© 高 信太郎
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パパパヤ 其の四 : テレビの黄金時代 (2002.10.23)
「文藝春秋」に連載されていた時から読んでいましたがまとめて読むと時代の流れ(変化)がハッキリと分かりますね。小林さん説によると「テレビの“黄金時代”の終り」はきびしくいえば1971年、甘くみて《73年》である、とあります。
今“日本”の中心話題の《拉致事件》にも関係のある「よど号ハイジャック」が70年3月。あの「浅間山荘事件」が72年。73年が「オイル・ショック」。(現実面でもこの頃から今が繋がっているような気がしますね。『高度成長期』の終わりは「テレビの黄金時代」以外にもいろいろなものが終ったのですね。戦前からの“歌謡曲”の黄金時代も70年前後で“終って”います)
その“73”年にワタシは「三ツ矢サイダーCM」で“テレビ”にデビューしたのですが・・・。(そのCMが必ず流れていた番組はNTV『スター誕生』で、この本で中心的に出て来る“井原組”のものでした。当時のCMはビデオで録画していますが、CMの最後にちょこっと司会の欽ちゃんの姿が映っています。「ナイアガラ史」はテレビの黄金時代が終った年にスタートしたんですねぇ・・・。“ワタシ”が出られたということが《黄金時代》が“終って”いた証拠といえるでしょう(笑))
73年は「テレビ放送開始二十周年」だったそうで、「“20年間”であらゆる実験、エンターテインメントは試み終えられた感が深い」とあります。
《実験》している時が一番オモシロイ時代なんですよねぇ・・。
小林さんは明日(24日。木曜日)、文化放送の『吉田照美のやる気MANMAN』に出 演するそうです。(新刊が出るとこの番組に出演するのが恒例となった感があります)