GM さて、第2夜。現状2Rめですが……任務依頼書に書いた通り、3Rめの終わりに敵が登場。以降、敵にエリアを占拠されている状態でRを終えると任務失敗になっちゃうので、その点踏まえつつ進めていこうな！

宇佐美 はーい！ 定期的に充電に戻るとか、電気掃除機みたいだね。

瀬那 そういわれるとカワイイかも。(笑)

GM 遭遇Rはなしで即始まるので、戦闘起こりそうな場所にはすぐ迎えるようにしとくのが吉だぜ……ってことで、ファストから進めていきましょー。

宇佐美 さて、今回は移動をしておくべきか。

瀬那 私は引き続き【遺産】の調査を進めます。

月華 私も引き続き【防犯カメラ】だね。

景文 ……現状調べられないのは、エリア1限定の【聞き取り調査2】位か。

宇佐美 ふむ。【アシスト】を活用したいところだが、行ったり来たりすると目立っちゃうからね……ここは私一人で処理してこよう。

景文 「お願いします」

宇佐美 お任せ～。ぶろんぶろん。コストは0で、APも溜まらないぞっと。

GM ではその宇佐美さんからメインフェイズ～。

宇佐美 そのまま【聞き取り調査2】するよ～。うなれ〈ビジネス〉！ 【ビジネストーク】を使って、4D+13……うん、28で一発クリアだ！

月華 さすがー。

宇佐美 にこにこ笑顔で聞き出しますよ。「少しお時間よろしいですか」ってな具合で！

おばちゃん(GM) 「そーなのよそーなのよー、なんだかここのところ不審者が徘徊してるらしくてえ」

宇佐美 「おおそれは大変ですね！」

おばちゃん(GM) 「怖いったらないわよねー。閑静な住宅街ってのがウリなのに、いやんなっちゃうわー」

宇佐美 「お子さんも外を歩きにくくなりますねー」

GM ……と、そんな感じで話を聞いていくと、どうやらこの辺りではダイワ自動車の近辺以外でも不審者の目撃情報が相次いでいる模様なのだ。

宇佐美 こわやこわや。

GM ただ、徘徊にとどまっていて、「侵入」まで至っているのはダイワ自動車のオフィスだけみたいなんじゃよ。

宇佐美 ふーむ。なんでまたダイワ自動車だけ？

GM 【被害状況】と合わせてもなんか変ではあるね。

宇佐美 「なーんかダイワさんによっぽど魅力的な何かでもあるのかね？」

景文 「どうでしょう？」

GM ……ともあれ、それらの情報をもとに新たなイベントが2つ開示。

GM 目撃情報の共通点or矛盾点を探そうってなイベントだね。【被害状況】がクリア済なので、【共通項】の方は必要達成値は[3]に軽減されているぞ。

景文 ふむ……。

GM あ、これら含めて今回は、PL推理で鋭いこと言ったら軽減してあげてもいーよ。

月華 ……と言っても、現状だと大して情報が揃ってないからねえ。

宇佐美 まぁ、地道に解いていこう。……サブは【侵入者】をやっておこうかな。ボーナスが<ビジネス>かもしれないし。

GM きたまえー。

宇佐美 【ビジネストーク】だけ使って……23。

GM まぁ、ボーナス職能ではなかったっぽいね。とりあえず1段階成功。

宇佐美 つまり……<スカラー>がボーナス職能だ、と。

GM そうなるね。見事に全部試してくれちゃって。……決して結果を見てから決めたのではなく、敵の背景から設定してるんだよ？(苦笑)

