幕間1

本項では、リプレイで使用したシナリオをベースに、

人災2ndのシナリオの作り方や、

実際のゲーム進行についての所感などを語っていくよ!

……と、ゆーことで始まった新コーナー。

人災2ndのシナリオ講座ではありますが、他のゲームにも通じる部分があるかも知れないので参考にしてみてね!



ガッツリネタバレしているので、まだリプレイを読んでない人は読んでからまた来てくれよな!

あらすじを考える、の巻

とーとつに人災2ndのキャンペーンやろう、と思い立ったのは6月の末のことでした。

とりあえず週一で集まれる人いるカナ? と募集をかけてみたところ、思いのほかたくさんの応募があり、抽選で選抜することになったのはIntroductionで語った通り。


さて、記念すべき第1回のシナリオであるが……実は募集開始前位の時点で大体の筋はできていた。

そーでもなければ夏コミの〆切でクソ忙しい時期に始めようなどと思うハズがないのである。


まぁ、それはさておきシナリオである。


シナリオのアイディアは、単純に時節に合わせた。開催時期が7月になりそーだから、「7月のイベントって言えば七夕だなー」と、七夕絡みの話を考えることにしてみた。


ぼんやりと思い浮かんだのは、 「七夕まつりで使う笹を集めるのを邪魔する奴がいるので退治する話」。

……ぶっちゃけ、最初の思いついたこの本筋は最後まで動かしてない。

「PCがなんでそれをやらねばならないのか」「なんで敵側はそれを邪魔するのか」という点を肉付けしていったらシナリオのような形にまとまった、という感じ。


……どうやって肉付けしていくか、って話は次回に続きます。

任務依頼書を書く、の巻

と、いうわけで、肉付けする話と見せかけて依頼書を書く話。

……いや、実際のところこの二つは密接に関係しているのでありますよ。


任務依頼書については、本編でも言っている通り、「PCが知っているべき事前情報を一通り書いて渡しておく」ために作っているのですが、これを書いていると話がまとまるんですよね。


とにかくアタマから書いていきます。


◆PCの目的、勝利条件は?

「邪魔ものを倒す」→ありきたりだな?

「PCに青竹を刈る依頼がきて、それが邪魔される」→悪くないが、青竹刈る部分にゲーム性を持たせたいな?

「青竹刈りをコンペ形式にして競争させよう」→決定。

「邪魔者が出てくるのはいいとして、なぜ?」

「他の会社の妨害?」→その展開もいーかげん飽きたな?


この辺りまで考えて煮詰まったので、まぁ、そこはあとで考えよ、と思って次の項目へ。


◆背景・舞台について。

PC側の背景としては、基本的にはじーちゃん社長が引退して、代わりに仕事を受けることになる流れでいいだろな。

舞台の背景もいじっておくか。祭りの由来とか。

「青竹で神輿を作る」→普通の神輿が使えなかった。

「誰かに邪魔されたから。誰に?」→いいぞいいぞ。

「鬼に邪魔された」→繋がった感!

「鬼は調伏されて、以後青竹で神輿を作ることが伝統になりました」→あれ? 邪魔者いなくなった?

「当時の再現することも神事の一部とゆーことにする」→完璧に繋がったわ……!


……てな感じで設定を埋めていく間に敵の目的なんかも固まっていきます。

ゲームパートを考える、の巻

ここは特に問題ないというか、PCのやることが「競合他社と青竹集めの競争をする」って決まったので、それ用のギミックを一つ一つ作っていっただけですね。

合計100点の青竹チップはExcelで合計値を管理しつつ、適度にバラけるよう設定していきました。


単に殴り合うだけのバトルでは味気ないので、敵に青竹を奪われるギミックや、それを軽減するギミックを仕込むのを忘れずに。これで大体完成です!

実際のゲーム進行、の巻

公開用のシナリオとは違って、今回は台詞を書き出したりはしてません。

舞台やNPCの設定がしっかり固まっているのでアドリブでなんとかなるだろう、と思って進めましたが、特に問題はなかったです。


初回で【青竹捜索】のギミックがやや面白くなかったので、2話から良い竹と悪い竹を見分けられるよう調整した&敵対企業の競合でPCが独走状態になってしまったので、以後他企業同士の競合はなしってことに調整した程度で、全体的に予定通りに進んだ感じ。


敵のデータはやや弱めだったので、もうちょっと強くしてもいいかもしんないね。次はPCも強くなってることだし。


そんな感じで、次回へ続く!

■INTERMISSION2(comming soon...)→