故人様と自宅に帰り、故人様のケアをさせていただき、お布団で休んでいただくと、
ホッと一息かと思われます。
教会の先生が来ていただけるのであればお呼びし、お茶でもいただきながら、
今後の打ち合わせを遺族親族の方々や葬儀社の方々とさせていただきましょう。
具体的な詳細が決まれば、親戚や町内の人に連絡をしましょう。
以下、打ち合わせ内容です。
1、葬儀式の日程を決める
終祭、告別式、火葬の儀(火葬場祭)、葬後の儀(葬後霊祭)、旬日祭
教会の先生、火葬場、葬儀場の都合を聴き、日程を決めます。
収骨後、自宅で新霊床を整え、50日間仮の霊舎に霊璽と遺骨を安置します。
葬儀式後、すぐに帰ってこれるように、先に新霊床を自宅に設置する時もあります。
自宅の神前まわりの片付けもしておきましょう。
2、祭員、典楽の依頼
葬儀式を何名の祭員にしていただくか?
祭典で笙・篳篥・龍笛の楽器の奏楽をしていただくか?
人数により、謝礼や御車代が必要になりますので、よく考えましょう。
3、喪主・葬儀委員長の決定
弔辞者、遺族代表挨拶者、玉串奉奠の順番、出棺時の配役などの決定
喪主以外は必ずしも必要ではありませんので、希望を先生に伝えましょう。
4、祭壇、お供え物を決める
三宝(さんぼう・お供え物を乗せるもの)
かわらけ(野菜や果物などを乗せるお皿)
お餅や魚の注文
葬儀場でされる場合は、どこまでがプランに含まれているかを確認する
教会の先生にお任せしても良いか?確認をする
5、祭詞起草の話し合い
金光教の葬儀式において、祭典時に故人様に代わって神様にお伝えする祭詞が、
とても大事なものです。
故人様のことを偲び、故人様の好きだったことや、生まれた時のこと、
結婚、出産のことなど、何でも聴かせていただけると、ありがたいです。
葬儀御届用紙に記入し、お知らせいただけると、ありがたいです。
遺族親族様が多数集まっておられる場合は、葬儀社との打ち合わせと並行し、
祭詞で神様に伝えていただきたいことを教えていただきたいです。
調べないとすぐに書けないこともあると思いますので、
教徒の方は、生前中から自分で遺族に伝えたいことを書いておいても良いと思います。
6、葬儀社と打ち合わせ、細かいことを決める
セットプランを利用する場合、必要のないものまで含まれている場合もあります
よく先生と相談し、必要のないものは削除し、減額交渉をしましょう
祭壇
柩
霊璽
骨壺
司会
音響
照明
受付テント・机椅子
外飾り
案内看板
下駄箱・すのこ
式場椅子
駐車場
ドライアイスの個数
搬送用布団、服装
御会葬礼状
偲び草(仏では粗供養・香典返し)
遺影写真・額
マイクロバス送迎(町内⇔斎場 斎場⇔火葬場)
寝台車(病院から家、家から斎場など)
霊柩車(斎場から火葬場)
宿泊者の人数、布団・洗面具
茶菓子、コーヒーセットなど
生花・花輪
直会(なおらい)の料理
(直会は、仏では「通夜振る舞い」や「精進落とし」と言います)
役場への手続き(死亡診断書・火葬許可書)
榊・紙垂(造花レンタルか生榊購入か 生榊は高額になります)
新霊床祭壇(葬儀後、家に帰ってきた時に霊璽や骨壺を祀る祭壇)
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