイトと思われます。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証13」、「検証14」、「検証15」、「検証16」、「検証17」、「検証18」、「検証19」、「検証20」、「検証21」、「検証22」、「検証23」、「検証24」、「検証25」、「検証26」、「検証27」、「検証28」、「検証29」、「検証30」、「検証31」、「検証32」、「検証33」、「検証34」、「検証35」、「検証36」、「検証37」、「検証38」、「検証39」、「検証40」、「検証41」、「検証42」、「検証43」、「検証44」、「検証45」、「検証46」、「検証47」、「検証48」、「検証49」、「検証50」、「検証51」、「検証52」に続いて中国系の詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証41ページ目です。「検証54」、「検証55」、「検証56」、「検証57」、「検証58」、「検証59」、「検証60」、「検証61」、「検証62」、「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド http://www.opsontechfa.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://opsontechfx.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://opson-international.com/)
●Elite Strategies Corporation Limited (エリートストラテジーコーポレーションリミテッド https://elifx.com/?lang=ja)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド http://www.opson-internati0nal.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://www.cu-x.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://www.oak-fx.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://hon-le.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://te-da.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://ti-ch.com/)
●RUI WIN CAPITAL LTD (RUI WINキャピタルリミテッド https://ruiwinaa.com/)
●RUI WIN CAPITAL LTD (RUI WINキャピタルリミテッド https://ruiwincapital.com/)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://sopgood.com/)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://www.sophietrading.com/?_l=JP)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://www.sop-t.com/?_l=JP)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://hyldsd.com/?_l=JP)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://tha-sc.com/?_l=JP)
●VICTORIA CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (ビクトリアキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://victvip.com/)
●VICTORIA CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (ビクトリアキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://victoriadk.com/?_l=JP)
まず以下の4つのサイトを検証します。
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド http://www.opsontechfa.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://opsontechfx.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://opson-international.com/)
●Elite Strategies Corporation Limited (エリートストラテジーコーポレーションリミテッド https://elifx.com/?lang=ja)
最初のOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (http://www.opsontechfa.com/) はYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外の3つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。特にOPSONインターナショナルという同名の3つのサイトは互いに非常に似ていて明らかに同じグループによるサイトと思われます。まずYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
誰から勧められたのか全く情報がありませんが、URLアドレスが記されています。
この投稿には何も情報がありませんが情報を求めているようです。但しURLアドレスがないので以下に示すように少なくとも3つ存在するOPSON INTERNATIONALのいずれに関する質問なのか分かりません。
とにかく1つ目の質問にあったURLアドレスのサイトにアクセスし、さらに画像検索で同じ名称の2つのサイト、そして表題4番目のエリートストラテジーコーポレーションリミテッドのサイトを見つけてきました。まずそれらのサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に示します。
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (http://www.opsontechfa.com/) [表示言語:英語のみ]
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (https://opsontechfx.com/) [表示言語:英語のみ]
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (https://opson-international.com/) [表示言語:英語、中国語]
