Wシリーズ終了 (2003.10.26)
松井君にとっても、またワタシにとっても、最後は少し『辛い結末』にはなりましたが、これで《メジャーリーガー松井》の一年目が終了しました。プレーオフを含めての“全試合”出場、ご苦労様でした。
すこーーーし残念だったのは、初めて獲得した《ヤンキース四番》で一本も安打を打てなかったこと・・・ですネ・・・。
シーズン中も、ジオンビやバーニーが休みの時に“繰り上がり”的な四番はありましたが、その時もあんまり打てませんでした。メジャーでは、日本のような“名誉”としての《四番打者》という感覚はあまりなくて、単に“四番目の”打者、といういわれ方をしていますが(事実“三番”に最強打者を置いているチームは少なくないですけど)しかし、アメリカでも日本でも“やはり”四番は《四番》でしょう。シーズン中とは違って、今回のプレーオフでの《四番》は松井君が“獲得”したものだっただけに、“一本”はヒットを打っておきたかったですね、来期のために。ここがすこーーーし心残りですね。
チャンピオンになれなかったのは・・・まぁ、仕方ないですね。相手マーリンズの投手陣が若くてイキのいいのが多いことは分かってましたし、こういう展開を予想していた人も、中にはいたことは知っています。
でも、決して“負ける相手”ではなかったと思いますケド。(前回の優勝が97年なんだね。ワタシのシングル・リリースの年は『マーリンズが優勝』、ということになるね・・・。別に“縁”があるとは思えないケド・・・(笑))
《敗因》をグダグダいっても仕方ないですが、どうしてもあの5戦目の《ウエルズの初回降板》が気になります。8球投げて零点に押さえて、そして“急遽”降板です。「急に背中に痛みが走った」とのことですが・・・確かにシーズン中も“腰痛”で途中降板したり、ローテーションから外れた時期もありました。
しかしニュースを読むと、例のシーズン当初の“暴露本”問題や、オーナーとの確執なども取り沙汰されているようです。まさか暴れん坊・ウエルズが、スタインブレナーに一泡吹かせるための“降板”???だったのではないでしょうネ・・・。
更に「前日から、多少痛みを感じていた」とも述べているようで、投手コーチは「それなら前日にいってくれよ!ペティットを回して早い回にコントレラスを用意しておくという作戦も取れたんだ・・・」と語っているようです。
どちらにしても、ワタシのロードマップも、見事あのウエルズの“緊急初回降板”のおかげで完璧に狂いました。
更には松井のMVPどころか、ヤンキースの勝利まで・・・全部狂ってしまいました。
がしかし。ヤンキース側に“敗因”がなかったわけではないどころか“大あり”でしたから、この負けも“已む無し”という側面もあります。
とにかくシーズン中から《守備》が悪過ぎました。特に“ソリアーノ”。これじゃ“広島”をクビになるのは当然ですね。ヘタ過ぎ!
右翼手も、問題児だったとはいえ、“モンデシ”を置いておけば随分試合運びは違ってましたよ。
三塁手のブーンも、ウマイんだかヘタなんだか・・・。一塁手の守備もね・・・。
とにかく来年は守備を中心に、一から作り替えないと東部地区優勝もアブナイですね。
松井君自体は、年々歳々良くなって行くと思います。本来スロー・スターターですから、今年は“出来過ぎ”だと思います。(もっと悪い成績でも良かったと思いますよ、彼の場合は一年でどうこういう選手ではありませんからね。彼本人としては、一年目なのでどうしても“ある程度の数字”は残さなければ!という思いは強かったと思いますが)
これで【松井君とわたし】の2003年が終りました。(これも“わたしシリーズ”の一環だったのですね)
個人的には、野球よりも、松井君のおかげでNYを(また新たに)知ることが出来ましたし、更には(また新たに)アメリカも知ることができました。そして《世界》に、更に、関心を持ち始めました。松井君にはそのキッカケを与えて頂きました。感謝致します。
イチロー君の一年目(2001)も全試合観戦しましたが、二年目は、見るには見ましたが、一年目ほどの高揚感とまではいきませんでした。(野茂君の時も同じでしたね。最初のドジャース時代は熱心に見ましたが、他チームにいってからはあまり見なくなりました)
ですから、今年ほどの熱の入れ方は来年の“ヤンキース松井観戦”には出来ないかもしれません。(苔、真空管、散歩・・・どうも持続性がイマイチでんなぁ・・・)(一気に全部ナシ、というのではありませんが、初年度の“熱”というのは維持出来ません。区切り区切りで“最初のもの”が一番いい、というのが、ワタシという人間の“性分”なんじゃないでしょうか・・・)
さぁ!!!
これからは《長嶋ジャパン》の応援だ!
《日本シリーズ》
海の向うでは“6戦決着”となりました。さて、日本では?!
新聞などを見ると《6戦・杉内》《7戦・和田》と書いてあるところが多いようです。
もし杉内で負けるとなると、ホークスは「和田をたったの一試合しか投げさせずに負けてしまった」といわれるでしょう。
エースを“和田”として考えるなら、このようなローテーションを組んだのは日本シリーズ“初”といえます。通常、“後がない”チームは《エース》を立てるのがセオリーです。(ただ、ホークスの場合、杉内と和田が“同等”である、という解釈なら、それはセオリーとはいえませんけどね)
さて。杉内が出て来て、試合内容によっては「絶対勝つにはここで“和田”を出したい」などという場面になった場合です。
その時でも和田を使わずにできるか。
あるいは万が一、“今日”リリーフで和田を使った場合、明日はどうするか?(こうなったら最終戦ホークス有利とはいえない)
などなど。興味深いですね、投手起用。(ワタシのヨミは、前に書いた通り、3戦目で和田に代打を送った時点で王さんは“7戦勝負!”を考えた、という以前の通りです)
それと!
城島捕手。金本選手に打たれ過ぎちゃいます?(笑)確かに金本選手はあれくらいの能力はある人ですが、それにしてもポンポンと打たれました。
さて。問題は今日です。
もし、今日金本選手が“カンペキ”に押さえられたら、甲子園でのポンポンは“エサ蒔き”だったことになります。果たしてあれは《試し》だったのかどうなのか。
もし、“試し”でなかったとすると。
ワタシは城島捕手の《リード能力》を心配します。
何の?
《長嶋ジャパン》でんがな!
和田と城島の名前を出したのは、今から《長嶋ジャパン》の想定をしているんですよ!
今日のマーリンズ・ベケット投手のピッチングを見ると、松坂投手のメジャー選手に対する投球の大きな励みになったハズです。
で。甲子園での、あの城島捕手の“単調なリード”が、彼の《持ち味》だとしたら心配なんです。あれは“エサ蒔き”であったことにして欲しい。
《長嶋ジャパン》のために。(笑)
今日のワタシの見どころは《城島 VS 金本》です。
10月26日 18時