人災派遣RPG 2nd season リプレイ3話

Clime Child Chasers!!

――虎を追う者達――

第4夜

◆◆◆Ex-Round2◆◆◆

GM さて、前回の続きです!……"ならず者"と化した"蛟儿"を倒し、"虎儿"の潔白を証明することができるか! そんな状況からスタート!

血華 前回は危ないところだった……。

景文 かなり、危険な状況でしたね。

月華 今回も、なんで大丈夫(?)だよ。

GM では、運命のEx-Round2、イニシアチブだ!


行動順は血華[16+6]→月華[19]→取り巻きA[15]→取り巻きB[12]→"蛟儿"[12]→瀬那[9]→取り巻きC[9]→景文[7]→取り巻きD[6]となる。


血華 最後のLPと、亮子ポイントまで使ってイニシアチブを取ったぞ……!

GM 「血華さん、今のうちです!」と、椅子やらなんやらを敵の方にけり出してスキを作る亮子。

月華 助かります。……これで【薙ぎ払い】に【攻撃命令】を乗せられる……!

瀬那 私は【後退】! このラウンドは【治療】に専念するわね。

血華 こちらも同じく。

GM 景文は? 【完全憑依】使う?

景文 使うとHPが残り5になるんですよね……。まぁ、いいか。15も5も変わらない。【完全憑依】っ!

月華 ひゅぅ!

景文 AP3上昇で16に。罰則が発生……【叱責】か。SPを20まで減らします。「――《緋は日に。月は憑きに。此処に己が影を鎖として牢の王国を築かん。我が名は矛盾の王》」血を流しながら呪言を紡ぎ、己を創りかえる……!

GM ほいさ。……最終決戦っぽくなってきたじゃないの!


GM ……では、血華からメインフェイズスタート!

血華 メインで【説得】。【グッズメイカー】で補強アイテムを作って、〈ネゴシエーター〉で判定!


◆血華の〈ネゴシエーター〉判定(5U6[6]+9) → 8[6,2],2,13[6,6,1],4,4+9 → 40


景文 いい出目!

血華 「せっかくの未来を棒に振るのは先生としても見過ごせないな~。これ以上手を出さないなら厳重注意で留めてあげるよ?」

取り巻きs(GM) 「お、おい……どうする?」「い、今更後に退けねえよ!」「くそぉ、こうなった以上は"蛟"の言う通りにするしか……!」

GM ……と、まだ交戦の意志は固いものの、動揺が走っているのは見て取れますね。

血華 サブは先程通りに月ちゃんに【攻撃命令】。


月華 では、私です。

GM 現状累積ダメージは149なので、GPも考慮すると、71ダメ以上で落とせるね。

月華 落とし損ねたらサブの【説得】で処理します。

GM なるほどね。……では、命中判定どうぞ!

月華 さっきと同じく【アサシネ】【鬼神力】【薙ぎ払い】……命中は30!

GM "蛟儿"の防御。〈反応〉が3D+8で、〈回避〉が3D+18……って、結果がかわらんのかこれ。ならば〈反応〉に賭けた方がマシだな。


◆"蛟儿"の〈反応〉判定(3U6[6]+8) → 11[6,5],17[6,6,5],3+8 → 39


GM なんと、【後退】中だから……完全成功!?

血華 凄い出目だねえ。

月華 そこは当たれば儲けものくらいなので、いいよ。

GM うーむ、"蛟儿"め。なかなかやりおる。……取り巻きsが互いをかばい合って、普通失敗だ。

月華 「動揺したね、そこ!」と、説得で一瞬動きが止まったところに、柄に付けた紐を握って桃剣を振り回します!


◆月華の威力判定(14U6[6]+9) → 8[6,2],2,9[6,3],2,3,2,2,5,1,2,11[6,5],7[6,1],2,2+9 → 67


瀬那 わぁ……!?

月華 これに《出血》で+7!

GM くっ、71over! これで取り巻き全滅……って、あれっ!?

瀬那 ん?

GM し、しまった! 【かばう】プレイのセオリーを完全にしくじってるぞ!?