▼エリートストラテジーコーポレーションリミテッド (https://elifx.com/?lang=ja) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、ドイツ語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、ウルドゥー語]
3つのOPSONインターナショナルのサイトは互いに非常によく似ています。3つ目のOPSONインターナショナルのサイトだけは英語と中国語から表示言語を選択出来るようになっています。そして日本語に対応しているのは最後のエリートストラテジーのサイトだけです。このエリートストラテジーは一見して3つのOPSONインターナショナルのサイトと似ているように見えませんが、英語表示を選択すると以下のようになります。
サイトの中央に以下のような文章が記されています。
>Trade Shares of Top Companies with Elite Strategies
この文章は3つのOPSONインターナショナルのサイトに記されている以下の文章と似ています。
>Trade Shares of Top Companies with OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED
要するにいずれのサイトにも「一流企業の株式を取引しましょう」という文章が記されていて似ているのです。さらにこの冒頭部に続く部分も見ていくとさらに似ている部分が見つかってきます。まず3つのOPSONインターナショナルのサイトで共通して冒頭部に続く部分にある取引開始までの4段階を説明している部分のキャプを表題と同じ順で以下に示します。
この部分は3つのOPSONインターナショナルのサイトでは互いに全く同じに見えます。そして以下にエリートストラテジーのサイトの相当部分のキャプを日本語表示、英語表示の2種類以下に示します。
3つのOPSONインターナショナルのサイトの記述と英語表示にしたエリートストラテジーのサイトの記述はサイト名の部分以外は全て同じのようです。さらに4つの項目の内、以下にはOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (http://www.opsontechfa.com/) とエリートストラテジーコーポレーションリミテッド (https://elifx.com/) の最初の「Best Trader」という項目を拡大して示します。
拡大して比較してみると文章が互いに酷似しているだけでなく、背景となっている画像、「89%」とか「buyer」といった手書きの文字が見えるノートのようなものの画像が共通していることが分かります。これは偶然とは思えません。
また3つのOPSONインターナショナルのサイトで共通して存在する4つの取引対象や提供するサービスの説明を示す8つのイラストが並んでいる部分を比較してみます。これもまず3つのOPSONインターナショナルのサイトからのキャプを表題と同じ順で以下に示します。
この部分についても3つのOPSONインターナショナルのサイトは全く同じに見えます。そしてエリートストラテジーのサイトにも非常によく似た部分があります。以下には比較の為に英語版のキャプを示します。
イラストは色が変わっているだけで全く同じものでしょう。テキスト部分もOPSONインターナショナルのサイトと全く同じです。
さらに以下はOPSONインターナショナル (http://www.opsontechfa.com/) のサイトのFocus Areas (重点分野) と題する部分のキャプ画像です。キャプは省略しますが他の2つのOPSONインターナショナルのサイトにも全く同じ部分があります。
そしてエリートストラテジーのサイトのサイトにも以下に示しますが非常によく似た部分があります。比較の為に英語版を示します。
やはり3つのOPSONインターナショナルはURLアドレスが異なっていても互いに非常によく似ていますし、エリートストラテジーのサイトとも明らかに似ており、4つのサイトはおそらくは同じグループによって同じテンプレートから作られたサイトであると考えざるを得ません。
次に各サイトで連絡先情報を探しましたが開示されている情報はかなり限定されています。特に3つのOPSONインターナショナルのサイトには殆ど連絡先情報がありません。メニューバーには「Contact Us」という項目があるのですがメール送信用の窓があるだけで住所や電話番号だけでなく、メールアドレスさえ見当たりません。辛うじて3つのOPSONインターナショナルのサイトのトップページ、「About Us」という項目の冒頭に共通して以下のような記述があります。
OPSONインターナショナルは香港で創立されたと書いてあります。しかしその住所などは一切記されていません。一方でエリートストラテジーの場合には脚注に右のキャプに示しますが一応は電話番号、メールアドレス、住所が記されています。
>+1800-734-9195
>support@elifx.com
>Unit G25 Waterfront Studios, 1 Dock Road, London, United Kingdom E16 1AH
しかしこの電話番号はよく分かりません。[+1800] の部分が国番号かと思われますが国際電話の国番号リストを見ても該当する国がありません。一方で住所はイギリスのロンドンになっています。イギリスの国際電話の国番号は [+44] ですからどう見ても電話番号と住所は矛盾しています。またこのロンドンの住所は「検証13」以降で検証してきた一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの検証で頻繁に登場している住所です。この住所についてはまた後述します。
連絡先情報の開示が明らかに足りない、信頼出来ないということで例によってまず各サイトのWho Is 情報を確認しましたが、3つのOPSONインターナショナルのサイトのWho Is 情報には登録者に関する情報は何もありません。以下にはエリートストラテジーのサイトのWho Is 情報を示します。
まず黄色の枠で囲った部分を見るとサイトの登録・開設日が2020年3月11日、約1年後の2021年2月25日にアップデートが行われ、2022年3月11日に登録期限切れになると書いてあります。この検証は2022年4月上旬に書いているので登録期限切れになっているはずということになりますが、一体このサイトはどうなるのでしょうか?そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が記されていますが、
登録法人名: Elite Strategies Corporation Limited
登録者所在: GB (Great Britain、イギリス)
と書いてあるだけです。情報開示は極めて不足していますが、とにかく所在地がイギリスとなっていたことで「Elite Strategies Corporation Limited」の法人登録がイギリスにあるかどうか探してみました。ついでにOPSONインターナショナルの法人登録も探してみましたが見つかってきたのはエリートストラテジーのサイトに対応すると思われる法人登録のみです。以下にキャプを示します。
