05.先駆者の肩書き。

前々からちょっと気になっていた市販TRPGを購入。

ふむふむ、なるほど、こうきたかあ、と感心したり得心したりしながら読んでいたワケですが……。

……このシステム、私の考えていた(が、まったく形にできていない☆)ネタをがっちり組み込んでるのですね。

……まあ、完璧にベクトルが同じというわけでもないので、後発だろうと制作する意味はある、とは思うのですが、やはりネタ被り感、二番煎じ感は拭えないワケで。

『派遣』がある程度軌道に乗ったら取りかかろうと思っていたけど、ちょっと考え直さないといけないかも知れない。

……それにしても、何年もかけて構想していたからといって、先んじて完成させなければ『先駆者』の肩書きは得られないワケで、得られなければパクリや二番煎じと言われても仕方がない。

私自身はそこまでそういうのを気にする方ではないのですが、これでも少し前までは編集者として1に斬新、2に流行、みたいなネタ探しに奔走していた身ですので、企画で「売る」「稼ぐ」「生活する」ことが、どれほど大変かは身をもって知っているつもりです。

今のところは私も、長期療養の片手間、もしくは仕事につなげるためのステップアップとして、採算も流行もネタ被りも度外視で制作作業を行っているのですが、将来これをメシの種(少なくともその一部)にする程度にはなろうという心づもりですので、いずれは『先駆者』という肩書きを目指さねばならないでしょう。

無論、『誰も見向きもしなかった』という意味ではなく、『誰もが見落としていた』もしくは『誰もが実現できなかった』という意味で。

……てか編集者時代、キャラクター商材とかを扱ってたんで、逆に一旦『先駆者』になりえさえすれば、あとは固定客が延々続発商品買ってくれるからウハウハ(死後)だよね! みたいな状況に憧れてたり。いやまあ、斬新だから流行るとゆーわけでもなく、作品をヒットさせるってのはそんな単純なものでもないんだけどサ。ぐにゅぐにゅ。

……ま、とにかくモノ作りってのは大変だね、ってことデス牌。

あーあ、時間と才能が欲しいなあ>△<