霧のサンフランシスコ (2002.10.23)
「I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO」の本命盤・トニー・ベネットの邦題は『霧のサンフランシスコ』でした。(このベネットのバージョンを、私は中学三年の時に全校生の前で“アカペラ”で歌いました。《歌手デビュー(笑)》は“クルーナー”でした)
三戦目は『ソーシアの勝利』でしたね。ヘルナンデスの投球フォームが大きいことに注目してあの“巨体”のグロースにまで盗塁を仕掛けたりと、随分走りまくりました。
伊原西武が今日のような“仕掛け”をしてくると巨人は苦戦するだろうなぁ、と思わせるようなゲーム内容でした。
やはり今日も“対ボンズ”。最初の《1・3塁》でも敬遠しましたからね。あそこでうっかり勝負して“3ラン・ホームラン”を打たれてしまっては序盤で試合が決められてしまいます。あの《敬遠》が成功しました。(その代わり、打たれてもまだ点差がある場面では勝負して、またまたミゴトに打たれていました。1・2・3と三試合連続ホームランはWシリーズ新記録なそうです)
『短期決戦』というのは、“一つ”勝ったチームは“強く”見えますし、“一つ”落したチームは“弱く”見えます。
シリーズが終ってみないと、“本当の”分岐点がどこだったのか、というのは分からないもので、まだまだいろいろなドラマが待っているのでしょうが、しかしソーシアの《対ボンズ》の攻めは一貫していますし、結果“成功”しています。彼以外のケントやサンダースなどが活躍しないと「SFの攻撃」としてはボンズ“一人”に集約されてしまうのがツライところです。
ネットの“ニュース速報”を見ると、
「西海岸対決のWシリーズ、視聴率低迷 初戦は9%台」
とあり、
カリフォルニア州に本拠を置くジャイアンツ(サンフランシスコ)とエンゼルス(アナハイム)の対決となったワールドシリーズは、低視聴率に苦しんでいる。 AP電によると、第1戦の全国中継の視聴率は9.4%に終わり、開幕戦として過去最低だった昨年(ダイヤモンドバックス-ヤンキース戦)の10.4%を下回った。第2戦も今年は11.9%(昨年15.0%)にとどまった。
第1~2戦の平均視聴率は10.7%(昨年12.7%)。シリーズ全体の平均視聴率で昨年は3番目に低い15.7%だったことから、今年も厳しい数字が予想されている。過去最低は00年のニューヨーク対決、ヤンキース―メッツ戦(12.4%)。
特に視聴率の地域格差が大きく、第2戦視聴率はサンフランシスコが35.1%、ロサンゼルスが29.8%だったが、東海岸のニューヨークは10.9%にとどまった。
それでも、プライムタイムの他番組より高い視聴率だという。
他国のテレビの“視聴率”を(我が国に)《速報》する必要ってあるんだろうか?
だから「西鉄・広島」じゃ東の人達は関心が薄いのと同じだよ。「横浜・ロッテ」が西の人達が薄いのと同じ。アチラだって全く同じ構図。
《内容》ではなく、この数字を日本人に知らしめて、「だからどうだ」って言うんだろうか。(別に“内容”もMLBに興味のない人にまで知らせる必要もないけど)
これに限らず、最近いちいち《視聴率》を“ニュース”にするケースが多くなったけど、これ(一般に)“知らせる”必要ってどれくらいあるんだろう。
《愛子様》誕生の時まで「“視聴率”がどうの」なんて言ってたところがあったけど、いいのかよ。(そのワリには今回の《拉致事件》に関してはあんまり“視聴率”って騒がないね。“気を遣って”いるんだったら、もっと他のことにも気を遣えよ。そして“無意味な”ものはやめろ。SPAMメールには皆困っているが《SPAM ニュース》だよな。もう“ニュース”にもFILTERかけなきゃならない“時代”ということか・・・。報道は“天下の公器”なんだからさ、もっと他のマシなことを取り上げてよ)
《視聴率》のみならず、《枚数》と《順位》(どちらも“数字”)しか取り上げられない“とある”ジャンルもあるケド・・・。