宇佐美 瀬那ちゃんに【遺産】の解析終わらせてから処理してもらうのがベストかな？

瀬那 <スカラー>……【機械化】とか【実験体】とかってことかしら？

GM では次、月華。

月華 とりあえずメインはもう一度カメラの確認しますね。【隠形術】入れて<イントルーダー>……24と言ってクリア！

GM うーん、楽勝！

月華 よしよし。一度確認したので、今度は不要な部分を早回ししながらざーっと不審な点を流し出す。

GM うむ、しかし結果はこれだ。

月華 何も見つからない……？

GM うむ、じっくり映像を眺めたのだが……見つからない。月ちゃんの注意力や経験をもってしても見つけられないのは不思議。

月華 「んー…これだけ洗っても見えないのなら、カメラの範囲は一切通ってないのかな。となると、侵入経路を見直さないとなあ」

GM ……しかし、それは通常の、人間が侵入する経路を想定した場合の話。

月華 だね。

GM 相手がそうではない侵入経路をとっていた可能性が高くなったといえる。……君達の知り合いにも【テレポーター】がいるよーにね。

宇佐美 虎儿君のことだね。……4話のログは確認済みだよ！

月華 電線の内部を伝って入ってきた、とか。

GM そうそう。……ともあれ、そうやって敵の能力をある程度絞り込んだことによって、以後《分析》カテゴリは+1Dだ。

月華 【共通項】は2Dボーナス入ったから誰か抜いてくれないかな～と思いつつ、サブは〈スカラー〉で【侵入者】調べる……7。うん、無理ー。

GM ちょっと難しかったね。

月華 「後はお願いー」

景文 では僕。【共通項】を探ってみよう。素振りだけど、【オールマイティ】を使用して、都合+3D。

◆景文の〈？？？〉判定(5U6[6]+0) → 1,5,11[6,5],4,10[6,4] →31

瀬那 わー！

月華 おー、抜いた！

景文 ……ふう。

宇佐美 これがリアルフェイトですか。

GM まじか……。

宇佐美 GM、気をしっかり！(笑)

GM 目撃場所は大体自動車に関係しとるってことですな。

瀬那 車ねぇ？

宇佐美 車好きの犯人？

月華 自動車で電気って言うと……電気自動車？

GM ……お見事月ちゃん！ 大正解！

景文 おお？

GM まさしく、【盗電】は電気自動車がカギだ。……とゆーわけでオープン！

月華 あ、それでいいの？ すげぇ手番かかるなって思ってたところが開いた、らっきー♪

一同 はーん？

GM 月ちゃんは、景文の報告からもう一つの共通項に気づいた。それは充電プラグ。被害は全てEV車用の充電プラグのある場所に集中しているようだ。

景文 「月ちゃん、何か気づいたのかい？」

月華 「うん。共通してるのは充電プラグ。敵さんはそこからしか電気を充電できないんじゃない？」

宇佐美 なぁるほど。電気自動車の充電用プラグとしか規格があってないのか。

月華 えらい限定的だね。電池経由してとかなのかな？

瀬那 不思議ね？

GM ……さて、ここまでくれば、ダイワ自動車だけオフィス内にも入ってきた理由も思いつくんじゃないか？

瀬那 ええ～、そう言われても～？(笑)

GM 自動車屋さんの1Fには何があります？

宇佐美 ……整備スペース？

GM それも正解の一つ。ショールームや整備スペースがあり、車が入れるようになっているよね？ なので、EV用の充電器もあるんだ。室内にね。

月華 ……充電自体が目的？

瀬那 自動車の派遣社員さんかな？

宇佐美 自分のメンテを行っていた、とか？

月華 イマイチ目的がはっきりしないなあ。

GM 目的などは【侵入者】とか開いてみないとわからんかもだね。

月華 「うーん、機械のことは通りいっぺんのことしかわかんないや。瀬那は遺産のことで手いっぱいだもんなあ」と、本部の方に視線をやり。

瀬那 『ご、ごめんねえ？』

GM 他の情報も開示すればなにかわかるカポネ。

景文 「……まぁ、やれるところからやるしかないか」

GM あ、あと【対抗策】が開示されました。戦闘中の防御判定と《雷属性》への耐性が得られるぜい。

宇佐美 そういえば、敵はビリビリしてくる奴って前情報があったっけ。

景文 サブは【侵入者】振っておく……が、全然ダメ。(苦笑)