まず法人登録の日付は2020年4月17日になっています。サイトのWho Is 情報にあったサイトの登録・開設日が2020年3月11日ですから1ヶ月ほどという微妙なずれがあることになります。しかし業種は金融関係になっていて矛盾がありませんし、法人登録上の住所が以下のようになっています。
>Unit G1 Capital House, 61 Amhurst Road, London, E8 1LL
この住所は「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの検証で出てきたイギリスの法人登録でしばしば出てくる住所です。具体的には以下のサイトに対応すると思われる法人登録で法人の所在地としてこの住所が登場しています。
グリーンスタンウエルス → 法人登録
IDFパワーウエルス → 法人登録
「検証27」 Bsusdfes Investmen Ltd → 法人登録
「検証28」 Carrodセキュリティーズカンパニーリミテッド → 法人登録
「検証29」 Loowire グローバルリミテッド → 法人登録
「検証34」 グリーンスタンウエルスリミテッド → 法人登録
カウトレーディングウエルスリミテッド → 法人登録
DBAYEマーケット → 法人登録
CoWosホールディンググループリミテッド → 法人登録
「検証50」 Visenoキャピタルリミテッド → 法人登録
BULUTUN → 法人登録
POOPAC → 法人登録
「検証59」 Poipexマーケットリミテッド → 法人登録
アイコニックマネジメント → 法人登録
さらに本サイトの姉妹サイトである「仮想通貨(暗号通貨)を辛口評価」の「検証95」で検証しているやはり中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの疑いが濃厚なPLASMAORACLE (プラスマオラクル) という仮想通貨取引所のサイトに対応すると思われるPLASMA ORACLE GLOBAL LIMITEDの法人登録 (会社番号 13430842)でもこの住所が法人登録上の住所として登録されています。
部屋番号まで同じ住所が繰り返し使われているということはこの住所がオフショア会社などを利用した架空住所である疑いを強く示唆するものと考えます。
そしてこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下に示したCHENG, Simingという中国国籍、中国在住の人物が経営者となっています。
但しこの中国人経営者が就任したのは2022年3月30日となっています。この検証は2022年4月上旬に書いているのでつい最近、経営者が交代したことになります。法人登録時からつい最近まで経営者だったのは以下に示すドイツ国籍、中国在住のRENNE, Thomasという人物となっています。
いずれにしろ新旧の経営者はいずれも中国在住という点では一致しており、イギリスの法人登録は名目だけで中国に実質的な事業実体があるのではないかと考えざるを得ません。
最後に本項で検証対象とした4つのサイトについてWho Is 情報に記されているサイトの登録・開設日を以下にまとめ起きます。
サイト名 (URLアドレス) サイトの登録・開設日
OPSONインターナショナル (http://www.opsontechfa.com/) 2021年12月13日
OPSONインターナショナル (https://opsontechfx.com/) 2021年11月16日
OPSONインターナショナル (https://opson-international.com/) 2022年2月20日
エリートストラテジー (https://elifx.com/?lang=ja) 2020年3月11日 (2021年2月25日アップデート)
改めて結論するまでもないと思いますが、これらのサイトは情報開示が極めて乏しく、これまで検証してきた中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトに共通する特徴が見られます。そもそもこれだけ互いに似た、同じテンプレート由来としか思われないサイトが幾つも確認される時点で非常に危険なサイトの可能性が濃厚です。これらのサイトでの投資を呼びかけられても決して応じないことを強く推奨します。
※付記
OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッドという本項で検証した3つのサイトと名称が同じでサイトの見かけも極めてよく似たサイトがさらに6個も見つかってきました。明らかに同じテンプレートから同じグループによって立ち上げられたサイトと思われます。以下で検証しているので参照してください。
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド http://www.opson-internati0nal.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://www.cu-x.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://www.oak-fx.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://hon-le.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://te-da.com/)
●OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED (OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド https://ti-ch.com/)
●RUI WIN CAPITAL LTD (RUI WINキャピタルリミテッド https://ruiwinaa.com/)
●RUI WIN CAPITAL LTD (RUI WINキャピタルリミテッド https://ruiwincapital.com/)
上で検証した3つの「OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド」について調べていてさらに同名のサイトが存在することに気が付き、そこからサイト名の検索や画像検索で見つけてきたサイトです。上で検証した「OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド」のサイトと名称が同じというだけでなく、サイトの見かけも非常によく似ていて同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトと考えられるので検証対象にします。
まずはこれらのサイトの冒頭部のキャプを示していきます。
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (http://www.opson-internati0nal.com/) [表示言語:英語、中国語]
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (https://www.cu-x.com/) [表示言語:日本語、英語、中国語、ポルトガル語、香港語]
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (https://www.oak-fx.com/) [表示言語:英語、中国語]
