松井、メジャー宣言! (2002.11.1)
あーーー。これで来年も“忙しく”なるぅ。(涙)(笑)
オフには“自費”でメジャー観戦もしていたそうですからね。やっぱり《強い》“意思”があったんですね。小川さんの『NUMBER』で既に《結論》は(暗に)書いてあった、ということになります。(お正月に既に《メジャー宣言》をしていたのですね)
どこでしょうねぇ?言われている“ヤンキース”でしょうか?
個人的には《西海岸》のチームに行って欲しいんですけど。見る“時間帯”として好都合なので!(って、アタシの都合に合わせてくれるワケないよねぇ(涙))
考えてみれば彼は“阪神ファン”だったワケで、何の因果か“一番キライな”巨人軍に入れられてしまった。もともとは「阪神に入って巨人を倒す」のが彼の希望だったワケですからね。(時期的に不謹慎な比喩だけど“拉致”されたようなモンだ。阪神側から言うとね)
思い出すねぇ。ドラフトで長嶋さんがクジを引き当てた時の“戸惑った”表情。(あーあ、と言いたかっただろうね)
ま、動物でも三日も一緒にいりゃ“情”がうつるっていうから、10年もいりゃ《巨人》に対する情も沸くのは当然だろうけど。
“拉致”したのは《長嶋さん》だからね。その工作員がいなくなった今となっては《故郷》へ帰りたいよね。
で。10年経ってみて、彼の“故郷”は一体どこなんだろうか?
もう“阪神”ではないよね。もちろん《巨人》ではない。拉致されたんだから。巨人は“育ての親”だね。
では、彼の生みの親は?
ワタシは、あのドラフトの翌日、ピンクのジャージを着て自宅の前でバットを振っていた松井君の姿が忘れられませんが、確か自宅の近辺は《田圃》じゃなかったですか?(何となくそんなイメージがあったのですが、こちらの思い込みかもしれません)
時代が違うから、いかに石川県でも、彼の時代は“田圃”じゃ野球しないか?
ま、冗談はここまでにして、彼には《(広い)FIELD》が似合う!ということです。(ドームは息がつまる)
《野》に帰してやりたい!
巨人にも世話にもなったし10年で培われた“愛”もある。《原巨人》には輝かしい“未来”もある。
しかし、彼がこれから何年間“選手”を続けられるか分からないが、松井の野球人生の《半分》が過ぎたことは確か。
これから《巨人のV10》《三冠王》《56本塁打》etcと、日本球界での目標はないわけではない。あるいは、彼の少年時代のココロに戻って“強いもの”を倒す!という側に回るのも面白い、と思ったかもしれない。しかし、今一番強いのは《巨人》。でも彼の“性格”から「育ての親」に立ち向かうようなことはしないし、国内での移籍は全く意味がない。
ということで、どうせ《挑む》のなら、今の巨人“以上”に強いチームがゴロゴロしている《メジャー》に挑戦した方が「強いものに立ち向かう」という少年時代のココロにも合致するし、“残りの半分”を賭けて挑戦する価値がある!と判断したのでしょう。(彼には“求道者”という側面もあるので、“自分”を更に高めて行きたい!という思いも強いのでしょうね。経営者側って「それは日本でもはどうしても出来ないものなのか?」って聞いて来るんだよね。“目先”しか見てない人って、そういう言い方をする)
ルリ子は言う。「滝さん!行かないで!」
アキラは言う。「渡り鳥に故郷なんかない」
オトコは“渡り鳥”!10年を“一宿一飯”と言うには長過ぎたけど、旅立つことにした。《新しい松井》を“作りに”。(いいねぇ。拍手だ!)
これからまた(日本型の)“特別な”攻めに合うことを考えるとユーウツだモンね。(もう“飽きた”よナ)向こうで《新人》として新たな気持でやることの方が(結果はどうあれ)間違いなく(野球人生として)楽しい!はずだよ。
ワタシは松井君の《初ホームラン》を実際に見た人間です。初カイセツ者としての登場を、松井君は記念して打ってくれた!(なに“自己中”なこと言ってんだ!)
彼の《第二の野球人生》もまた“見届ける”義務もありますし、もちろん“見続け”ますよ!
(あーー、メジャーのフィールドでホームランを打っている松井君の姿が浮かんで来た)