月華 かばって2人が倍ずつ貰うのが一番長引くよね。

GM まったくその通りだぁ! えーん! ……まぁ、【説得】されて動揺してたんだよ、きっと。(苦笑)

月華 ……【説得】の必要は無くなったね。サブは【応急処置】をしておこう。景文の血止めをして、7点回復。

景文 HP12。防御成功すれば生き残れるかな……?

瀬那 「これで残りは一人!」

血華 「どうする? "蛟"君?」

月華 「……非常に不愉快だけど、今すぐに大人しくするなら、少しは情けをかけてあげなくもない。まだやる?」


GM ……では、その"蛟"の番だ。血華と月華の降伏勧告には応じず、手製の毒薬を噴射! 対象は……月華! 命中は42だっ!

月華 「……やるってのね」 【隠形術】使用して回避!


◆月華の〈回避〉判定(3U6[6]+14) → 3,7[6,1],1+14 → 25


月華 ……中失敗。ダメージどうぞ!

GM 死ねよやーっ!


◆"蛟儿"の《毒》攻撃(11D6) → 55[5,6,5,3,6,5,5,6,5,3,6] → 55


月華 ちょっと!?

血華 やる気満々じゃない!?

月華 HPが残り48だから……-7点で倒れる……。

GM いや、【身体検査】の《耐性:毒[+4]》があるから、43抜けだね。

月華 5残り……。くそ、やるじゃない……!

"蛟儿"(GM) 「はーっはっはっは! 褒めてやるよ、さすが"玄月"の"血閃華"! 僕の毒を喰らっても立っているとはなぁ! 君の弟分は、あっさりと堕ちていったけどなぁ?」

月華 「その"月虎"のおかげで、今ここで立てているんだ。……だから、お前はそうしたことを後悔することになる」

"蛟儿"(GM) 「ほざけよ! ……さあ、ダメ押しだ! 喰らうがいい!」と、いいつつ二発め!


◆"蛇儿"のCHOICE[景,月,瀬,血] → 瀬


GM くそおおおおおっ!

瀬那 わわっ! こっちきたぁ!

血華 でも正直ベストな位置! 瀬那以外みんな全員HPは死に体だから。

GM 瀬那は【ガーディアンシステム】も持ってるしなぁ……。とりあえず、命中は……低めで、28。

瀬那 やるだけやってみる。……12。-16で、中失敗かぁ。

血華 【後退】中だから失敗だね。

瀬那 そっか。なら+6で成功を目指そう。LPを2点使用。


◆瀬那の振り足し(2U6[6]+12) → 13[6,6,1],10[6,4]+12 → 35

GM ゲエエエエエッ!?

瀬那 回ってる……! 完全成功!

"蛟儿"(GM) 「くっ、なんだ!? オレの毒が……! 通じてない……!? な、何者だあの女!?」……"蛟儿"ビビってる! ヘイヘイヘイ!

瀬那 「ふふふ、遺物の力を舐めないで頂戴!」

血華 「世界は広いってことだよ。訓練生君」

"蛟儿"(GM) 「く、くそおおおおお! オレはこんなところじゃ終わらねえぞおおおおお!」


GM では、ドヤ顔で毒を回避した瀬那のばん!

瀬那 正直このダメージ量だとHPは回復させたところで足りないから……景文君と月ちゃんのSPを回復。景君に23点、月ちゃんは24点!

景文 ほぼ全快! 「……助かります!」

月華 回りまくってる!

GM ちょ、ちょっと瀬那ちゃん自重して! 主役回は前回よ!?(笑)

瀬那 いぇいっ。「これで、もう少しだけ頑張って!」


景文 ……では、僕の番。【戦の記憶】【オールマイティ】【アウターハウル】で攻撃。【攻撃命令】も持続中……命中は33。

GM LP乗せる?

景文 いえ、ここで【未来の想い出】を使用! 1の出目を6に変えて、38+1D……43です!

GM くっ、反応は19。-24で、大失敗……!

景文 脇腹に、異界から得た力を乗せた木刀を叩き込む――!


◆景文の威力判定(15U6[6]+19) → 3,5,1,5,3,4,3,4,2,8[6,2],4,5,2,4,5+24 → 77


景文 77……っ!!

GM 回りは少ない、が、高止まり! ……1が1コしかねえってどういうことだよ……!?