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (https://hon-le.com/) [表示言語:日本語、英語、中国語、ポルトガル語、香港語]
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (https://te-da.com/) [表示言語:日本語、中国語、英語、ポルトガル語]
▼OPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッド (https://ti-ch.com/) [表示言語:日本語、中国語、英語、香港語]
▼RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/) [表示言語:日本語、中国語、英語、ポルトガル語]
▼RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/) [表示言語:英語のみ]
8つのサイトの内、日本語に対応しているのが5つ、対応していないのが3つです。サイト冒頭部を見ただけでこれら8つのサイトが互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきた3つのOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッドのサイトとも極めてよく似ていることが明らかです。さらにこれらのサイトが互いに、あるいは上で検証した上で検証してきた3つのOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッドのサイトと極めてよく似ているのはこの冒頭部だけではありません。冒頭部に続いて出てくる取引開始までの4段階を説明している部分のキャプを以下に表題と同じ順で示します。まず最初の4つのサイト
OPSONインターナショナル (http://www.opson-internati0nal.com/)
OPSONインターナショナル (https://www.cu-x.com/)
OPSONインターナショナル (https://www.oak-fx.com/)
OPSONインターナショナル (https://hon-le.com/)
のキャプを以下に示します。
さらに残りの以下の4つのサイトのキャプも順に示します。
OPSONインターナショナル (https://te-da.com/)
OPSONインターナショナル (https://ti-ch.com/)
RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/
RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/)
この部分でも8つのサイトは互いに非常によく似ていますし、上で検証した3つのOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッドのサイトとも非常によく似ています。さらに以下は取引対象4項目、サイトの特長4項目を簡単なイラスト付きでまとめている部分の比較です。これもまず最初の4つのサイト
OPSONインターナショナル (http://www.opson-internati0nal.com/)
OPSONインターナショナル (https://www.cu-x.com/)
OPSONインターナショナル (https://www.oak-fx.com/)
OPSONインターナショナル (https://hon-le.com/)
のキャプを以下に示します。
さらに残りの以下の4つのサイトの相当部分のキャプを順に示します。
OPSONインターナショナル (https://te-da.com/)
OPSONインターナショナル (https://ti-ch.com/)
RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/)
RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/)
この部分でも8つの互いにあるいは上で検証した3つのOPSONインターナショナルのサイトと酷似しています。取引対象は外国為替 (FX)、コモディティ、株式指数、株式CFDの4つとなっていますがこれ以上の情報は見当たりません。例えば外国為替 (FX) ならば取引できる通貨ペアとか取引単位、スプレッドやスワップ金利などに関する情報が普通は開示されているはずですがそういった情報が何もありません。非常に違和感があります。
次に各サイトで連絡先情報を探しましたが殆ど開示されていません。住所、電話番号がないだけでなく、メールアドレスさえ見当たらないのです。金融ライセンスに関する情報も見つかりません。わずかにトップページの「私たちについて (英語版では「About Us」) 」の項目に断片的な情報が記されています。例えば以下は最初のOPSONインターナショナル (http://www.opson-internati0nal.com/) のサイトからのキャプです。
冒頭部分を以下に書き出します。
>Here at OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO., LIMITED Incorporated in the Hongkong,
香港で設立されたと書いてあります。しかしこれ以上の情報はありません。
同様に表題2番目のOPSONインターナショナル (https://www.cu-x.com/) のサイトのトップページ、「私たちについて」の項目のキャプを以下に示します。
やはり最初に
>OPSON INTERNATIONAL TECHNOLOGY SERVICES CO。、LIMITEDは香港に設立されました。
と書いてあります。しかしこれ以上の連絡先情報は見当たりません。さらにキャプは省略しますが表題3~6番目の他の4つのOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッドという名称のサイトでも同様に「香港に設立」という記述が確認されますし、上で検証した同名の3つのサイトでも同じです。具体的な住所などの記述がないのも計9個のOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッドのサイトで共通です。
一方で表題7番目、8番目の2つのRUI WINキャピタルリミテッドの記述は異なります。まず以下は表題7番目のRUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/) のサイトの「私たちについて」の記述です。
やはり最初の文章を以下に書き出します。
>RUI WIN CAPITAL LTDは、国際金融センターの1つであるオーストラリアにあります。
本拠が香港ではなく、オーストラリアであるとなっています。
また以下は表題8番目のRUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/) のサイトのトップページにある「About Us」のキャプです。
最初の文章は以下のようになっています。
>RUI WIN CAPITAL LTD is located in the Australia, one of the international financial centers.