GM はい、お疲れ。(笑) じゃ、ラストは瀬那ちゃんー。

瀬那 はーい。では引き続き【遺産】を。思ったよりみんなの調査の進行が早いので、焦りながらも分析を続けます。

研究員(GM) 「やっぱりちょっと起動してみてくれる？」「ちゃんと回復するから」「ちょっとだけ、ちょっとだけだから！」

景文 やっぱこの分析班ダメなんじゃないか？(笑)

瀬那 まぁ、このままじゃ埒が明かないし、試しに起動して見せつつ<ミスティック>で判定!

◆瀬那の<ミスティック>判定 (3U6[6]+11) → 10[6,4],5,15[6,6,3]+11 → 41

瀬那 あ、あら？ なんかすごい出目？

研究員(GM) 「こいつはすげー!!」「君、我等のチームに入らないか？」「すごい……遺産の反応を面白いように引き出している」「捨てがたーい！ この感覚を知ってしまったら戻れなーい！！」

月華 やはり実際に動かしてみるのは大事だったみたいだね。

GM 研究員達は、想像を超えたその力にしばし圧倒され、魅了されるが——ややあって瀬那が遺物を停止させると、研究員たちは目を白黒させながら、一つの結論を出す。

瀬那 「ふぅ……どうでしょう？」

研究員(GM) 「そのルーン……それに魔力の質。神代の遺物に間違いないわ……」「ケルト……北欧神話……黄金……ままままままさかこれって……」「……でも、そうとしか考えられないわ」「これの正体は——」

宇佐美 どきどき。

GM その名を出すことに戸惑うかのように息を呑み、それから研究員たちは声を揃えて言う。「『ラインの黄金』――!!」

一同 ぶーーーーーっ!?

月華 まーたろくでもないものが……。

瀬那 な、なんでそんなものが!?

景文 それも日本の小豆畑に？

研究員(GM) 「それは、わからないけど……とにかく、順を追って説明しましょう。『ラインの黄金』については、どの程度知ってるかしら？」

瀬那 「えーと、アレですよね。オペラで有名な……？」

研究員(GM) 「そうね。日本ではワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』の第一幕、『ラインの黄金』に登場することで知られているわ。

英雄ジークフリート、或いはシグルドがニーベルング族から奪った呪われた黄金。『それを手にした者は世界を手にするほどの力を得るが、愛を失う』と言われ、その持ち主を次々に破滅に追いやった伝説の秘宝よ」

瀬那 「そんな遺物をあれだけ使ってたなんて……」(小声)

月華 愛を失う……か。こないだ景文にちょっかいかけてきた奴らと重なるな。勝手に破滅しそうなところも含めて。

景文 そんなものと縁があったとはなぁ……。

研究員(GM) 「ジークフリートの死後、ライン川に沈められた、と伝説にはあるわ。……まぁ、それらはあくまで伝説で、実際のところ何があったのかは解らないんだけど。

ただ、『ラインの黄金』の欠片は実はこれまでにも数個、世界各地で発見されているの。……なので、『ラインに沈めた』が比喩であり、誰の手にも渡らないように破壊され、なんらかの方法で世界各地にバラまかれた、そういう解釈もできるわ」

瀬那 「なるほど、そんな解釈も」

下っ端研究員(GM) 「ドラゴンボールみたいっすね！」

景文 下っ端さん……！(笑)

宇佐美 七つと数が決まっているわけではなさそうだけどね。(苦笑)

研究員(GM) 「恐らく、黒崎さんの起動した力も一部に過ぎないわ。その力が完全に解放されれば、何が起こるか……人類には想像することもできないでしょうね」

瀬那 大変な代物だったのね……！

研究員(GM) 「……とにかく、間違いなくそれは神話級の遺物で、国家レベルの保安機関が保守すべきものだわ」

宇佐美 『預かってもらえますかね？』

研究員(GM) 「ええ、もちろん。……国立博物館の地下にある、文化庁の遺失文明保全管理局に保管してもらうのが最善ね」

とにかく起動したい研究員(宇佐美) 「えーっ！ もっと黒崎さんに協力してもらって、バンバン起動させましょうよぉ！」(笑)