"蛟儿"(GM) 「ぐはっ……!? げぼっ、ごばっ……! はぁ、はぁ、はぁ……!」 一撃で4割近く持ってかれ、血反吐を吐いて咳き込む"蛟儿"……!

景文 「まだ、終わりじゃないぞ」 サブで【疾風の如く】【戦の記憶】【アウターハウル】! 命中は……34!

GM 17。……くそ、こいつの覇気も薄れてきたか。-17で中失敗。+1D。

景文 LPを2点継ぎこんで、10D+19で攻撃。……回らないなぁ。ダメージは51。

GM 充分痛いけどね……!

景文 ……さらに返す刀で、逆の腹を打つ。「……まだまだだよ。まだまだなんだ……!」

"蛟儿"(GM) 「くそっ、くそっ……! くそが……! お前も"人外"かよ……!」

血華 「"人外"まみれな場所で何言ってるんだか」

"蛟儿"(GM) 「お前も、"虎"も、みんなそうだ……! オレらが死ぬ思いで身に着けた力をあっさりと超えていきやがる……! お前らなんか、消えてなくなりゃいいんだよっ!」

月華 「あそこでの訓練を、そんな楽なように言われるのも不愉快だね」……この子、"玄月"の訓練に付き合わせたら殺す気かって言いそう。

景文 「……この位で、超えた、なんて言って欲しくないな。目指すべき先はまだ先に在る」

血華 「……力があっても制御できなきゃ何の意味もないよ。……それに強力な力がなくても人を助けることは出来る…君はそこを勘違いしてるんじゃないかな」」

"蛟儿"(GM) 「"素質"の無い奴は、一生"素質"のある奴の風下に立てってのかよ……! そんなの、そんなの、オレは御免なんだよぉぉぉ!」そう、血反吐をはきながら悪態をつく"蛟"。……しかし、彼の体力もそう長くはもちそうにない。……と、いうところでイニシアチブだ!

◆◆◆Ex-Round3◆◆◆

PCのイニシアチブの結果は血華[15]→月華[9]→景文[5]→瀬那[3]となる。


GM みんな気力が尽きかけてるな。……こちらのイニシアチブは、5、4+7で、16!

景文 【蘇る悪夢】を使用! 5を1に変えて……12まで減らしてもらう!

GM くっ、それはできない理由がない……っ!

月華 LPを使用、3で12。もう1コ使って……13!

景文 こちらも使用。……よし、回って+9! 14だ!

GM くぅう……! 二人ともきっかり血華の後かよ……!

瀬那 実質【待機】なようなものだけどこのままで。万一に備えて【かばう】の態勢……!

血華 私は一応【後退】しておこう。


GM では、メインフェイズ。血華からだね。

血華 「さて……。彼を野放しにするわけにはいかない。全力で止めてあげて」メインサブで月ちゃんと景くんに【攻撃命令】。SP-20で、こちらもからっけつだよ。

景文 「……善処します!」

月華 「それは、あいつが決めることだわ」そう言って、最後の武器を取り出すために髪に手を入れる。

GM 満身創痍だな……!


GM では、景文だ!

景文 実はもうAP20で、あと1で罰則なんですよね。なので、ここはメインで【治療】。……13点回復で、26。

GM 1殴り1防御分を確保というところか。

景文 ですね。……ちょっと省エネで、【戦の記憶】+【アウターハウル】にて【速攻】! 上段の構えから袈裟がけに振り下ろす――命中値は、最後のLPを乗せて29!

GM 〈反応〉が……26。普通失敗!

景文 これで僕もリソースはほぼ全部尽きました……!

GM 景文のLPを使い切らせた自分を褒めてやりたいよ。

景文 ダメージは13D+9で……くそ、回らない! 57点!

GM ごふぅ……。ま、まだ、立ってる……。

血華 「大した根性だ」

"蛟儿"(GM) 「……………」

GM "蛟儿"には、もはや言葉を返す余裕もない……。だが、君達を憎々し気に睨むその目からは、エリートである自分をあっさりと出し抜いていった"虎儿"を、そんな"虎儿"をもてはやすMBSを、そんな異能者社会全体を憎む炎は、まだ消えてはいない――。

景文 「……僕には君の言うような才能なんてない。君の心を折ることもできないんだ、たかが知れてる」

瀬那 熱い……っ!

