人災派遣RPG 2nd season リプレイ4話

Mass Missing Mistery!!

――消えた一家の謎――

第4夜

◆◆◆Ex-Round2の続き◆◆◆

GM さて、第4夜。敵の大火力に苦しんだ君達。反撃で6割近くを叩き出したものの、殲滅するには至らず敵のフェイズ。HP4、LP0で憑依中の景文は生き残ることができるか! ……そんな感じの状況でしたね!

景文 ですね。

月華 ランダムタゲの神様がどういうかですね。

虎儿 タゲ集中。

GM 今回瀬那が後退してないので、【かばう】できる点は好材料だ。

瀬那 頑張る!

GM さて、それではまずは怪物ABから!


◆怪物Aのランダムターゲット(CHOICE[景,月,瀬,虎]) → 景

◆怪物Bのランダムターゲット(CHOICE[景,月,瀬,虎]) → 景


景文 ぐわー!

瀬那 これはひどい!

月華 アストラルバリアの強度に期待するしかないか……。

GM 命中判定! 47と32!

景文 下手に避けるよりもバリアで耐える方が可能性があるかな……。とりあえず1体めは19で大失敗。

GM ではAのダメージ! ……69!

虎儿 容赦ねーなぁ!?

景文 【アストラルバリア】を展開。42点止めて、23抜け……!

瀬那 遺物パワーを使って【光の盾】! 31点止めで弾いたわ!

景文 ありがたい……!

GM まだまだ安心するのは早いぜ! Bの攻撃! 命中は32!

景文 ……21で中失敗。

GM ダメージっ! ……あっ、低めで47!

虎儿 同じ攻撃とは思えない優しさ。

景文 だが、【アストラルバリア】を使い切ってるから現状24抜け。20点のオーバーキル……!

瀬那 遺物パワーで……!

月華 待った! ここからボスの範囲攻撃が来るから、瀬那もHP10は残しとかないとマズくない?

瀬那 そ、そうね……。悩むけど、ここは普通の【盾】で……18止め。

景文 -2。……ここはAP3でダメージ軽減。……1。

虎儿 ついてねー。

景文 ……もう3点AP溜めて、残りHP2。

GM 今回は景君受難だなぁ……。意図したワケではないんだが。

景文 LPの注ぎ込みところを間違ってしまった感。


GM では、ボスの攻撃! HPが半分きったので、【速攻】開放+威力アップしてるからね!

瀬那 びええ……。

実?(GM) 「クハハハハ!! どうやら、アタマと同じくチカラもまだ覚醒めてないようだな! 使命を忘れた裏切り者は、ここで始末してやんよ!!」

景文 「………あったのか。そんなもの」

月華 こやつは何をきっかけに目覚めたんだろうねぇ?

GM では! まずは【闇の顎】+【サイ・バースト】!!


◆GMの命中判定(4U6[6]+18) → 1,3,2,2+18 → 21/26(最大/合計)


GM あれええええ!? 命中低いぞ!?

瀬那&虎儿 こちらは中失敗ー。

景文 反応……31で成功。耐えれるか……?

月華 26で成功だけど、ここは注ぎ込みどころ。3LP使って……+9。足りない。

GM RPが2点あるけど、完全成功目指す?

月華 景文次第かなぁ。

景文 じゃあとりあえずRP1点もらって……3。

月華 もう1Dいっときな。

GM 待つんだボーイ&ガール。月華はLPの使用上限達したから、RPじゃないと振り足しはできないぞ。二人とも成功したいなら、景文はAPでなんとかしないとダメだ。

景文 なら、僕はAP3を使う。……1。(一同爆笑)

一同 ついてねえええええ!?

景文 もうここまできたら同じだ、さらにAP3溜めて完全成功!

月華 じゃあ、私もRP使って完全成功~。

景文 APはこれで17。罰則の3が発生。


◆景文の罰則処理( 8[3,1,4]) → 露見:あなたの行為は、ちょっとだけ人に見られてしまった。まあ、次は気をつけよう。▶〔AP〕を[1] 点、蓄積する。


景文 危ないところだった……が、何とか生存。

亮子(GM) 「も、もう少しだけ……! もう少しだけ持ちこたえて!」

景文 この戦闘でフルボッコにされてる所からLPが枯渇してるな……。

GM リアルLPがか。

景文 「きっつ……」

亮子(GM) 「相手だって無傷じゃない! もう少しでやれるはず!」

瀬那 ……で、私達へのダメージは?