GM まぁ、そういう声もありそうだけど。「まだ調査したいッスけど……」「班長がそういうなら……」「さすがに神話級となるとな……」「他にいっぱい仕事溜まってるし……」「うおー思い出させんなよー」という感じで、研究員たちは納得。

月華 現実が襲い掛かる。

宇佐美 辛い……。

研究員(GM) 「そういうわけで、早速ワタリをつけたから、早々に引き取りにくると思うわ。具体的には1R後」

月華 動きが早い！ そしてメタい。(笑)

研究員(GM) 「なので、この件に関してはもう心配しないでいいからね」

瀬那 お任せしていいのかしら？

宇佐美 それだけ急がないといけない重要案件なんだね。

研究員(GM) 「大変なことに巻き込まれちゃったみたいだけど、さすがに国家レベルの保管機関だし」「そこでダメならどうせダメだからー」

宇佐美 このぶっちゃけよう。安心できる。(笑)

月華 わかりやすくてありがたい

瀬那 「ぶっちゃけますねえ」

GM ……さて、この件はぶっちゃけこのセッション中に判明しなくても、セッション終了したら解明する予定だったので、そこを頑張って解明した努力を認め、PC全員LP+1、亮子ポイントも+1のボーナスをさしあげよう！

瀬那 わぁい！

月華 ありがたぁい！

研究員(GM) 「あとは、例の【憑依体】の正体よね。……まぁ、その件はとりあえず『欠片』の保管が片付いたらじっくり調べてみましょうか」

GM ……てな感じで、とりあえず瀬那のメインがこれで終了だ。

瀬那 はーい。サブは【侵入者】を。【追想】も使って……31！

月華 さっすがぁ！

GM それでも現状2段階だね。

瀬那 「うーん、まだはっきりとしたことは解らないわね……？」って感じで〆です。

景文 ……それにしても、先生(亮子の父、亮司)は隠しただけで処置したつもりだったのか、これ？

GM 亮司は正体までは突き止められなかったからね。なんかわからんがこりゃヤバいぞ、と思って隠しとくよう指示しただけって感じだったんだろう。

景文 なるほど。

GM 実際、正体はICSSSAの研究員が最新技術で調べた&瀬那が起動できたので正体掴めた感じゃからね。

宇佐美 黄金のヤバさだけ感じとっただけでも亮司くんは鋭かったんだろうね。

GM 【遺物使い】以外にはただの小さな金の塊にしか見えなかったでしょうからね。

景文 確かに。……先生、疑ってすみません。(笑)