景文 「君の心を折るのは、彼女に任せるよ。……月ちゃん、あとは頼む」

月華 任せて……っ!

GM ……待ってね。その景文の言葉に、"蛟儿"は、絞り出すな声で応じるよ。

"蛟儿"(GM) 「そおやって……お前らは……。"僕は大したことない"って顔するから……! 余計に……ッ! 憎らしいンだよ……ッ!!」

景文 「"これ"がそんなに良いものに見えるなら、それこそ大した才能だよ」

GM "蛟儿"は今度こそ言い返すだけの力がない……。


瀬那 嫉妬をこじらせての犯行かぁ。……ちょっと救いようがないかなぁ。

月華 異能者は異能者としか生きられないわけじゃないけど、そう思い込んでしまったら他の道は閉ざされるんだよなぁ。

景文 異能者は異能者としてしか生まれてそう生きるしかないとか思ってたけれど、大先生や、亮子や、月ちゃんや、先輩……みんなの生き方を見て、そうではないよな、と思うようになってきたよ。

血華 ……良い会社だね、NGSは。


GM というわけで、月華のばん。

月華 ……あの、ちょっといい?

GM なんじゃろな?

月華 森林地帯で完全獣化中の"月虎"を全力でぶん殴ったけど、その時に爪か牙か、欠けさせたのこっそり拾ってたことにしていい?

GM それはどうぞご自由に。

月華 ……では、髪から取り出したのは、武器ではなく、小さな牙にも爪にも見える破片。

GM ほほぅ。

月華 「そうやって、自分がえらいと思い込んでるから、そんな風になれるんだ。……あそこであたしや虎月が、どれだけのことをしてきたかも知らないくせに……!」

"蛟儿"(GM) 「……………」

月華 「何も知らないお前に、そんなことを言う資格はない!」……と、森林地帯で"月虎"を正気に戻した時に拾った、彼の牙を握りしめ、拳でぶん殴る!

血華 「あんな事知らないほうが幸せに暮らせるのにね……」

GM どんだけ非道な組織だったんだ、"玄月"。(笑)

月華 えーと、「散打」に【鬼神力】と【心眼】を乗せる感じかな。命中値は……最後のLPを使って、33!

GM ……〈反応〉で判定。


◆"蛟儿"の〈反応〉判定 (3U6[6]+8) → 3,1,20[6,6,6,2]+8 → 32


PL一同 あっぶなー!?

GM 演出し過ぎだろう、ダイスよ……! 1差で失敗っ!

月華 ダメージいくよ! 4+3+6Dで……13D+9!


◆月華のダメージ判定(13U6[6]+9) → 5,2,4,16[6,6,4],3,7[6,1],9[6,3],8[6,2],3,1,4,43+9 → 78


GM なんだよその6の数!(笑)

瀬那 気合が違った!

月華 武器で殴るより強かった。

GM ……うむ。累積ダメージ275。最大HP250だったので……君達の、勝利だ!

月華 「"月虎"の痛み、思い知ったか……!」

GM ……気力だけで立ち尽くしていた"蛟儿"だったが……月華の一撃は、その心さえも叩き折る。……それが、嫉妬から同期を罠にかけ、失敗するや組織すら裏切らんとした若き異能者の、末路であった――。