GM あい。ダメージは……63+虚無12。

虎儿 うへぇ。……24軽減して39+12抜けかな。まだ死なない。

瀬那 私は耐えられないから、【ガーディアンシステム】で復活。HPを30まで回復。

月華 さすが切札スキル。お強い。

瀬那 ……の前に、虎儿君に遺物パワーつき【盾】を飛ばしておくことできますよね?

GM せやね。できるね。

瀬那 じゃあ32点とめ!

虎儿 HP-19。もう一撃位は耐えられるかな。

GM では最後の一撃! 運命のチョイス……!


◆GMの(CHOICE[景,月,瀬,虎]) → 月


GM グボォォォ……最後の最後でボットがそちらに傾いたか。

瀬那 一番余裕あるところ!

月華 かむかむ。

GM これは耐えられちゃいそうだなあ。……命中は41!

月華 【心眼】使って……35。成功までは持って行っておこう。LP3使って……50。

虎儿 1足りなーい!

月華 まぁ、成功なら死ぬことはないだろう。

GM ダメージは、75+《虚無》11。どっちも抜けてから半減だ。

瀬那 遺物パワー盾で30点軽減っ!

月華 ありがと! さらに【硬気功】【不屈の魂】でトータル47点軽減。28の14+11の6。20抜け。

GM 成功されるとあれだけ出してもそんなものか。……これでこちらはおしまい。


瀬那 で、私ですね。虎君のSPを【応急処置】するのはいいとして……もう攻め切らないと厳しそうだし、メインは殴ってみようかな。

GM お、久々だね。かもんかもん。

瀬那 エンハンスソード+【妖力解放】で黒い怪物に……命中18。え、AP使って+1Dしときます! ……1で19。

GM うん、それで普通失敗。

瀬那 ダメージは31のEn!

GM EnGPの分、見た目よりも効いてる。

瀬那 で、【応急処置】で虎くんを。……15点回復。

虎儿 「さんきゅー、セナ姉ちゃん! うぉぉぉおおおお、全力で行くぞぉぉぉっ!」

瀬那 「頑張ってね。私はこれくらいしかできないけど……」

景文 いつも助かってます!

◆◆◆Ex-Round3◆◆◆

GM さて、運命の分かれ道。こちらのイニシアチブ値より低いともっかい殴られて多分死ぬ人が出ます。獣は固定値で10、実?は……16。

月華 16かー。ちょっと厳しいな。

瀬那 5。私は万一の防御に備えるからこれでいいわ。

景文 8。まぁ、僕も【完全憑依】は切れてるし、ここまでかな……。

虎儿 17で勝ち。そもそもオイラはもっかい【完全獣化】するから元々問題なしだったや。

月華 11か……。ラストのLP使ってみる。足りなかったら、景文、【蘇る悪夢】お願い!

景文 心得た!


◆月華の振り足し(1U6[6]+11) → 9[6,3]+11 → 20


月華 よし!

GM うわー、出しおった!

景文 どうやら必要なさそうだね。

月華 うん。これで先に動いて仕留める!

虎儿 実質ラストターンだから、全力でいくぞっ!【完全獣化】2回目だ!

月華 よしよし、ちゃんと訓練してるなって顔。

GM ……これまでか。


このイニシアチブが勝負を決した。

虎と月華は2R全力で殴り切れるスペックを持つ。

二人に殴られればさしもの【憑依体】も耐えきれそうにない。

しかも。


虎儿 「いっくぞー! ガァァアアアアアアアアアアッ!!


◆虎儿の攻撃(12U6[6]+19) → 21[6,6,6,3],3,1,3,9[6,3],4,9[6,3],4,4,3,7[6,1],2+19 → 89


月華 ひゅーっ。

景文 おおー。

瀬那 ほあー!?

GM ふぁー!?

虎儿 ダメージはよくまわるな。(笑)

GM ……累積ダメージが633、残り17点。月華が殴れば確実に落ちるね。……でも、今回虎君がゲストだから、彼に花を持たせてあげていいかい?

月華 うん、いいよ。

虎儿 じゃあ、コンビネーションで確殺、って感じで。「月華ねえちゃん!」 嵐のように殴りつけて、月華の方へと吹っ飛ばすよ。

GM 虎の攻撃で吹っ飛ばされた怪物たち。その飛ぶ先には月華が待ち構えていた。――ズババっ、と暗器が閃くや、黒い怪物たちはそのまま光に晒された影のように消え失せていく――。

月華 「……やるじゃない、月虎。ちゃんと訓練の成果は出てるようだね」

虎儿 「へへん、どんなもんだい!」

景文 お見事!

