幕間5

本項では、リプレイで使用したシナリオをベースに、

人災2ndのシナリオの作り方や、

実際のゲーム進行についての所感などを語っていくよ!

……と、ゆーことで始まった新コーナー。

人災2ndのシナリオ講座ではありますが、他のゲームにも通じる部分があるかも知れないので参考にしてみてね!



ガッツリネタバレしているので、まだリプレイを読んでない人は読んでからまた来てくれよな!

あらすじを考える、の巻

さて、いよいよ終わりが見えてきた。

最終回のネタは既に4話のネタを考えた時点で完成している。

なので、今回はそこに至るまでのツナギ回だ。


前回手に入れた『欠片』の秘密を小出しにしつつ、それと並行して別の仕事をやらせる。

という基本的な構造もできていたから、あとはそれに従って別の仕事を考えるだけ。


さて、仕事の方だ。

ゲストは央葉社長の元部下で、【ビジネス】メインの社会系キャラ、と指定してあったので、今回はこのキャンペーンでは実は初めてのビジネスもの。大手の企業からなんか依頼されて解決するって感じの普通のお話にしようと思ってた。


ぶっちゃけ、ラストにどんでん返しを用意するのは決定していたので、本編はひねりなしでいいやって感じで、「侵入者が異能力者」→「異能力者の目的はエネルギー補給」→「EVのプラグじゃないと合わない」→「オフィスを自動車の営業所とかにすればいーやん」てことで例によって泥縄式で作っていった。

ゲームパートを考える、の巻

シナリオ自体は割合直球でひねりなしなので、その分ゲーム部分ではおっと思わせないとあかんな、ってことで、コンセプトを考える。


やっぱ3人揃うと普通につえーんだよな、レギュラー陣。月華が殴って、瀬那が守って補給、景文は調査系の処理をこなした後で殴りに参加、と。


……ならば、敢えてそのパターンを崩していこうじゃないか。


と、いうわけで、今回のテーマは分断戦闘。それも、遠隔エリアの調査も含めた時間差3分割だ! 4~6Rくらい戦闘することになるが、実質耐えるだけ、みたいなRも混じるだろうが、それが狙いよ。フハハハハ。

ゲームバランスを考える、の巻

分断戦闘ということで、最初に出てくるザコのバランスが一番の悩みどころ。

強過ぎると全滅させちゃうんだが、弱すぎるとつまらんし。

まぁ、あとからボスが出てくる仕様だし、ある程度のタフネスを設定しておけばリソース削りにはなるので、弱めでタフネスはそこそこ、というバランスで調整した。

実際のゲーム進行、の巻

ちゃんと「【遺物】に関する調査は、仕事の進行に関係ない」と宣言したのにばっちり調査しちゃうPLたち。フフフ。

ま、そういわれるとやりたくなるのがゲーマー心理だからね。それを狙って設定したんだしね。


ゲームパートのバランスはまぁ、こんなものか。ボス登場前に景文が【完全憑依】使っちゃったらちょっとキビしいかなー? と思っていたが、そうはならなかったので、危なげなく、という感じ。宇佐美と瀬那がいるからそう簡単には全滅はするまい、と攻撃力は高めに設定したのに、ボスのダイス目(特に範囲攻撃)のショボさにはガッカリしたわ……。まぁ、前回厳しすぎたし、たまにはいいか。


ラストの展開はやりたいことやりきったー、という感じ。PLの反応も良かったし、満足しかないぜ。


ちなみに、ラストで亮司だが、彼こそ4話のラストで状況次第で登場するはずだったNPCだ。

もし、予定通り4話のラストでとうじょうしていたら、展開は実はちょっと違っていたかもしれないが……それは別の物語だ。

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