やはりこのサイトでも所在地が香港ではなく、オーストラリアであるとなっています。RUI WINキャピタルリミテッドのサイトはOPSONインターナショナルテクノロジーサービシズカンパニーリミテッドのサイトと酷似していて同じグループによるサイトとしか思われないのに本拠が香港、オーストラリアに分かれているのは非常に違和感があります。さらに2つのRUI WINキャピタルリミテッドのサイトではトップページではなく、メニューバーの「私たちに関しては (About Us)」にも所在地に関する似たような記述があるのですが、トップページの記述と食い違っているのです。まず以下は表題7番目のRUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/) のサイトの「私たちに関しては」というサブページの記述です。
最初の文章は以下のようになっています。
>RUI WIN CAPITAL LTDは、国際金融センターの1つである英国にあります。
同様に表題8番目のRUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/) のサイトの「About Us」というサブページのキャプも以下に示します。
やはり最初の文章が以下のようになっています。
>RUI WIN CAPITAL LTD is located in the UK, one of the international financial centers.
こちらもやはりイギリスのあるとなっています。
つまり2つのRUI WINキャピタルリミテッドのサイトではトップページには所在地がオーストラリアであると書いてあるのに同じサイトのサブページには所在地がイギリスであるとなっているのです。そしてやはり具体的な住所とか電話番号といった連絡先情報は見当たりません。どういうことなのか全く理解不能で信頼性ゼロです。
次に例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。結論としては8つのサイトのWho Is 情報の内、登録者に関する情報が開示されていたのは表題8番目のRUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/) の場合のみです。以下にキャプを示します。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年2月7日となっています。そして赤枠の中に記されている登録者に関する情報を以下にまとめます。
登録者: RUI WIN CAPITAL LTD
住所: RM302 THE BROADGATE TOWER 20 PRIMROSE STREET LONDON UNITED KINGDOM EC2A 2EW
電話番号: +44.454454687
メール: support@ruiwincapital.com
住所はイギリスのロンドン、電話番号もイギリスの国番号である[+44]から始まっています。RUI WINキャピタルリミテッドのサイトには所在地がオーストラリアであるという記述とイギリスであるという記述が混在していましたが、Who Is情報はイギリスという立場のようです。そしてイギリスにあるという記述からRUI WINキャピタルリミテッドについてイギリスの法人登録を探してみました。するとRUI WINキャピタルリミテッドのものと思われるイギリスの法人登録が見つかってきました。以下にキャプを示します。
まず上のキャプの一番下に書いてある業種は金融関係になっていて矛盾がありません。さらに法人登録の日付は2021年6月21日、住所は以下のようになっています。
>Rm302 The Broadgate Tower 20 Primrose Street, London, United Kingdom, EC2A 2EW
この住所は上に示したWho Is 情報に記されていた住所と完全に一致します。この法人登録がここで検証しているRUI WINキャピタルリミテッドの法人登録と考えて間違いないでしょう。さらにこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下のようになっています。
唯一の経営者として登録されているのはSHERWOOD, Craig Peterというイギリス国籍、イギリス在住の人物になっています。しかし上で検証したエリートストラテジーのサイトに対応すると思われる法人登録の法人登録上の経営者が中国国籍、中国在住の人物となっていたことなど考えるとこのイギリス人経営者がRUI WINキャピタルリミテッドの実質的な経営者かどうかは疑わしいようにも思われます。
Who Is 情報に戻って上で検証した4つのサイトも含めて各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。
サイト名 (URLアドレス) サイトの登録・開設日
OPSONインターナショナル (http://www.opsontechfa.com/) 2021年12月13日
OPSONインターナショナル (https://opsontechfx.com/) 2021年11月16日
OPSONインターナショナル (https://opson-international.com/) 2022年2月20日
エリートストラテジー (https://elifx.com/?lang=ja) 2020年3月11日 (2021年2月25日アップデート)
OPSONインターナショナル (http://www.opson-internati0nal.com/) 2022年3月30日
OPSONインターナショナル (https://www.cu-x.com/) 2022年2月19日
OPSONインターナショナル (https://www.oak-fx.com/) 2022年2月19日
OPSONインターナショナル (https://hon-le.com/) 2022年2月19日
OPSONインターナショナル (https://te-da.com/) 2022年2月19日
OPSONインターナショナル (https://ti-ch.com/) 2022年2月19日
RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/) 2021年12月13日
RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/) 2022年2月7日
本項で検証した6つのOPSONインターナショナルのサイトの内、5つは2022年2月19日にまとめて登録されているようです。