瀬那 わおわお!

実?(GM) 「ぐ、ぐおぉぉぉっ! こ、これ以上は……カラダが維持できねえ! 畜生、下等生物の分際でえええええ!」分身体である怪物の体を維持できなくなった憑依体。消えながらも「……畜生っ! お前の****は覚えたぞ! この屈辱、忘れねえからな!」と毒づく。

景文 「……使命、ってなんなんだ?」

実?(GM) 「それは、お前の中のそいつに聞けよ……っ!」

景文 「……………」

実?(GM) 「そいつは、俺達のものだ! 俺達が必ず取り返す! 絶対に、だ! ……それまでせいぜい大事にとっておくんだなぁッ!!!! う、う、うごがあああああああ!」と、断末魔の悲鳴を上げて消えていく憑き物。

虎儿 「オイラ知ってるぞ。あれ、負け惜しみって言うんだろ」

GM ……しかし、景文にはわかる。あれもまた分身体の一つに過ぎない、ということを。……彼、いや、”彼ら”はいずれ必ず再び君の前に立ち塞がることだろう――。

景文 「……駄目だ。逃げられた」

瀬那 「そう……」

虎儿 「へへん、何度来たってオイラがまたやっつけてやるさ!」

月華 「今回は確かに活躍したけど、あんまり調子に乗らないの。あなたは昔から……」撫でていた手を止めて。

景文 「でも。凄い力だった。助かったよ、虎君」

虎儿 「そうだろそうだろ。兄ちゃんわかってんじゃん♪」

景文 「知ってたよ。君が凄い事はね……」"蛟"の言葉を反芻して。


GM ……なお、彼らの設定に関しては、サプライズのために景文との事前のやり取り一切なしで出しました。(笑)

一同 そうだったんかいっ!?

景文 そうなんだよ。(苦笑)

GM なので、詳細これから詰めますけど、景文のPLが「いや、全然関係ないです」って主張したら、単に似てるだけの別存在ってことになります。(笑)

虎儿 全然関係ないですは吹いちゃう。(笑)

GM OKでもNGでも問題ないように設定組んであるので、どうなるかは次回以降のお楽しみってことで~。

景文 は~い。

◆◆◆Epilogue◆◆◆

――任務完了――

GM さて、「……うぅ……?」と、憑かれていただけの実さんが起き出してきます。

瀬那 「あら、目が覚めた?」

実(GM) 「はっ、ここは一体!? そ、そうだ! とーさんやにーさんは!?」

月華 「とりあえず悪い奴は追い払ったから。今頃刑事さんたちが聞き出してるはず」

GM ほっと息をつく実さん。月華の言う通り、"狼騎士団"の連中をふんじばって脱出した刑事さんたちが尋問を進めているところです。

景文 なんかふらふらしつつ退避してもらってた警察呼んでくる。

亮子(GM) 「誘拐の件は、"狼騎士団"が宝を手に入れるためにとった手段でしかなくて、彼らの目的はあくまで営利活動ですからね」

月華 「きちんと利得で話し合いができるなら、楽なんだよね。話が通じないのは困りもの」

亮子(GM) 「私達が直接やったワケじゃないけど、前線を維持できなくなった以上、人質を害してまで任務を続けることはないはず」

"狼騎士団"リーダー(GM) 「……ぐぅ、そこまで読み切られてはどうにもならんな。不覚をとった……。こちらとしても人質を害するのはリスクが大きすぎる」

虎儿 「ふつーに犯罪だぞ」

月華 「そうだね、今なら納め時だと思うよ」

GM "狼騎士団"は、実行犯を雇ったホームレスなどに押し付けて、実際の実行犯まで手が届かないようにするスタイルなのだが、さすがに現行犯逮捕ではどうにもならない。さすがの彼らも、実刑に問われることは間違いないでしょう。……なお、小峰さん一家は休耕地のサイロの中にふんじばられていたのですが、ほどなく無事に保護されますので、これにてお仕事は完遂です。

虎儿 一件落着だな!