GM じゃあ3Rめ。今回もイニシア変更はいらんよね？ じゃ、ファストいってみよか～。

宇佐美 さて、悩みどころだね。どう動こうか？

瀬那 長距離移動は結構コストが厳しいから、迎えに来てもらえると助かります～。

月華 でも、宇佐美には調査も進めて欲しい。

景文 このRが終わると敵も登場するし、ダイワ自動車(エリア2)と駐車場(エリア7)近辺に集まっておきたい感はある。

宇佐美 ふむ。ではここで【用意周到】を使用。【高速移動】×2で瀬那を連れてエリア2に移動しましょう。

GM 元気なおじさんやな～。では合流。

瀬那 「わざわざありがとうございます」

宇佐美 「いいよいいよ～」

亮子(GM) 「こっちは今文化庁のお役人さんがきて確保していったわ。瀬那さん、みんなの手伝いお願いします～」と、送り出されていった瀬那ちゃんであった。

瀬那 「わかったわ！」と送り出されました！

月華 そういや情報もらったんだっけ、遺産のこと。「瀬那、こっちにきたってことは、あれ何か分かったの？」

瀬那 「うん。あれは『ラインの黄金』の欠片……詳しくは長くなるけど、かなり大変な代物ね」

宇佐美 「なんだかあっという間に調べちゃってたねー。将来はああいった仕事向いてるんじゃないかい」

瀬那 「こう見えてもああいったものにはよく触れてたもので。……とは言っても、あのレベルは初めてでしたけど」

月華 「よくわかんないけど、瀬那の顔見るとあまりよくないものだってのは分かった。専門機関が動いたんならお任せでよさそうだね」

GM 今頃国立博物館の地下数百メートルにある遺物保管庫に収められていることでしょう。

宇佐美 空間歪んでそう。

GM ルルブに載ってるICSSSAの竜守うずめちゃんのお姉さんとかが噛んでるよ、多分。

◆竜守家……ICSSSAと協力関係にある関東平野の竜(霊脈)を護る一族。関東圏内に限り、無限に近い霊力を行使できる最強クラスの【退魔】師を揃え、関東圏の霊的国防を担う。ICSSSAには本家の三女竜守しずめが所属している。→詳しくはこちら！

景文 「なんでそんなものを狙ってきたのかがわからないけれど。考えるだけ……かな」

亮子(GM) 『まぁ、ともあれ今は目の前の仕事を片付けないとね』

瀬那 「そうね」

GM ……ってなところで宇佐美さんからメインフェイズ。

宇佐美 では、【矛盾点】を。【ビジネストーク】とボーナスを乗せて、5D+13……うん、31で成功だよ。

月華 おつよい。

GM 宇佐美サンは、得意のビジネストークで、敵の正体に繋がる情報を探し回っていたところ、ちょと気になる点がございまして。

宇佐美 「あ！ あ！ ここまで来てる!! ここまで!!」 喉を指差すポーズ。(笑)

景文 「ふむ？」喉を見る。

宇佐美 景文君、素直でかわいい。(笑)

GM うん、まぁ、あれだ。条件を満たしているのに不審者の目撃情報がない……そんな場所が発覚するんだぜ。

宇佐美 「ああ～あそこあそこ！ ほら！ あのおっきな研究所！ あそこでも充電できそう。……でも不思議、全然不審者の話を聞かないんだこれが」

瀬那 「不思議ですね。ちょっと調べてみましょうか」

GM ……てなわけで、次のRから襲って来るのがわかってるこの段になって怪しい研究所の存在が明らかになりますた☆

瀬那 増えちゃった！ 今からエリア6は厳しいなぁ……！

月華 これは参るなぁ。

宇佐美 うーむ、研究所の調査はどうあっても4Rめにズレこんでしまうねえ。

景文 戦闘と調査を並行して進める形になりそうだね……。

GM まぁ、配置的にこのR中に潜入調査するのはほぼ不可能だからねえ。R最後の敵の配置を確認してから、次のRの配置を考えるしかないんじゃないかな。

月華 仕方ないなあ。

GM ……ってことで宇佐美さんのサブ。

宇佐美 んー、ここは【アシスト[1]】を瀬那ちゃんに。

GM では、瀬那ちゃんにベテランらしくアドバイスする宇佐美さんであった、とゆーところで月華のばんかな。

月華 はぁい。まぁ、このラウンドでは移動のしようないので、メインは【研究所1】。……<イントルーダー>で22、1段階成功。

GM 月華は宇佐美サンの情報を元に調べてみたんだけども、表向きは普通の研究施設なのでちょっと勝手が違ったんじゃろね。通り一遍のことしかわからんかった……って感じかな。