改めて結論するまでもなく、これらのサイトは単に日本の金融庁に登録がないというだけでなく、情報開示が不充分、不適切であるなど到底信用出来ません。そもそもこれだけ互いに酷似したサイトが乱立している時点で詐欺目的のサイトであることを強く疑わざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://sopgood.com/)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://www.sophietrading.com/?_l=JP)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://www.sop-t.com/?_l=JP)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://hyldsd.com/?_l=JP)
●SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (SOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://tha-sc.com/?_l=JP)
●VICTORIA CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (ビクトリアキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://victvip.com/)
●VICTORIA CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD (ビクトリアキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッド https://victoriadk.com/?_l=JP)
最初の5つのSOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッドというサイトは名称が同じであるだけでなく、見かけも互いにそっくりなサイトです。これらのサイトについてはYahoo知恵袋に出てきた質問投稿から存在に気が付くことになりました。残りの2つのビクトリアキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッドというサイトは画像検索で見つかってきた同じグループによるサイトと思われます。これらのサイトは上で検証したOPSONインターナショナル (http://www.opsontechfa.com/) 以下のサイトとも明らかに似ている部分が認められ、同じグループによるサイトの可能性が濃いのでここで検証することにしました。尚、この検証を書いている2022年10月上旬の時点で上で検証してきたOPSONインターナショナル (http://www.opsontechfa.com/) 以下のサイトの中でアクセス可能なのはエリートストラテジーコーポレーションリミテッド (https://elifx.com/?lang=ja) だけでOPSONインターナショナルという名称の9個のサイト、RUI WINキャピタルリミテッドという名称の2つのサイトは全て閉鎖されたようです。
まず5つのSOPHIEキャピタルファイナンシャルトレーディングプロプライエタリィリミテッドというサイトの存在に気が付くきっかけになったYahoo知恵袋への質問投稿を引用します。
1つ目の投稿では質問の背景が何も分かりませんが、信頼性を質問しているというのは誰かに勧誘されているのではないかと思われます。2つ目の質問は在日中国人という質問者が「友人」から勧誘されて入金してしまい、出金に支障が生じているということのようですが詳しい状況は不明です。
とにかく見つかってきたサイト名の検索や画像検索で見つかってきた表題の7つのサイトの冒頭部のキャプを順に示していきます。まず5つのSOPHIEキャピタルのキャプを順に示します。
▼SOPHIEキャピタル (https://sopgood.com/) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語]
▼SOPHIEキャピタル (https://www.sophietrading.com/?_l=JP) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語]
▼SOPHIEキャピタル (https://www.sop-t.com/?_l=JP) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語]
▼SOPHIEキャピタル (https://hyldsd.com/?_l=JP) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語]
▼SOPHIEキャピタル (https://tha-sc.com/?_l=JP) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語]
これら5つのSOPHIEキャピタルのサイトが互いに酷似しているのが分かります。表示言語の選択肢も日本語、英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語の6ヵ国語で共通です。次に表題6~7番目の2つのビクトリアキャピタルのサイト冒頭のキャプを示します。
▼ビクトリアキャピタル (https://victvip.com/) [表示言語:日本語、英語、中国語、ポルトガル語、香港語]
▼ビクトリアキャピタル (https://victoriadk.com/?_l=JP) [表示言語:日本語、英語、中国語、ポルトガル語、香港語]
これら2つのビクトリアキャピタルのサイトも互いに酷似しています。表示言語の選択肢も日本語、英語、中国語、ポルトガル語、香港語の5ヵ国語で共通です。
そしてこれら本項で扱う7つのサイトのキャプ右上の言語選択メニューの部分を見て気が付きましたがこれらのサイトは互いに似ているだけでなく、上で検証してきたOPSONインターナショナルとかRUI WINキャピタルリミテッドといったサイトとも部分的ではありますが似ているようです。以下には
SOPHIEキャピタル (https://sopgood.com/)
ビクトリアキャピタル (https://victvip.com/)
に加えて上で検証した
OPSONインターナショナル (https://www.cu-x.com/)
RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/)
のサイトの言語選択メニュー部分の拡大図を順に示します。
表示言語の選択肢は異なりますが、プルダウンメニューの形式とか日本語を「日语」という中国語 (簡体字) で示している点など明らかに似ているように思われました。同時に中国語 (簡体字) を使っていることからこれらのサイトを立ち上げたのは中国人のグループであることが示唆されるように思われます。
