連合赤軍機関誌「銃火」創刊号

’71年7月13日、小袖ベース跡にて共産主義者同盟赤軍派の森恒夫・坂東國男と日本共産党(革命左派)神奈川県常任委員会の永田洋子・坂口弘・寺岡恒一は、軍事組織の統一による統一赤軍結成に合意。第三インターナショナル―日本共産党が設立された’21年7月15日から50年目にあたる’71年7月15日に統一赤軍は正式に発足した。

しかし革命左派議長で当時獄中にいた川島豪が「統一赤軍」の名称に反対し、8月18日に丹沢ベースにて「連合赤軍」への改称が正式に合意された。

後に内ゲバ殺人などで世の中を震撼させるこの組織は、赤軍派の軍事組織「中央軍」と、革命左派の軍事組織「人民革命軍」の組織合同によるもので あって、その機関紙(体裁としては「誌」がふさわしいが、『銃火』上では「機関紙」と書かれているのでその表記に従う。)が『銃火』である。

統一赤軍は、今回紹介する機関誌『銃火』上では単に「赤軍」とだけ言われ、或いは「統一された『赤軍』」と書かれ、「統一赤軍」の表記は見られない。なお、発行名義は“「赤軍」政治宣伝部”である。

なお、中身までは紹介しないが、共産主義者同盟赤軍派(革命戦争編集委員会)の『赤軍 共産主義者同盟赤軍派政治理論機関誌総集』に採録されているので、そちらを参照されたい。