月華 まぁ、そんなところだね。サブは【侵入者】……って素振りじゃやっぱダメか。進展なしでおしまいー。

GM じゃあ、景文ー。

景文 はい。調べる項目は月ちゃんと同じですね。まずはメインで【研究所1】。【オールマイティ】を使用して……。

◆景文の<？？？>判定(4U6[6]+0) → 5,5,5,19[6,6,6,1] → 34

GM ええ……。

月華 おぉ！

宇佐美 これがリアルフェイト……！

GM あと1段階だが、【研究所1】は【研究所2】が軽減するタイプで、完全解決しなくてもokなイベントだから、ここで止めてもいいかもね。フレーバー的には、【矛盾点】にも書いてあるとーり、特に最新の医療機器や、義肢の開発で有名ということが裏付けられた、って感じかな。

景文 ふむふむ。

GM あっ、一応情報源として合津の奴を出しておくか。(笑)

瀬那 合津くん！(笑)

景文 なぜ！？(笑)

合津(GM) 『えー、まじでー、景文医大受けんのー？ え、違う？』

宇佐美 生合津君だー！(笑)

合津(GM) 『まぁ、このあたりじゃそこそこレベル高いよ。ふつーに。医大としちゃーパッとしなくて、研究所の方が有名だな。電動車椅子とか介護用ベッドとか、CTとかそのテの医療機器の研究とか、メーカーの依頼受けて臨床実験とかやってるって話だな』

景文 「さすが詳しいね。……いつも助かるよ」

合津(GM) 『なぁに、名有りNPCになったオレに不可能はないぜ！』

月華 メタい奴だね～。(笑)

合津(GM) 『特に後ろ暗いウワサとかスキャンダルとか出たことはないみたいだぜ』

景文 「助かったよ。ありがとう」

合津(GM) 『へへっ、いいってことよ。文化祭のミス研執事喫茶じゃ世話になったしな！』

景文 「執事服着て給仕するだけだからいうほどつらくはなかったな」

合津(GM) 『(ボソり)この天然無自覚モテ男め……！』(一同笑)

宇佐美 他校の生徒とかだとイケメンだってことしかわかんないし、印象が変わって(こういうの参加するんだー的な)本校の生徒にも人気が出て、亮子ちゃんがやきもきする回を希望。(笑)

GM そんな外伝もあったかもしれない。

宇佐美 合津くんは喋んなければねーとか言われてるタイプかな。(笑)

合津(GM) 「俺達には不可能なこと（女生徒をキャーキャー言わせて商売繁盛）をさも大したことないという顔でやる……！」

蛟儿(GM) 「だからお前が気にいらねえんだぁー!!!」

瀬那 どっから出てきたの！(笑)

景文 「ははは」

宇佐美 はははこやつめ、で流すあたりこのやり取りも何回もしてるんだろうなー。

景文 ……まぁ、それも最近だと思いますけどね。1話の時点ではあんまり人間味なかったし、一般人と話す意味あるの？ とか思ってた節があります。

GM 2話だと「なかなか話せる奴じゃん」、3話で「友達になりたいんだよ、オレらは」みたいに段々仲が進展してった記憶。

景文 でしたね。

宇佐美 妄想が捗るなあ。(笑)

月華 ちょっと腐臭が漂ってきたぞぉ。(笑)

瀬那 どきどき！

GM 相手が合津じゃなぁ。(苦笑) ……まぁ、そんなこんなでメイン終わり。サブは何する？

景文 サブは【侵入者】……15で一段階成功。

GM 宇佐美が対決した経験とかを鑑みても、やはり基本的には生物であることは多分間違いない。……が、何らかの特殊能力を持ち合わせてる可能性は高い。

宇佐美 なんかもう、対峙した時の記憶が曖昧になってて、ロボだったとかお化けだったとか言われても納得しちゃうな。

GM セッション前のことですからのう。

宇佐美 自分の記憶が一番信じられないお年頃なんです。(笑)

GM では、瀬那の番。

瀬那 はーい！ 宇佐美さんにサポートしてもらいつつ、【侵入者】を。

宇佐美 どんとふぃーる、しんく。

GM 逆だろ。(笑)

◆「Don't think.Feel」は『燃えよドラゴン』でかのブルース・リーが放った名言だ。

瀬那 「どんとふぃーる……。どんとふぃーる……」 遺物片手にぐるぐるおめめ。【追想】も使って……7D+10で判定！

◆瀬那の〈スカラー〉判定(7U6[6]+10) → 3,5,5,4,4,11[6,5],5+10 →47

GM たっか！?