◆◆◆Epilogue◆◆◆

GM ……さて、"蛟儿"とその一党はMBSが拘束します。血華の上司にあたる幹部がやってきて、事後処理について説明する。

上司(GM) 「……思うところもあるかもしれんが、こやつらのしでかしたことはとても看過することはできん。NGSの諸君、協力感謝する」

血華 「……ちょいと待ってくれないか?」

上司(GM) 「……何だ?」

血華 「"蛟"君だけどね、育成部の預かりにしてもらえないか? こちらで再教育のプランを――」

上司(GM) 「それは、認められない。……こやつらは立派な"ならず者"。然るべく処理しなければ、MBSが、仁義を逸脱したとみなされるのだ」

瀬那 びえ……。

血華 「"事実"はどうにでもできるだろ? ……ちょっとした喧嘩、そう処理することだって――」

上司(GM) 「"事実"、彼の計略によって再起不能になった子供や職員がいる以上、それは叶わぬのだ」

景文 厳しい……。これが"ならず者"になるリスクなのか……。

上司(GM) 「……それに、颯真坊ちゃんはそのような誤魔化しを嫌う。お前自身も、"ならず者の係累"と見做される危険もある。そうなれば……」言葉を濁す上司。


◆劉 颯真……ルールブックにも記載されている公式NPC。MBSの創始者一族、劉家の直系で次期総帥候補の一人。秘伝の拳法、『四征拳』を極めた武術の達人。MBSの家父長制的性質を象徴するような傲岸不遜な『王』であり、プライドの塊といった性格。――彼について詳しく知りたければ、人災派遣のフレイムアップ7話を参照すべし!→人災派遣wiki


GM 今回の一件は、最終的に彼の管轄内、という裏設定。

月華 許さんだろうなぁ……。あの坊ちゃんじゃぁ……。

GM 最終的に彼がどうこの件を処断するかは、劉家の後継者争いのパワーバランスに影響を及ぼしかねない、極めて政治的な案件でもあるのだ。

月華 げえええええ……。

血華 「……相手はまだ、子供だ。やり直す道はまだあるはず!」

上司(GM) 「……もう言うな、血華」

血華 「でも――!」

上司(GM) 「お前にできることがあるとすれば、彼らの罪を見過ごしたり、無かったことにしたりすることではない。彼らが犯した罪を償う、更生する――そのときにこそ、お前の力が必要になる」

血華 「……………」

上司(GM) 「……そう、暗い顔をするな。MBSは血も涙もない組織ではない。幸い、命を落としたものはなかったから、命までとることにはなるまい」

GM ……ぶっちゃけ、彼らにはとにかくMBSでの私設裁判は受けていただきます。その沙汰に従う以外の道は、ありません。それに従わないなら、君もまた、"ならず者"と見做されるでしょう。

血華 月華の時と同じか……。できるだけ弁護して、保護観察処分として身請け人にでもなるのが筋かな……。

GM そのような形で力になることはできるでしょう。……ですが、彼らが犯したことを"なかったこと"には絶対にできません。

瀬那 厳しいね……。

上司(GM) 「MBSは、"筋"は必ず通す――それは、MBSの信用の根幹だ。そして、華人中心のこの会社が、異国の地で地盤を築くことができた理由でもある。例外はない」

GM ……それに、血華さん。他人事のように言っているが、彼らの問題は、育成部全体の問題でもあって、君も上司も相応の沙汰が待っていることを忘れちゃなんねえですよ。

血華 くっ、忘れたかった……。もうNGSに移籍したい……。(笑)

GM まあ、この件はこの位にしておきましょう。……血華が口八丁で処分を軽くしたり、その後も"蛟"達の更生に尽力したりしたのかできたのかってあたりは、また別のお話とゆーことで。

血華 ……解ったよ。責任は感じてるからね。できるだけのことはするつもりだよ。


月華 で、"虎儿"はこれで無罪放免なの?

GM はい、その件ね。まさに説明しようと思っていたところだ。

亮子(GM) 「"虎"君なんだけどね、『疑いは完全に晴れたので、責任は問わない』旨、MBSの上司さんから連絡がありました」

月華 良かった……。

GM ただ、怪我をしたこと、させたこと、一時疑いをかけられたことなど、色々と整理しないといけない事情が山積みみたいで……『"蛟儿"たちの沙汰が落ち着くまでは、MBS本部にいない方がいいだろう』ってことになってましてね。

瀬那 あらら?

亮子(GM) 「一時NGS預かりとしてくれ、と打診がありました」

瀬那 つまり?

GM つまり、4話のゲストには""虎儿"君となりますっ!

景文 なるほど……!

月華 おーっ!? そうなるのかぁ!

血華 な、なら私も一応NGSに居たほうがいいかな? ……連絡係もいるだろうし……!

GM すみませんがゲストは1人1回なので……血華はMBSにお帰りください。(笑)

血華 空気悪そうだから帰りたくないんだよ!

