金光教の信心において大切な御取次とは、
人の願いを神様に、
神様の思いを人に伝え、
神様と人とが共に助かる世界を顕現するためのお働き
または、その役柄を言います。
金光教の教会には、
御広前(おひろまえ)という祈りの空間と、
御結界(おけっかい)という取次の場があり、
御結界に座り、取次の御用にあたるのが
金光教教師であり、取次者と言われています。
分かりやすく言いますと、
困っている事、悩んでいる事を、相談する場であり、
神様にその思いを受け取っていただく場です。
安政6年(1859)10月21日、
太陽暦新暦では、11月15日。
神様が教祖様に
「世間になんぼうも難儀な氏子あり、
取次ぎ助けてやってくれ」
と頼まれ、
その願いを教祖様が受けてくださったことに始まります。
この頼みを「立教神伝」(りっきょうしんでん)と言われ、
この日が、金光教の始まりの、立教記念日となっています。
そこから現在令和7年(2025)まで
教祖生神金光大神様 25年
二代金光四神(しじん)様 10年
三代金光攝胤(せつたね)様 70年
四代金光鑑太郎(かがみたろう)様 28年
五代金光平輝(へいき)様 30年
六代金光浩道(ひろみち)様 4年
と、途切れることなく御取次の業は続いてこられ、
167年お結界にお座りになられています。
岡山県にある金光教御本部にお参りされれば、
誰でも御取次をいただくことができます。
本当に金光教の御信者様は恵まれており、
それだけで有り難いことだと思っています。
教団のトップに何の連絡もなく、いつでも会えるだけでなく、
お話ができ、御取次頂くことができるなんて…。
と、他宗教の方々に、とても驚かれます。
教主金光様は、毎日朝3時40分に本部会堂へ出仕されます。
4時から御祈念が行われ、
5時から昼3時20分まで御取次がいただけます。
3時40分から夕御祈念が行われ、
教主金光様は、4時40分に会堂から退出されます。
夕方以降も、広前部の先生が会堂におられますので、
その先生の御取次をいただくことができます。
本部会堂へは、365日24時間、いつでもお参りできます。
清滝教会では、朝5時半から御祈念が行われ、
夜8時まで御取次をいただくことができ、
9時には閉門いたします。
各教会によって在籍する教師数や地域柄に違いがあるため、
御祈念の時間や開閉門時間はそれぞれです。
やはり金光教教師が1人の教会は、
1人で炊事・洗濯・買い物・地域や他教会との関わりなど、
教会を留守にせざるをえない状況もありますので、
各教会にお問い合わせください。
取次 とりつぎ
お取次 おとりつぎ
結界取次 けっかいとりつぎ
生神金光大神取次 いきがみこんこうだいじんとりつぎ
色々と言われていますが、
お好きな読みで良いと思います。
それぞれに意味合いがあるのでしょうが、
細かいところは、お気になさらず…。
次は、本部や各教会に必ずと言って良いほど掲げられている
天地書附とは何?
というお話をさせていただきます。
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