瀬那 あと1で4段階ですね。LP1使って振り足し……49！

月華 ひゅーっ！

瀬那 「やりました、宇佐美さん！」

宇佐美 「わかってきたようだね、黒崎くん！(正直僕は全然わからないが!!)」

GM 心の声いらないから！(笑)

瀬那 サブも【侵入者】を！ 「もーっともーっと深いとこまで……」 LP削って【追想】を再使用。……38と言って全クリアです！

GM ……ふむ。

GM まず、電気を盗むような奴で、戸締り完璧なオフィスに侵入できる奴なので、異能は【不定形】【エレキネシス】持ちなのは確定。

攻撃は《雷[4]》があってそれなりに強力だが、君達は【対抗策】で《耐性：雷[+4]》を持っているから、4Dで13以上振らなければ気にしないでokだね。

景文 体を電気に変換して侵入……？

GM どういう状態かまでは3つめの異能が判明しないと解んない。

月華 それは研究所を調べるか、実際に対峙すれば解る感じかな。

GM せやね。

瀬那 「……なんとか分かった」 遺物の力使って、ちょっと意識がどこか行きかけてたところにハっと正気に戻る感じ。

GM 【追想】だからね。瀬那は、きっと現場の過去視かなんかで敵の正体を把握したのでありましょう。

宇佐美 めっちゃふぃーるじゃん。

瀬那 ふぃーるふぃーる。(笑)

月華 しんくはどこいった。

宇佐美 沈む方のしんくだった。(笑)

GM ……と、いうわけで3Rめまで終わり。

宇佐美 情報は大体開けた感だね。

月華 割と順調な方かな？

瀬那 うんうん。

GM さて、ここで敵の侵入周期がやってきます。……どうやら敵は、この辺りを周回して電気を盗んで回っているものとみられる。ダイワ自動車にやってくるのは今日あたりだろ、そうアタリをつけていたところ。

景文 ところ。

GM 駐車場と……そしてオフィスに。それぞれ謎の生物がにゅるりと侵入してくるのであった。

月華 そういや複数いるんだっけ！？ うー、戦うか【研究所2】を調べるか迷うなぁ……。

宇佐美 月華ちゃんは貫通ダメージで戦うからGP高い相手にも強いのね。

月華 それに、【バックスタブ】使えば出目期待値で完全回避できるんだよね。

景文 潜入調査は月ちゃんが一番得意だし、これは困るなぁ。

GM ふふふ！ ぶっちゃけ今回の戦闘コンセプトは「分断戦闘」だっ！

一同 ぐぬぬぬ……！

GM まず、「エリア2、エリア7には必ず1名以上を残し、戦闘を継続」しなければなりません。でなければ敵に逃げられて任務失敗。次に、「Round4以降、エリア2か7を制圧——PCが全員倒れるか、移動して誰もいない状態——に一瞬でもなったら任務失敗」。

瀬那 こわい！

GM 加えて。エリア6の情報がまだ開示されていないのでまだ何かあるかもね？ ……と、いうわけで誰を残して誰が戦うかが考えどころ。そんなコンセプトだ。

景文 自分は露出の関係でエリア2かなぁ。

瀬那 私は【飛行】を使えるから野外の駐車場の方がいいかな……？

月華 うーん、とにかくイニシア見てからかなあ。

GM うむ、とりあえずイニシアまでは今日やっちゃおうか。次回までに考える余地ができるしね。

一同 はーい！

イニシアチブの結果は月華[23]→瀬那&宇佐美[19]→景文[10]となる。

月華 よし、宇佐美より早い！ これで宇佐美に乗せてもらった後、自分の【高速移動】でエリア6にいける！

宇佐美 了解だ。……あとこれ、【用意周到】+【ヘイスト】の使い時だよね？

GM 【ヘイスト】……？ あっ、【アシスト】か！

説明しよう！

【用意周到】でファストアクションを2回できるようにし、【ヘイスト】でファストアクションでサブアクションを行えるようにし、サブアクションの【アシスト】を使用することで、自分よりイニシアチブの早い月華に【アシスト】を与えることができるのだっ!!