さらに冒頭部に続く部分にある取引開始の手順など説明している部分についても本項で検証対象としている7つのサイトのキャプを順に示していきます。まず以下の3つのサイトのキャプを順に示します。
▼SOPHIEキャピタル (https://sopgood.com/)
▼SOPHIEキャピタル (https://www.sophietrading.com/?_l=JP)
▼SOPHIEキャピタル (https://www.sop-t.com/?_l=JP)
次に表題4番目、5番目の以下の2つのサイトの相当部分のキャプを順に示します。
▼SOPHIEキャピタル (https://hyldsd.com/?_l=JP)
▼SOPHIEキャピタル (https://tha-sc.com/?_l=JP)
5つのSOPHIEキャピタルはこの部分でも互いに全く同じに見えます。
さらに2つのビクトリアキャピタルのサイトにも一見して見かけは異なりますが、相当すると思われる部分があるので以下に順にキャプを示します。
▼ビクトリアキャピタル (https://victvip.com/)
▼ビクトリアキャピタル (https://victoriadk.com/?_l=JP)
5つのSOPHIEキャピタルと2つのビクトリアキャピタルで例えば最初の項目の文章を比較してみます。
▼SOPHIEキャピタル
>最高の投資経験
>SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD の目標は、最高の取引体験を提供して、シームレスで高速な実行と堅牢なパフォーマンスを確保することです。
▼ビクトリアキャピタル
>最高の投資経験
>私たちの目標は、最高の取引体験を提供して、シームレスで高速な約定と堅牢なパフォーマンスを保証することです。
かなり文章が似ています。さらに以下にはSOPHIEキャピタル (https://sopgood.com/) とビクトリアキャピタル (https://victvip.com/) に加えて上で検証したOPSONインターナショナル (http://www.opsontechfa.com/)、エリートストラテジー (https://elifx.com/?lang=ja)、 RUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwincapital.com/) の相当部分の計5枚の英語版のキャプを示します。
これら5つのサイトの英語版についても最初の「Best Trader」という項目の文章を比較してみます。
▼SOPHIEキャピタル
>Best Trader
>Here at SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING LTD, we aim to provide only the best trading experience, guaranteeing a seamless and high-speed execution and powerful performance.
▼ビクトリアキャピタル
>BEST TRADER
>Here at VICTORIA CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD, we aim to provide only the best trading experience, guaranteeing a seamless and high-speed execution and powerful performance.
▼OPSONインターナショナル
>BEST TRADER
>Here at Opson International Technology Services Co., Limited, we aim to provide only the best trading experience, guaranteeing a seamless and high-speed execution and powerful performance.
▼エリートストラテジー
>BEST TRADER
>Here at Elite Strategies, we aim to provide only the best trading experience, guaranteeing a seamless and high-speed execution and powerful performance.
▼ RUI WINキャピタルリミテッド
>BEST TRADER
>Here at RUI WIN CAPITAL Ltd, we aim to provide only the best trading experience, guaranteeing a seamless and high-speed execution and powerful performance.
英語版で比較すると太い活字のサイト名以外の部分は全く同じです。さらに英語版同士の比較だと最初の「BEST TRADER」という項目だけでなく、「REGISTER」「FUND ACCOUNT」「START TRADING」という2~4番目の項目もサイト名以外の文章がほぼ同じです。背景画像など見かけはかなり異なっていても本項で検証している5つのSOPHIEキャピタルと2つのビクトリアキャピタルのサイトは上で検証したOPSONインターナショナル、エリートストラテジー、RUI WINキャピタルリミテッドのサイトと同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトである可能性が極めて濃厚と考えられます。
さらに5つのSOPHIEキャピタルのサイトでこの部分に続いて出てくるサイトの特長を6項目に整理して説明する部分についても以下に示していきます。まず以下の3つのサイトのキャプを順に示します。
▼SOPHIEキャピタル (https://sopgood.com/)
▼SOPHIEキャピタル (https://www.sophietrading.com/?_l=JP)
▼SOPHIEキャピタル (https://www.sop-t.com/?_l=JP)
次に表題4番目、5番目の以下の2つのサイトの相当部分のキャプを順に示します。
▼SOPHIEキャピタル (https://hyldsd.com/?_l=JP)
▼SOPHIEキャピタル (https://tha-sc.com/?_l=JP)
さらに2つのビクトリアキャピタルのサイトについても相当部分について以下に順にキャプを示します。
▼ビクトリアキャピタル (https://victvip.com/)
▼ビクトリアキャピタル (https://victoriadk.com/?_l=JP)