GM だめです! "蛟"たちの管理責任者でもあるわけだからね。当分の間はその後始末で動くことはできませんっ!

月華 「またね~、血華姉さん~!」(笑)

血華 嫌だ~! 仕事も山積みだ~!(笑)


GM ……さてさて。そんなこんなでなんとかハードな依頼をこなしたNGSのみなさんに、ようやく起き上がれるようになった"虎"君からひとこと。

"虎儿"(GM) 「まったく、ひどいめにあったけど……誤解が解けてよかったよ。あのまま狩られてたら、って思うとゾッとするよ」

景文 こっちも何度か肝が冷えたけどね。(苦笑)

"虎儿"(GM) 「でも、月華ねーちゃんを頼って良かったよ! お陰で九死に一生を得られた! しばらくはこっちで羽伸ばせるみたいだし、よろしくな!」

GM ……と、ある程度回復するや、ケロっと元気そうな顔でみんなに挨拶する"虎儿"であった。

瀬那 「ええ、よろしくね」

月華 「あのね~、かなりの偶然が重なってのことなんだからね。『逃げるなら穴が小さくなる前に!』ちゃんと昔教わったでしょ?」

"虎儿"(GM) 「不可抗力だったんだよぅ~」

血華 「ちゃんと面倒見てあげてね~。私は仕事があるから……。さぼりたい……。そもそも寮の監視は私の管轄外じゃん……。なんでこっちに責任の追求が来るかな~?(ぶつぶつ」

景文 「責任の追及がしやすい人材だったのかも知れませんね」

血華 「景文君がひどいこと言う~!」


GM ……と、いうわけで。MBS絡みの"ならず者"騒動は、これにて一件落着! 全4夜に渡るハードな任務でしたが、みなさんお疲れ様でした!

一同 お疲れ様でした~!

血華 HP-10のせいで最後ドッキドキだったよ!

瀬那 生きててよかった……。最後の完全成功なかったら、【ガーディアンシステム】使ってただろうし、ほんとギリギリ!

月華 いや、ふつーにかばうを2人に集められたら負けてたと思うので、GMありがとうって思ってました。(笑)

GM そこは凡ミスだよ!!!!

瀬那 でもそれでちょうど良かった感じ。

GM うーん、でも最初から2体ずつに集めてたら……血華の説得で2体落ちて、月華の薙ぎ払いで1体落ちてたから……。ゆうて必要なのはあと1、2手番てとこだったんじゃないかな。

血華 あと1回、"蛟"の手番が回ってたらこっちが落ちてたって!

GM 最後のラウンド、イニシアチブにLP継ぎこんだ分を防御に回してたら、なんとかなった……んじゃないかな。皮算用だけど。瀬那の【ガーディアンシステム】も残ってたし。

景文 なんやかんやで、【蘇る悪夢】使ってるなあ。

GM ダイス操作は強スキルだね、やっぱ。……さて、今回の報酬は30PP、経験点は9です。

一同 お~!

月華 うーん、ギリギリCRは上がらないね。

GM ですな。……まぁ、代わりと言ってはなんですが、今回のインターミッションでは「スキルの取り直し」をアリにしようかと!

瀬那 わ~い! ちょうど構成を見直そうかと思ってたの!

景文 ふむふむ、僕も考えてみよう。

月華 私は結構最終形を見据えて選んでるから、そんなに変える必要はないかな……?

GM まぁ、無制限に変えれると全然違うキャラになっちゃうから。


●覚醒Lvの割り振りの変更 → 無制限

●習得したスキルの取り直し → 1コまで(応相談)

●装備類の取り直し → 無制限

●その他の変更 → 不可


GM と、いたしますね。

血華 なるほど、色々できるね。……私は関係ないけど。(笑)

月華 お疲れ様でしたッ!!(笑)

瀬那 "虎"君、誰が使う感じになるんだろう……? わくわく。

GM 次回はほぼプレロールドっぽくなるので、応募があるか心配ですが。(苦笑) ともあれゲストの血華さん、お疲れ様でした! レギュラーのみなさんは引き続きよろしくお願いしますね!

一同 お疲れ様でした~!!

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