景文 「やれやれ。……ところで瀬那先輩。その……隠されてた"遺産"ってなんだったんでしょう」

瀬那 「もうちょっと調べてみないことには……」

景文 「("狼騎士団"に)……あなた達は何か聞いてますか?」

"狼騎士団"リーダー(GM) 「……詳しくは知らんが。ハロルド財団が欲しがるくらいだからな。相応の曰くがあるのは間違いなかろう。……どうやら、そちらのお嬢さんは力を引き出せるようだしな」

瀬那 ぶいぶい!

"狼騎士団"リーダー(GM) 「……まぁ、それに関しては、掘り出した奴……コミネタダシ、だったか? そいつが掘り出した際、なんとかという考古学者に相談したそうじゃないか。そいつならば詳しいことを知っているだろう。……ハロルド財団の連中よりもな」

月華 「瀬那の能力にも関係してるのかな。きちんと確認しないと危なっかしそうだよね」

景文 「だから先代はここに埋めた……?」

狼騎士団リーダー(GM) 「そういう力があると知っていたから、隠すよう助言したんだろう」

景文 「なるほど」

実(GM) 「……あの、ちょっとよく覚えてないんですけど、うちの家族を助けるのに尽力してくださったそうで、ほんとありがとうございます!」と実さん。

虎儿 「おう、おっちゃんも怪我なくて良かったな!」

実(GM) 「お、おっちゃんて僕?(まだ大学生なんだけどなぁ……) NGSには、ウチの爺さんもお世話になってたそうですね」

月華 「そうみたい。姉さんが過去の記録をひっくり返してたわ」

景文 小豆の回収を忘れずに処理しておこう。あと、今回の遺産の委譲を頼めないか交渉してみたいのですが……。

実(GM) 「はい、それはもちろん! とてもウチでは扱いきれそうにないですから……。それに、些少ですが礼金を包んでおきましたのでお受けとりください」と、いうわけで、今回は報酬5PPずつ上乗せされるヨ。

虎儿 やったぜ!

月華&瀬那 わぁい!

景文 正直満身創痍だし、色々あってヘトヘトだから亮子に任せてもう寝たいよ……。(笑)


◆◆◆Epilogue2◆◆◆

――しばしのお別れ――

GM ともあれそんなこんなで、想定外が色々あった仕事ですが、なんとかやり遂げた君達がNGSに帰宅しますと、そこにはじーちゃんと車椅子のねーちゃんが待ってますよ。

亮平(GM) 「みんな、おかえり。今回は大変だったみたいだねえ」

景文 「危ないところでした……」

血華(GM) 「おっかえりー。みんな私のお菓子のためにありがとー♪ むっしゃむっしゃ」

虎儿 「えー」

月華 「血華さんはお菓子控えてください。姉さんがまた泣いてしまいます」

血華(GM) 「いやー、ここの羊羹は美味しいねえ。次来るときもぜひよろしくー♪」

亮子(GM) 「あーん、それ最後の一つだったのにー! 結局お茶うけに買ってた分、全部血華さんに食べられちゃったー!」

虎儿 「また買ってくればいーじゃん」 呆れ。

景文 「大先生、実は今回は……」と遺物の件について……。

血華(GM) 「……まぁまぁ。……と、それはアタシがいる前では話さない方がいいかもだよ。この辺でお暇しよかね。……さて、"虎儿"。例の件での諸々は全部片付いたんで、帰るとしよか」

虎儿 「え? もう?」

血華(GM) 「私の仕事ぶり、知ってるだろ。……まぁ、この程度のこたぁ、ワケがないさ」

虎儿 「えー。ちぇっ、もうちょっとここで遊んで行こうと思ったのに」

血華(GM) 「……それとも、久々に姉貴分に会って里心でもついたかい?」

虎儿 「ん? 別にそれはどっちでもいいけどさ。……ま、そろそろあっちの連中にも顔見せてやらないとな! あいつらちょっと目を離すと、すぐにたるむからなぁ~」

血華(GM) 「いっぱしに年長気取りかい? あんな目に遭っといて、応えない奴だねえ」

月華 「なんだ、ちゃんとわかってるじゃない。こっちに残りたいって言ったらどうしようかと」

血華(GM) 「まぁ、将来的にはそういう道もあるだろうけど、今は無理だ。MBSと"玄月"で育成された分の仕事をこなしてもらうまではね。……はぁ~。そういう義理がなければアタシもさっさと引退したいんだけどねぇ」