5つのSOPHIEキャピタルのサイト、2つのビクトリアキャピタルのサイトでこの部分は互いに非常によく似ていますし、さらに上で検証した9つのOPSONインターナショナルのサイトやエリートストラテジー (https://elifx.com/?lang=ja)、2つのRUI WINキャピタルリミテッドのサイトにも非常によく似た部分があります。以下には比較の為に9つのOPSONインターナショナルのサイトの中で日本語に対応している(https://www.cu-x.com/) のサイト、エリートストラテジー (https://elifx.com/?lang=ja) のサイト、そしてRUI WINキャピタルリミテッド (https://ruiwinaa.com/) の相当部分のキャプを順に再掲します。
テキスト部分はサイトによって多少の違いはありますが、使われている6枚の画像は基本的に同じ画像であり、トリミングされている部分の違いぐらいしかありません。
本項の検証対象である5つのSOPHIEキャピタルのサイト、2つのビクトリアキャピタルのサイトは冒頭部だけ見ると上で検証した9つのOPSONインターナショナル、エリートストラテジー、2つのRUI WINキャピタルリミテッドのサイトと似ているようには見えませんが、冒頭部以降の部分を比較していくと明らかに似ていることが分かります。同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトで間違いないと考えます。本項の最初に書いたように上で検証した9つのOPSONインターナショナル、エリートストラテジー、2つのRUI WINキャピタルリミテッドの計12個のサイトの中でこの検証を書いている2022年10月上旬時点で残っているのはエリートストラテジーのサイトのみで他の11個のサイトは閉鎖されているようです。本項で検証した計7つのサイトは閉鎖された11個のサイトの後継的なサイトと考えられます。
次に本項の検証対象である7つのサイトについて連絡先情報を探しましたが全く見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。登録者に関する情報が記されていたのは表題2番目のSOPHIEキャピタル (https://www.sophietrading.com/?_l=JP) の場合のみです。以下にWho Is 情報のキャプを示します。
黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年3月30日となっています。そして赤っ枠内に記されている登録者に関する情報を以下に書き出してまとめます。
登録者名: SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD
登録者所属機関名: SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD
住所: Suite 198 136 Burwood Road Hawthorn VIC 3121 Australia Mel
電話 / FAX: +61.1869586333
メールアドレス: admin@sophietrading.com
住所はオーストラリアのメルボルン、電話番号もオーストラリアの国番号である[+61] から始まっています。しかしこの住所は実在の住所であるもののGoogle Street Viewで見ると
左側のFurniture Revivalというアンティーク家具の店舗と右側の日本の自動車メーカー・マツダの販売店の間、駐車場になっているようにしか見えない場所の住所ということになっています。
▼Furniture Revival Pty. Ltd. (https://furniturerevival.com.au/)
住所:142 - 144 Burwood Rd., Hawthorn 3122, Vic Australia
▼Burwood Mazda Hawthorn Service Centre (https://www.burwoodmazda.com.au/)
住所:132 BURWOOD RD, HAWTHORN, VIC, 3122
このGoogleストリートビューの画像は2022年8月に撮影されている新しい画像なのでSOPHIEキャピタルがこの住所に実在するかどうかは疑問ということになります。さらにオーストラリアの法人登録を検索できるABN Lookup (https://abr.business.gov.au/) というサイトで「SOPHIE CAPITAL FINANCIAL TRADING PTY LTD」の法人登録を探してみましたが該当がありません。オーストラリアの所在地情報は信頼出来るとは思えません。
Who Is 情報に登録者に関する情報が記されていたのは表題2番目のSOPHIEキャピタル (https://www.sophietrading.com/?_l=JP) の場合のみだったので本項の検証対象である7つのサイトについてサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
SOPHIEキャピタル (https://sopgood.com/) 2022年8月23日
SOPHIEキャピタル (https://www.sophietrading.com/) 2022年3月30日
SOPHIEキャピタル (https://www.sop-t.com/) 2022年8月5日
SOPHIEキャピタル (https://hyldsd.com/) 2022年8月26日
SOPHIEキャピタル (https://tha-sc.com/) 2022年8月8日
ビクトリアキャピタル (https://victvip.com/) 2022年10月5日
ビクトリアキャピタル (https://victoriadk.com/) 2022年7月14日
Who Is 情報に登録者情報が記されていたSOPHIEキャピタル (https://www.sophietrading.com/) だけがこれら7つの中では最も古いサイトであり、他のサイトはこの検証を書いている2022年10月上旬時点でせいぜい3ヵ月以内に開設されたばかりの新しいサイトであるということが分かります。短期間に互いに見分けることも困難なサイトが複数立ち上げられている状況は明らかに異常です。しかも連絡先情報さえ殆ど開示されておらず、金融ライセンスも全く確認出来ません。さらに上で検証した同じテンプレートから量産されたとしか思われないOPSONインターナショナルやRUI WINキャピタルリミテッドといったサイトが続々と何の告知もなく閉鎖されている現状を考えれば本項で検証した7つのサイトも突然閉鎖されるような可能性も充分に考えられる非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。