宇佐美 移動してから駐車場でバフればAPも節約できるからね。

GM 【用意周到】→【高速移動】→【ヘイスト】→【アシスト】か。できるなぁ……！

月華 リソース吐き出しまくって、11D+11で60出せば一発でクリア。それができないとどこかで2Rソロで耐えないといけない人が出る。

瀬那 私がエリア２かエリア７どっちいくかね……。

宇佐美 景文一人で平気かどうかか。

月華 【完全憑依】で1R耐えてもらって、次のラウンド宇佐美にダイワに高速で戻ってもらうとかもある。

GM ちなみにこれ、6Rまでに始末もしないとダメだからね。

宇佐美 宇佐美さんは盾にしかなれないから、敵をやっつけることは難しいぞ……。

GM どこかは手薄になると思うよ。

景文 僕は１ラウンドなら【完全憑依】で耐えるけど……。

GM 3D+24だからまあ、2回喰らっても死ぬことは（あんまり）ないと思うけどね。

月華 景文憑依なくてもアストラルバリアで22点とか弾くし、ハザードが起きなければ2R持つかな？

景文 耐えるだけならいけるはず。

GM ……まぁ、今相談したところで来週になったらどうなってたっけ？ってなる可能性高いよね。(笑)

瀬那 だよねー。(笑)

宇佐美 あるある。

GM 今日はこのくらいにして次回の頭に改めて相談するといいんじゃないかな。(笑)

一同 はーい！

月華 それにしても、やっぱりエリア6に出てきたかあ！ いや、出てくる気はしてたんだけど！

GM ふはは！ いやぁ、いい感じに残ってくれた！ まさに計算通りよ！

月華 ……いや、これ1個調査無しでぶっこ抜いてなんですから、かなりやばかったと思いますよ？

GM エリア6は戦闘前に抜き切らないで欲しいなー、って思ってたので、割と想定内なんだな、これが。……あと、【遺産】を抜いたからね。そこに手をかけたら厳しくなるようになってたのさ。

瀬那 【遺産】抜かなければちょうど良かった感ありますね、確かに。

GM 瀬那じゃないと厳しい調査をしれっと混ぜてたしね、【遺産】以外に。

月華 いやー、2Rで【遺産】終わってよかった！

GM HAHAHA！

月華 HAHAHA！

瀬那 ＨＡＨＡＨＡ！

GM ……まぁ、【侵入者】はちょっと難しすぎたね。そこにサブ手番を喰われ過ぎた感あるので、目標値下げて達成値上げた方が、進めてる感も出て良かったなぁ、とは思った。

月華 ですね～。

GM 宇佐美さんがもっと【アシスト】や【七つ道具】を駆使すると思ってたんだよね。

宇佐美 うう、実は【七つ道具】に関してはPP消費不要ってのを見落としていて、ちょっと使用を控えてしまったんだよ。ごめんねえ。

景文 そうだったんだ。……でも基本的に宇佐美さんの調査はしっかり進んでいたし、あんまり気にはならなかったな。

GM 【七つ道具】と【グッズメイカー】はかなり万能でヤバいスキルなんで多分そのうち調整が入るかと。(笑)

……ともあれ。まだ実際に戦闘に入っていないので、あんまり語るのもアレなんだけど、一応、現状は想定の範囲内の進行してるので、完遂目指して次回も頑張ってくれたまい！

一同 は～い！

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