虎儿 「わーってるって。……へっ、オイラもっともっと強くなってまた遊びに来るから、楽しみにしてろよ!」

月華 「そうね、この仕事を続けていればどこかで会うでしょ。訓練さぼっちゃだめだからね」

虎儿 「それはこっちの台詞だぜ。ぼんやりしてたら、あっという間に置いていってやるからな!」

血華(GM) 「……ま、この子の件では世話になった。報酬は払い済だが、それはそれとして。利害が対立しない限りは、MBSは多少の義理は果たすよ」

景文 「お疲れ様。ではまた」

瀬那 「ばいばい、虎君……!」

血華(GM) 「そんじゃ、またねー」と、言う感じで、血華と虎君は黒塗りベンツに乗って横浜へと帰っていきました~。

虎儿 ……帰りの車の中。

GM お、何かある。

虎儿 涙を見咎められ、目をゴシゴシとこすって真っ赤にしながら「泣いてなんかいないし! これは目にゴミが入っただけだから!」などと訴える姿があったとかなかったとか。

GM かわいいかよ。(笑)

月華 かわいいやつめ!(笑)

虎儿 男の子には意地があるのですよ──!

瀬那 かわいいなぁ。

景文 よきよき。

GM プレロールドの難しい役回りでしたが、良い子でしたね。ゲストPL-Cさん、ありがとうございました!

虎儿 みんな頑張ってー!

◆◆◆Epilogue3◆◆◆

――遺産――

GM さて、二人が去った後、亮平は差し出された遺物を前に、ウーム、と頭を捻っております。

亮平(GM) 「……この件は、亮司のヤツが勝手に請け負った件でワシも詳しい話は聞いておらんかったんじゃよ。NGSというか、考古学者・央葉亮司への依頼だったわけでな」

景文 「何か資料みたいなのは残ってないですかね」

亮平(GM) 「どうもそーゆー力があるのもあって、秘密にしていた節もあるからなあ。うむ。……だが、ワシの見立てででは、これの表面に刻まれているのは、どうやらルーン文字のようじゃな」

瀬那 「ルーン文字……」

景文 「なるほど」

亮平(GM) 「北欧神話の大神、オーディンが創ったとされる魔法文字じゃ」

月華 ふむふむ。

亮平(GM) 「それには言語としての機能と、魔術的な機能とがあってな。本当にその石に力があるとすれば……それはかなり強力な遺物だろう。

ルーン文字は、只真似したところで力を持つことはない。神や魔術師がその力を込めながら刻むことにより、魔法の力を付与されるのだ。……そして、その技術は、失われて久しい……もしかすると、本当に神代の頃の遺物かも知れん」

瀬那 「そんなものが……」

月華 「なんでそんなものがこんなところにあるんだろう……?」

景文 「ただそういうものが偶然見つかったとして、普通に埋められて見つけられる程度の所に埋めるものかな……」

瀬那 「私が少し使ってしまってたのですが……。正直負担が大きすぎて……」

亮平(GM) 「その辺りの事情は、掘り出した本人が亡くなってしまった以上、亮司のヤツにしかわからん。

とりあえず、すぐ帰るってくるようメールはしておいたが、まったく地に足のつかん奴だからのう。返信もないし、帰ってくるかもわからん……とにかく、ひとまずはワシが預かろう」

月華 触れんのかな。

GM そこは"何でも屋(ハンディマン)"と呼ばれた男、直接触れずに保管する術も手慣れたもんだ。

月華 さすが。

景文(GM) 「大先生。この遺産を必ず奪還する、と僕の同胞と名乗る者は言ってました。『お前は使命を忘れている』……とも」

月華 なるほどなるほど。

亮平(GM) 「うむ……。まぁ、守るだけならば何とかなるサ。昔の伝手もあるからな」

GM ……と、いうわけで、次回のゲストは央葉社長の昔の同僚で、かつての大企業でブイブイ言わせていたスーパービジネスマンの一人。CCCのヒガなんとかとかいう人であるとか、ヴァルチャー社のカサなんとかという人であるとか、その辺りの人をお呼びする予定です!

瀬那 わおわお!

月華 うわー。

GM ……まぁ、ゲストPLが「誰それ?」って言うかも知れないので、「名有りNPCやってもいいけど、オリジナルの社長の昔馴染みをやってもいいよ」ってゆう緩い縛りで募集予定です!

さて、今回の経験点は9点、報酬は20PPになるハズですね。CRも上がるハズなので、次回までにレベルアップをよろしくお願いしますね!

一同 はーい!